ムギ
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麦(むぎ)とは、コムギ、オオムギ、ライムギ、エンバクなど[1]の、外見の類似したイネ科穀物の総称である。
農林水産省の統計では、コムギおよびオオムギの3変種(カワムギ、ハダカムギ、ビールムギ(Hordeum distichum))を四麦(よんばく)として扱っている。コムギと六条オオムギ(カワムギ、ハダカムギ)を三麦と呼ぶ場合もある。
二年草であることから、去年草(こぞくさ)という異称がある。
英語には、多くの種類を総称した日本語の「ムギ」に相当する表現はなく、種類によってbarley(大麦)、wheat(小麦)などと使い分けられている。
…ムギ・…バクと呼ばれる植物
…ムギ・…バクと呼ばれる植物は、イネ科イチゴツナギ亜科に広く分布している。コムギ、オオムギ、ライムギ、エンバクはいずれもこの亜科に属する。ただし例外的にハトムギはキビ亜科で、コムギやオオムギよりススキやトウモロコシに近縁である。
必ずしも種子を食用・飼料用とするとは限らず、牧草として栽培されたり、雑草として自生したりするものもある。
出典
関連項目
- テル・アブ・フレイラ遺跡 - 最古の小麦とライ麦が発見されている
- 麦秋 - ムギの収穫期である初夏を表す言葉。夏の季語。