コールラビ
提供: miniwiki
コールラビ(学名:Brassica oleracea var. gongylodes、独名:Kohlrabi)はアブラナ科の越年草。原産地は地中海北部。球状に肥大した茎部を食用とする。語源はドイツ語で、キャベツをさすkohlとカブをさすrabiより[1]。
和名はカブカンラン(蕪甘藍)、キュウケイカンラン(球茎甘藍)、カブタマナ(蕪玉菜)。いずれも Kohlrabi の直訳である(甘藍、玉菜=キャベツ)。
食味
風味や食感はブロッコリーの茎やキャベツの芯にやや似るが、果肉部の率が高いため、柔らかく甘みがある。特に若い茎ではリンゴのようなさくさく感とみずみずしさがある。一般に直径5cmを超えるものは硬くなってしまうが、"Gigante"という品種では10cm以上の大きさでもよい食感を保つ。
品種
コールラビやキャベツなどの野生種であるヤセイカンラン(B. oleracea)から、茎の肥大性に着目した人為的な選抜により作られた。
品種名としては
- White Vienna
- Purple Vienna
- Grand Duke
- Gigante ("Superschmeltz")
- Purple Danube
- White Danube
などがあり、品種によっては家畜飼料用に栽培される。
皮が薄黄色のものと紫色のものとがあるが、可食部は薄黄色である。
栄養素
基本的にキャベツに似る。ただしキャベツにカルシウムが多いのに対しコールラビにはカリウムが多い。またビタミンKやカロテンは少ない。[2]
脚注
- ↑ バーバラ・サンティッチ、ジェフ・ブライアント; 山本紀夫監訳 『世界の食用植物文化図鑑』 (第1刷版) 柊冬舎、2010年1月20日。ISBN 978-4903530352。
- ↑ “コールラビ 期待される効能 効果”. 栄養健康サイトGALOP. . 2018-2-10閲覧.