|
|
1行目: |
1行目: |
| {{Otheruses}} | | {{Otheruses}} |
| {{五大洋}} | | {{五大洋}} |
− | '''太平洋'''(たいへいよう)は、[[アジア]](あるいは[[ユーラシア]])、[[オーストラリア]]、[[南極]]、南北[[アメリカ大陸|アメリカ]]の各[[大陸]]に囲まれる、世界最大の[[海洋]]。[[大西洋]]や[[インド洋]]とともに、三[[大洋]]の1つに数えられる。[[日本列島]]も太平洋の周縁部に位置する。面積は約1億5,555万7千平方キロメートルであり、全地表の約3分の1にあたる。英語名からパシフィックオーシャン([[w:Pacific ocean|Pacific ocean]])とも日本語で表記されることもある。 | + | '''太平洋'''(たいへいよう) |
| | | |
− | == 概要 ==
| + | 世界三大大洋中最大の大洋。アジア,オーストラリア,南北アメリカの各大陸に囲まれ,北はベーリング海峡で北極海に通じ,南は南極大陸に達する。大西洋とはドレーク海峡で接する。インド洋との境界は明瞭ではないが,スマトラ島から小スンダ列島に沿ってティモール島,そこからオーストラリアのロンドンデリー岬までと,タスマニアからバス海峡を通って南極大陸までとされる。面積約1億 6525万 km<sup>2</sup> (付属海を除く) ,平均水深 4280m,最大深度1万 1034m。ベーリング海,オホーツク海,日本海,黄海,東シナ海,南シナ海,アジア・オーストラリア地中海など多くの付属海がある。大陸や島弧に平行して多くの海溝があり,中部から西部には多数の海嶺,海山列があり,海洋島が散在する。特に東太平洋海膨の存在は大西洋中央海嶺とともに海底地質学上最大級の問題を提供している。流入する河川は少い。アジア大陸側の海岸線が不規則であるのと対照的に,東太平洋の海岸線は一部を除いて規則的で,大陸棚が狭い。海流は,赤道反流をはさんで,北半球は時計回り,南半球は反時計回りの環流がかなり明瞭にみられる。 |
− | [[ファイル:Pacific Ocean.png|right|thumb|300px|太平洋の位置。三角印で示された点は、太平洋の最深点である[[チャレンジャー海淵]]{{enlink|Challenger Deep|a=on}}。]]
| + | |
− | | |
− | 太平洋は[[地球]]表面のおよそ3分の1を占め、その面積はおよそ1億7970万平方キロメートルである。これは世界の海の総面積の46%を占め、また地球のすべての陸地を足したよりも広い<ref name="ebc">[http://concise.britannica.com/ebc/article-9374340/Pacific-Ocean Pacific Ocean]". ''[[Encyclopædia Britannica|Britannica Concise]].'' 2006. Chicago: Encyclopædia Britannica, Inc.</ref>。また、日本列島のおよそ473倍の面積である。
| |
− | | |
− | [[北極]]の[[ベーリング海]]から[[南極海]]の北端である南緯60度(古い定義では[[南極大陸]]の[[ロス海]]までだった)まで、およそ1万5500キロメートルある。太平洋は北緯5度ぐらい、つまりおおよそ[[インドネシア]]から[[コロンビア]]と[[ペルー]]の海岸線までの辺りで東西方向の幅が一番大きいおよそ1万9800キロメートルになる。これは地球の半周とほぼ同じ長さで、地球の衛星である月の直径の5倍以上の長さである。また、現在分かっているうちで地球上で一番深いところである[[マリアナ海溝]]は太平洋にあり、その深さは海面下1万911メートルである。太平洋の平均深度は4028メートルから4188メートルである<ref name="ebc"/>"。
| |
− | | |
− | 太平洋には2万5000もの[[:Category:太平洋の島|島]]がある。これは、太平洋以外の海にある島をすべて合計した数よりも多い。大部分は[[赤道]]より南にある。部分的に沈んでいる島も含めて、その数は継続的に多くなっている。
| |
− | | |
− | 太平洋は現在[[プレートテクトニクス]]によって、長さにして1年におよそ2から3センチずつ狭まっており、面積にして1年におよそ0.5平方キロメートルずつ狭まっている。その一方で[[大西洋]]は広がっている<ref>[http://www.bucknell.edu/x17758.xml "Plate Tectonics"], Bucknell University. Retrieved 9 June 2013.</ref><ref name="Young2009">{{cite book|last=Young|first=Greg|title=Plate Tectonics|url=http://books.google.com/books?id=aqTxe74R5LwC&pg=PT9|accessdate=9 June 2013|year=2009|publisher=Capstone|isbn=978-0-7565-4232-0|pages=9–}}</ref>。
