レベッカ・シェイファー
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レベッカ・シェイファー(Rebecca Lucile Schaeffer、1967年11月6日 - 1989年7月18日)はアメリカ合衆国の女優。オレゴン州ユージーン出身。
テレビドラマ“My Sister Sam”にレギュラー出演して人気を得、これからの活躍が期待されていたが、1989年7月18日、彼女をストーキングしていたロバート・ジョン・バルドに、自宅アパートで射殺された。21歳没。
バルドは当初、「アメリカ史上最年少の親善大使」ことサマンサ・スミスをストーキングしていたが、1985年に彼女が飛行機事故死すると、シェイファーにその対象を替え、3年間ものストーキングの末、凶行に及んだ[1][2]。
バルドは裁判で終身刑に処せられた。なお、彼もジョン・レノンを殺害したマーク・チャップマン同様、『ライ麦畑でつかまえて』の本を持ち歩いていたが、「真似したわけでない、偶然だ」と主張している[3]。
この事件をきっかけに、翌1990年、カリフォルニア州で全米初のストーカー防止法が制定された。
当時恋人だった映画監督のブラッド・シルバーリングは、この時に体験した監督と彼女の家族との関わりを基に、2002年に映画『ムーンライト・マイル』を制作した[4]。
脚注
- ↑ Snow, Robert L. (1998). Stopping a Stalker: A Cop's Guide to Making the System Work for You. New York: Da Capo Press, 72. ISBN 0-306-45785-7. Retrieved on 2009-09-01.
- ↑ Ramsland, Katherine. “Stalkers: The Psychological Terrorist”. Crime Library. . 2009閲覧.
- ↑ "Police Directed to Evidence in Actress' Death, The Los Angeles Times, July 21, 1989
- ↑ (2006) True Stories of Law & Order: The Real Crimes Behind the Best Episodes of the Hit TV Show. Berkley Books. ISBN 0-425-21190-8.