メッセージ (アップル)
メッセージ (Messages) は、アップルが開発・提供しているインスタントメッセージアプリケーションである。macOSとiOSで動作する。
2012年7月にリリースされたOS X Mountain Lionと共にMacネイティブのインスタントメッセージクライアントとしてiChatを引き継ぐ形でリリースされた[1]。iChatのメジャーな機能を受け継いでおり、新たにiMessageを対応させたことでFaceTimeのようなアップルのiOS対応メッセージサービスを使用できるようになった。
Contents
iOSバージョン
当初はSMSしか送受信できず、アプリ名も「SMS」だった。その後、iOS 3.0でマルチメディアメッセージングサービス (MMS) に対応し、アプリ名も「SMS/MMS」に変更。その後iOS 5.0でiMessageに対応し、アプリ名は「メッセージ」に変更された。iPadやiPod Touchにも移植された。
iOS10.0より、エフェクト付きのメッセージ、手書きのメッセージ、ステッカー、Digital Touchの送信ができるようになった。また、ステッカーを写真と組み合わせられるようになった。
macOSバージョン
2012年2月16日にOS X Mountain Lionのディベロッパープレビュー版の一部として発表された[2]。OS X Mountain Lionのリリース開始時、MessagesはiChatに代わりデフォルトのmacOSインスタントメッセンジャーになった。同年6月末よりアップルのウェブサイトではMac OS X Lionの無料ベータ版がダウンロードできる[3]。翌7月にはMessagesの最新バージョンを内包したOS X Mountain Lionの最新バージョンがリリースされた[4]。
機能
前作iChatと同様Messagesも文章や音声の送信と画面共有機能がある。Messagesにはまたビデオ会議機能も備わっておりアップルのビデオ呼び出しアプリケーションであるFaceTimeを利用可能な場合使用する。しかし、他のインスタントメッセージクライアントのインターフェイスではビデオ機能が有効にならない[5][6]。
Messagesは以前iOS 5で動作するデバイスのみで利用可能だったアップルの無料のインスタントメッセージサービスであるiMessageに対応しており、XMPP(アプリケーションでは過去名のJabberと表示される)、AIM OSCARの両方をサポートする。加えて、Yahoo! MessengerやGoogle トークに直接接続できる[3]。
脚注
- ↑ Apple Unveils Mac OS X 10.8 Mountain Lion Coming this Summer
- ↑ OS X Mountain Lion - Inspired by iPad. Made for the Mac, Apple . 2012閲覧.
- ↑ 3.0 3.1 February 17, 2012 By Kelly Montgomery Tweet (2012-02-17), Hands on with Messages Beta for Apple OS X Lion, Digitaltrends.com . 2012閲覧.
- ↑ Cheng, Jacqui. “OS X Mountain Lion now available via Mac App Store”. Ars Technica. . 31 July 2012閲覧.
- ↑ “Your questions and answers about Messages beta on the Mac”. Ars Technica (2012年3月3日). . 2012閲覧.
- ↑ Dylan Love (2012年2月16日). “Apple Messages For Mac”. Businessinsider.com. . 2012閲覧.