| |
− | | |
− | 太平洋の西側のへりには不揃いな海が多くある。大きいものとしては[[セレベス海]]、[[サンゴ海]]、[[東シナ海]]、[[南シナ海]]、[[フィリピン海]]、[[日本海]]、[[スールー海]]、[[タスマン海]]、[[黄海]]などがある。太平洋は、西部にある[[マラッカ海峡]]で[[インド洋]] とつながり、東南部にある[[ドレーク海峡]]および[[マゼラン海峡]]で[[大西洋]]とつながり、北部の[[ベーリング海峡]]で[[北極海]]とつながる<ref name="Organization1953">{{cite book|author=International Hydrographic Organization|title=Limits of Oceans and Seas|url=http://books.google.com/books?id=wD0dAQAAIAAJ|accessdate=9 June 2013|year=1953|publisher=International Hydrographic Organization}}</ref>。
| |
− | | |
− | 太平洋は、ほぼ中央を通る[[180度経線]]を境に[[西半球]]と[[東半球]]とに分けられている。'''東'''半球にある部分を'''西'''太平洋といい、'''西'''半球にある部分を'''東'''太平洋という<ref name="Lydia">{{cite book|author=Agno, Lydia|title=Basic Geography|url=http://books.google.com/books?id=HofX9zL4YQEC&pg=PA25|accessdate=9 June 2013|year=1998|publisher=Goodwill Trading Co., Inc.|isbn=978-971-11-0165-7|pages=25–}}</ref>。180度経線は基本的には[[日付変更線]]と可能な限り同一になるように定められており、両者が異なる場合も海上を通るように設定されているため、太平洋は中央部で日付変更線に分断される形となっており、東西で日付が1日違う。
| |
− | | |
− | [[フェルディナンド・マゼラン|マゼラン]]が[[マゼラン海峡]]から[[フィリピン]]まで航海した時、その旅程のほとんどは実に穏やかだった。しかし、太平洋は常に穏やかなわけではない。多くの[[熱帯低気圧]]が太平洋の島を襲う<ref>[http://www.britannica.com/EBchecked/topic/437703/Pacific-Ocean/36086/The-trade-winds "Pacific Ocean: The trade winds"], ''Encyclopædia Britannica''. Retrieved 9 June 2013.</ref>。[[環太平洋地域]]には[[火山]]が多い。また[[地震]]もよく起こり<ref name="Murphy1979">{{cite book|last=Murphy|first=Shirley Rousseau|title=The Ring of Fire|url=http://books.google.com/books?id=xyJbAAAAMAAJ|accessdate=9 June 2013|year=1979|publisher=Avon|isbn=978-0-380-47191-1}}</ref>、それに伴ってしばしば[[津波]]も発生し、多くの街や島を破壊してきた<ref name="Bryant2008">{{cite book|last=Bryant|first=Edward|title=Tsunami: The Underrated Hazard|url=http://books.google.com/books?id=6lvl6i7r2CcC&pg=PR26|accessdate=9 June 2013|year=2008|publisher=Springer|isbn=978-3-540-74274-6|pages=26–}}</ref>。
| |
− | | |
− | == 名称の由来 ==
| |
− | [[探検家]]の[[フェルディナンド・マゼラン]]が、[[1520年]] - [[1521年]]に、世界一周の航海の途上で[[マゼラン海峡]]を抜けて太平洋に入った時に、荒れ狂う大西洋と比べたその穏やかさに、"{{lang|pt|Mar Pacifico}}" (平和な海)と表現したことに由来する<ref>{{cite web|url=http://www.newadvent.org/cathen/09526b.htm |title=CATHOLIC ENCYCLOPEDIA: Ferdinand Magellan |publisher=Newadvent.org |date=1910-10-01 |accessdate=31 October 2010}}</ref>。またマゼランは太平洋に入り[[セブ島]]まで、太平洋を横断する間に暴風に遭わなかったためにこのように名付けたともいう。
