ヨネクラボクシングジム
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ヨネクラボクシングジムは、東京都豊島区目白二丁目に存在した、プロボクサー養成を主目的としたボクシングジム。運営は株式会社ヨネクラプロモーション。
Contents
沿革
メルボルンオリンピック選手で、プロボクシング日本フライ級、東洋太平洋バンタム級王者の米倉健司が1963年3月に開設し、会長を務めた。
同ジムからは、これまで5人の世界王者を生み出している。これは協栄・帝拳ジムに次いで日本プロボクシング協会加盟ジム世界王者輩出数歴代3位の記録である。さらに東洋太平洋は8人・日本王者は歴代最多となる31人にものぼり「日本一のチャンピオンメーカー」の異名を謳われた。また米倉がアマチュア出身だったこともあり、アマチュア選手の育成も行った。
柴田国明が世界王者だった1970年代には、BVDの日本法人(現在の富士紡ホールディングスとは違う会社)がスポンサーにつき「BVDヨネクラボクシングジム」という名称だったことがある。
米倉は以前から「ジム経営は自分一代限り」と明言していたが、2017年4月、自身の年齢や体調等を理由に同年8月末をもってジムを閉鎖することを発表[1]、同年8月31日の最終日には成田城健(元日本ライト級王者)、西澤ヨシノリ(元日本ミドル級王者)らジムOBも駆けつけて最後の練習を見守り、ジムの歴史に幕を下ろした[2]。
概要
その選手の性格に合ったボクシングスタイルを見つけ、育てることを信条としている。
選手
ジム出身世界王者
- 柴田国明(WBCフェザー級、WBA・WBCスーパーフェザー級)
- ガッツ石松(WBCライト級)
- 中島成雄(WBCライトフライ級)
- 大橋秀行(WBA・WBCミニマム級)
- 川島郭志(WBCスーパーフライ級)
主な現役選手
引退した主な選手(世界王者以外)
- 林守(元日本ジュニアライト級王者)
- 東海林博(元日本ジュニアライト級、ジュニアウェルター級王者)
- 千葉信夫(元日本フェザー級、元OPBF東洋太平洋同級王者)
- 清水精(元日本ジュニアフェザー級王者)
- 辻本章次(元日本ウェルター級王者)
- 岡野正治(元日本ジュニアフェザー級王者)
- 岩本弘行(元日本ジュニアフェザー級王者)
- 吹打竜(本名・原田達実、元OPBF東洋太平洋ジュニアライト級王者)
- 石垣仁(元日本バンタム級王者)
- 成田城健(元日本ライト級王者)
- 友伸ナプニ(元日本フェザー級王者)
- 宮田賢二(元日本ミドル級王者)
- 田中敏之(元日本フェザー級、元日本ジュニアライト級王者、移籍先でライト級王座を獲得)
- 小林裕幸(元日本フェザー級王者)
- ヨネクライコニ(元日本ジュニアライト級王者)
- 東條信次(元日本ミドル級王者)
- 中島俊一(元日本ジュニアバンタム級王者)
- 山本義広(元日本ジュニアウェルター級王者)
- 古城賢一郎(元日本ジュニアライト級王者)
- 松本好二(元日本フェザー級、元OPBF東洋太平洋同級王者)
- 瀬川設男(ソウル五輪日本代表。元日本バンタム級、元日本スーパーバンタム級王者)
- 松島二郎(元日本バンタム級王者)
- 永瀬輝男(元日本ウェルター級王者)
- 北野隼(元日本ライトフライ級王者)
- クレイジー・キム(元OPBF東洋太平洋・元ABCO・元日本スーパーウェルター級王者など全6王座獲得)
- 大曲輝斎(元日本ウェルター級王者)
- 山口裕司(OPBF東洋太平洋ウェルター級王座獲得後に移籍)
- 西澤ヨシノリ(元OPBF東洋太平洋スーパーミドル級・ライトヘビー級王者、元日本ミドル級王者)
- 嶋田雄大(元日本ライト級王者)
かつての練習生
ヨネクラジム関連画像
- Yonekura boxing gym Tokyo 02.jpg
ジム外観
- Yonekura boxing gym Tokyo 03.jpg
練習風景
脚注
- ↑ ヨネクラジム 8月閉鎖 ガッツ、大橋ら世界王者5人輩出の名門 - Sponichi Annex、2017年4月28日 05:30配信、同年5月14日閲覧
- ↑ “ヨネクラジム55年の歴史に幕 OB成田氏ら集結”. ニッカンスポーツ・コム. 日刊スポーツ新聞社. (2017年8月31日) . 2018閲覧.
- ↑ 3.0 3.1 ヨネクラボクシングジム 杉田兄弟のブログ 2008年4月4日