リゾーニ
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リゾーニ(Risoni)とは、米粒の形をしたパスタの一種である。日本語ではリゾニと表記することもある。
概要
ショートパスタとして分類される。粒の大きさは、松の実よりは小さいが、同じくパスタの一種であるクスクスよりは大きい。
元々オオムギを原料に作られていたことから、イタリアではオオムギを意味する「オルゾ(またはオルゾー)」(Orzo)と呼ばれることもある[1]。しかし日本では、イタリアのバリラ社が日本製粉を通じて「risoni」(イタリア語で大きな米の意味)という商品名で販売していることから、この名が定着している。現在ではセモリナ粉を原料としており、マカロニの一種として分類されることもある。
ギリシア料理では「クリタラーキ」(kritharáki)、トルコ料理では「シェフリエ」(şehriye)と呼ばれている。
入手・調理法
日本では、輸入食材を扱う店(関東地方での例として、成城石井、紀ノ国屋など)でないと入手できないことが多い。
バリラ社のサイトによると、標準茹で時間は約11分とされる。茹であがったリゾーニはスープやサラダ、キャセロールに入れたり、ラグーソースを絡めたりした料理に用いられる。またその形状から、リゾットに米の代わりに入れるというレシピも存在する。
脚注
- ↑ 日本では、本来のオオムギの意味と区別するために「オルゾ・パスタ」または「オルゾー・パスタ」といった呼び名も見られる。