| |
− | | |
− | 従って、[[日本語]]の「'''太'''平洋」(太平/泰平な洋)は、この "{{lang|pt|Mar Pacifico}}" をほぼ忠実に訳した語である。
| |
− | | |
− | == 地理 ==
| |
− | [[ファイル:Trieste (23 Jan 1960).jpeg|thumb|right|200px|[[潜水艦]]の[[トリエステ (潜水艇)|トリエステ]]。1960年1月23日に[[マリアナ海溝]]の底へ潜った。]]
| |
− | | |
− | === 海 ===
| |
− | 太平洋は赤道を境界として[[北太平洋]]、[[南太平洋]]と区別されることも多いが、この場合[[ガラパゴス諸島]]と[[ギルバート諸島]]に関しては赤道を南北にまたぐものの南太平洋に属するものとして扱われる<ref name="IHO1953">{{cite web
| |
− | |author = International Hydrographic Organization
| |
− | |year = 1953
| |
− | |url = http://www.iho-ohi.net/iho_pubs/standard/S-23/S23_1953.pdf | |
− | |title = Limits of Oceans and Seas, 3rd edition
| |
− | |publisher = [http://www.iho.int/english/home/ International Hydrographic Organization]
| |
− | |location = Monte Carlo, Monaco
| |
− | |accessdate = 12 June 2010
| |
− | |archiveurl = https://web.archive.org/web/20111008191433/http://www.iho-ohi.net/iho_pubs/standard/S-23/S23_1953.pdf
| |
− | |archivedate = 2011年10月8日
| |
− | |deadlinkdate = 2017年10月
| |
− | }}</ref>
| |
− | | |
− | 付属海は、北から[[ベーリング海]]、[[オホーツク海]]、[[日本海]]、[[黄海]]、[[フィリピン海]]、[[東シナ海]]、[[南シナ海]]、[[スールー海]]、[[セレベス海]]、[[ジャワ海]]、[[フロレス海]]、[[バンダ海]]、[[アラフラ海]]、[[サンゴ海]]、[[タスマン海]]。太平洋には大西洋のような大規模な対流はない。主な海流に[[黒潮]]、[[親潮]]、[[カリフォルニア海流]]、[[北赤道海流]]、[[ペルー海流]](フンボルト海流)などがある。海流の作る渦は旋廻渦と呼ばれ、[[北太平洋旋廻]]の中心には[[太平洋ゴミベルト]]と呼ばれるゴミの海域が広がっている。
| |
− | | |
− | === 水深 ===
| |
− | 最深部はかつて[[マリアナ海溝]]のビチアス(ヴィチャージ)海淵 (11,034m) であるとされていたが、その後の測定の結果、この測定値には疑問がもたれており、現在では同じマリアナ海溝のチャレンジャー海淵の10,920±10mが確実な値とされる。これは米国の[[スクリップス海洋研究所]]所属のトーマス・ワシントン号および[[海上保安庁]][[海洋情報部]]所属の拓洋によって測量された水深値を元に、1992年4月英国で開催された第8回GEBCOオフィサー会議で報告・了承された値である。平均深度は4280メートル、総水量は7.1億立方キロメートルである<ref name="ebc"/>。
| |
− | | |
− | === 陸 ===
| |
− | [[ファイル:Aliso Canyon mouth.JPG|thumb|left|185px|[[南カリフォルニア]]の海岸から太平洋を望む。]]
| |
− | | |
− | 太平洋全体で最も大きい陸塊は[[ニューギニア島]]である。ニューギニア島は世界で2番目に大きい島でもある。太平洋のほぼすべての小さな島は北緯30°から南緯30°の間、およそ[[東南アジア]]から[[イースター島]]までの間にある。[[最終氷期]]の間、海水面が低くなっていた関係でニューギニア島はオーストラリア大陸の一部だったので、[[ボルネオ島]]と[[パラワン島]]のくっついたものが一番大きい陸塊だった。
| |
− | | |
− | 太平洋中央部の島々は、大きく[[メラネシア]]、[[ポリネシア]]、[[ミクロネシア]]の三つに分けられる。
| |
