ギリアド・サイエンシズ

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ギリアド・サイエンシズ: Gilead Sciences)は、アメリカ合衆国を拠点とする世界第2位の大手バイオ製薬会社であり、治療薬の発見、開発と商品化を行っている。1987年の創業以来、HIVB型肝炎C型肝炎インフルエンザといった感染症治療のための抗ウイルス剤開発を事業の中心としている。本拠地はカリフォルニア州フォスターシティ日本法人は2012年に設立。

抗インフルエンザ薬オセルタミビルの世界独占特許権も保有している。1996年に開発し、スイスの製薬会社ロシュ社にライセンス供与している(同社から、商品名「タミフル」として発売されている)。また、米食品医薬品局(FDA)は、同社開発の経口抗レトロウイルス薬「ツルバダ(Truvada)」を、エイズウイルス(HIV)への感染を予防する薬として世界で初めて承認した。

また、C型肝炎の経口治療薬ソホスブビル(ソバルディ®)及びレジパスビルとの合剤(ハーボニー®)を開発し、世界的に支持を広げている。2015年現在、前者は日本で承認され[1]、同社が日本で初めて発売する商品となった[2]。後者も7月3日に承認された[3]

アメリカ合衆国の政治家、ドナルド・ラムズフェルドが1997年1月から国防長官に就任する2001年まで会長を務めていたことでも知られる。

脚注

外部リンク