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耳石(じせき)は、脊椎動物内耳にある炭酸カルシウムの結晶からなる組織である。いわゆる平衡胞に含まれる平衡石であり、平衡感覚聴覚に関与する。ヒトのものは聴砂とも呼ばれる。

魚類のものが有名で、特にイシモチの名はこれにちなむものである。その断面は木の年輪のような同心円状の輪紋構造がみられ、1日に1本が形成される。これを日輪(にちりん)と呼び、年齢推定を日単位で行うことができる。

2006年には耳石による年齢推定法により、ニホンウナギの産卵場所の特定などにも活用されている。

剥離したものの粉が三半規管に侵入することで、良性発作性頭位めまい症の一因となる。