− | | |
− | 北端の[[ハワイ諸島]]と東端の[[イースター島]]、南端の[[ニュージーランド]]を結んでできる大きな三角形の中を占める[[ポリネシア]]は三つの海域中最も広く、[[クック諸島]]、[[マルキーズ諸島]]、[[サモア]]、[[ソシエテ諸島]]、[[トケラウ]]、[[トンガ]]、[[トゥアモトゥ諸島]]、[[ツバル]]、[[ウォリス・フツナ]]等の群島や島嶼がある<ref name="DunfordRidgell1996">{{cite book|last1=Dunford|first1=Betty|last2=Ridgell|first2=Reilly|title=Pacific Neighbors: The Islands of Micronesia, Melanesia, and Polynesia|url=http://books.google.com/books?id=3n2z7E1zH3MC|accessdate=14 June 2013|year=1996|publisher=Bess Press|isbn=978-1-57306-022-6|pages=125–}}</ref>。
| |
− | | |
− | 赤道の北側かつ[[日付変更線]]の西側は[[ミクロネシア]]といい、北西部の[[マリアナ諸島]]、中央部の[[カロリン諸島]]、西部の[[マーシャル諸島]]、南西部の[[ギルバート諸島]]など、多くの島が存在する<ref name="AAE">{{cite book|title=Academic American encyclopedia|url=http://books.google.com/books?id=cF8NAQAAMAAJ|accessdate=12 June 2013|year=1997|publisher=Grolier Incorporated|isbn=978-0-7172-2068-7|page=8}}</ref><ref name="LalFortune2000-P63">{{cite book|last1=Lal|first1=Brij Vilash|last2=Fortune|first2=Kate|title=The Pacific Islands: An Encyclopedia|url=http://books.google.com/books?id=T5pPpJl8E5wC&pg=PA63|accessdate=14 June 2013|year=2000|publisher=University of Hawaii Press|isbn=978-0-8248-2265-1|pages=63–}}</ref>。
| |
− | | |
− | 太平洋の南西角は[[メラネシア]]に属し、太平洋最大の島である[[ニューギニア島]]をはじめ、他にも[[ビスマルク諸島]]、[[ソロモン諸島]]、[[フィジー]]、[[ニューカレドニア]]、[[バヌアツ]]等がある<ref name="West2009">{{cite book|last=West|first=Barbara A.|title=Encyclopedia of the Peoples of Asia and Oceania|url=http://books.google.com/books?id=pCiNqFj3MQsC&pg=PA521|accessdate=14 June 2013|year=2009|publisher=Infobase Publishing|isbn=978-1-4381-1913-7|pages=521–}}</ref>。
| |
− | | |
− | 太平洋の島は基本的に4つのグループに分けられる。[[大陸島]]、High island ([[:en:High island|en]]) 、[[サンゴ礁]]の島、そして高くなったサンゴの台地 (uplifted coral platform) である。[[安山岩線]]の外側には大陸島(ニューギニア島、ニュージーランド、[[フィリピン]]含む)。これらの島のうち、いくつかは構造的に近くの大陸とくっついている。 High islands は火山が作った島で、たいてい今も[[活火山]]がある。例として、[[ブーゲンビル島]]、ハワイ諸島、ソロモン諸島などがある<ref name="GillespieClague2009">{{cite book|last1=Gillespie|first1=Rosemary G.|last2=Clague|first2=David A.|title=Encyclopedia of Islands|url=http://books.google.com/books?id=g9ZogGs_fz8C&pg=PA706|accessdate=12 June 2013|year=2009|publisher=University of California Press|isbn=978-0-520-25649-1|page=706}}</ref>。
| |
− | | |
− | サンゴ礁の島のグループ、サンゴの台地のグループは、その名の通りどちらもサンゴによって作られた石灰岩質の島である。サンゴ礁とは、海面下の玄武岩の溶岩流に低く垂れこめるように作られる構造物である。オーストラリアの北東にある[[グレートバリアリーフ]]は最も大規模な物の1つとして知られている。後者のグループは、前者のグループより大抵やや大きい。例としては[[バナバ島]] (かつてはオーシャン島と呼ばれた)や[[フランス領ポリネシア]]の[[トゥアモトゥ諸島]]にある[[マカテア島]]などがある<ref>[http://www.britannica.com/EBchecked/topic/137072/coral-island "Coral island"], ''Encyclopædia Britannica''. Retrieved 22 June 2013.</ref><ref>[http://www.abc.net.au/ra/pacific/places/country/nauru.htm "Nauru"], Charting the Pacific. Retrieved 22 June 2013.</ref>。
| |
− | | |
− | 南太平洋上には、陸地から最も離れた場所([[到達不能極]])である[[ポイント・ネモ]]があり、[[人工衛星]]を安全に落下させるための目標とされている<ref>{{Cite web |date= 2018年4月2日 |url= http://www.afpbb.com/articles/-/3169744?cx_position=11|title= 陸から最も離れた海、宇宙施設の墓場「ポイント・ネモ」|publisher= AFP|accessdate=2018-04-07}}</ref>。
| |
− | | |
− | == 海水の特徴 ==
| |
− | [[ファイル:Ocean current 2004.jpg|thumb|right|200px|2004年の時点での世界の海流の一覧。赤が暖流で青が寒流。]]
| |
− | | |
− | 太平洋の水の体積はおよそ7.14億立方キロメートルであり、世界の海水総量の50.1%を占める<ref>{{cite web|url=http://www.pwlf.org/pacific.htm|title=PWLF.org - The Pacific WildLife Foundation - The Pacific Ocean|accessdate=23 August 2013|archiveurl=https://web.archive.org/web/20120421015555/http://www.pwlf.org/pacific.htm|archivedate=2012年4月21日|deadlinkdate=2017年10月}}</ref>。水温は場所によって様々で、極付近では海水の凍りはじめる凝固点である-1.4度近くまで下がり、赤道付近では30℃近くにまで上がる<ref name="Mongillo2000">{{cite book|last=Mongillo|first=John F.|title=Encyclopedia of Environmental Science|url=http://books.google.com/books?id=ozAN5vLbssgC&pg=PA255|accessdate=9 June 2013|year=2000|publisher=University Rochester Press|isbn=978-1-57356-147-1|pages=255–}}</ref>。
| |
− | | |
− | [[塩分濃度]]も緯度によって様々である。赤道付近の海水は中緯度地域の海水よりも塩分濃度が低い。なぜなら熱帯性の熱帯特有の大雨が一年中降って希釈されるからである。温帯に近い高緯度地域の塩分濃度も、中緯度地域と比べると低い。なぜなら寒い地域では海水があまり蒸発しないからである。
| |
− | | |
− | === 海流 ===
| |
− | 太平洋の海水の動きは一般的に、[[北半球]]では[[時計回り]]、[[南半球]]では反時計回りの[[環流]]である。
| |
− | [[北赤道海流]]は、北緯15度付近では[[貿易風]]により西に流れ、フィリピン沖で向きを北に変え[[黒潮]]になる<ref>[http://oceanmotion.org/html/background/equatorial-currents.htm "Wind Driven Surface Currents: Equatorial Currents Background"], Ocean Motion. Retrieved 9 June 2013.</ref>。その後北緯45度付近で東に向きを変え、黒潮と一部の海水は北へ向かい[[アリューシャン海流]]になる。そうでない海水は南へ向かい、北赤道海流に戻る<ref>[http://www.britannica.com/EBchecked/topic/325346/Kuroshio "Kuroshio"], ''Encyclopædia Britannica''. Retrieved 9 June 2013.</ref>。アリューシャン海流は北米に近づくと、一部はベーリング海を反時計回りに回る基礎となる。南側の部分は南へ向かう遅い寒流、[[カリフォルニア海流]]になる.<ref>[http://www.britannica.com/EBchecked/topic/13933/Aleutian-Current "Aleutian Current"], ''Encyclopædia Britannica''. Retrieved 9 June 2013.</ref>。
| |
− | | |
− | 赤道に沿って西に流れる[[南赤道海流]]は、ニューギニアの東で南へ、南緯50度付近で東へと向きを変え、南極海を西から東へ流れ地球を一周する[[南極環流]]に合流する。チリの海岸に近づくと、南赤道海流は2つに分かれる。片方は[[ホーン岬]]をまわり、片方は北へ向かう[[フンボルト海流]]になる<ref>[http://www.britannica.com/EBchecked/topic/437770/Pacific-South-Equatorial-Current "South Equatorial Current"], ''Encyclopædia Britannica''. Retrieved 9 June 2013.</ref>。
| |
− | | |
− | == 地質 ==
| |
− | {{Main|太平洋プレート}}
| |
− | [[ファイル:Pacific elevation.jpg|thumb|280px|太平洋は多くの[[火山]]と[[海溝]]に囲まれている。]]
| |
− | | |
− | [[安山岩線]]とは、太平洋と他を分ける最も重要なもので、太平洋の真ん中にある海盆の深いところにある[[有色鉱物]][[火成岩]]と、太平洋の縁にある大陸性の部分的に沈んでいる[[無色鉱物]]火成岩でできた区域とを分ける<ref name="TrentHazlett2010">{{cite book|last1=Trent|first1=D. D.|last2=Hazlett|first2=Richard|last3=Bierman|first3=Paul|title=Geology and the Environment|url=http://books.google.com/books?id=TbGOhr9Po9IC&pg=PA133|accessdate=10 June 2013|year=2010|publisher=Cengage Learning|isbn=978-0-538-73755-5|page=133}}</ref>。安山岩線は[[カリフォルニア]]の沖合の西側から[[アリューシャン列島]]の南を通り、以下の地域の東側を通る:[[カムチャツカ半島]]、[[千島列島]]、[[日本列島]]、[[マリアナ諸島]]、[[ソロモン諸島]]、[[北島 (ニュージーランド)]]<ref name="LalFortune2000-P4">{{cite book|last1=Lal|first1=Brij Vilash|last2=Fortune|first2=Kate|title=The Pacific Islands: An Encyclopedia|url=http://books.google.com/books?id=T5pPpJl8E5wC&pg=PA4|accessdate=10 June 2013|date=January 2000|publisher=University of Hawaii Press|isbn=978-0-8248-2265-1|page=4}}</ref><ref name="Mueller-Dombois1998">{{cite book|last=Mueller-Dombois|first=Dieter|title=Vegetation of the Tropical Pacific Islands|url=http://books.google.com/books?id=7UB5d33i8WkC&pg=PA13|accessdate=10 June 2013|year=1998|publisher=Springer|isbn=978-0-387-98313-4|page=13}}</ref>。安山岩線という閉じた輪の中は、海底火山と環太平洋地域を特徴づける火山島を除いては水深の深い海である。
| |
− | | |
− | [[玄武岩]]質の溶岩は普通流れ出ると巨大なドーム型の火山、[[楯状火山]]を形作り、その浸食された頂上は島弧、列島、群島などになる。
| |
− | | |
− | 安山岩線の外側にある[[環太平洋造山帯]]は、さまざまな[[沈み込み帯]](プレートが横向きに押されて、別のプレートの下へ沈むところ)の上に何百もの活火山があることからその名がついた。太平洋は沈み込み帯にほぼ全てぐるりと囲まれている唯一の海である。南極とオーストラリアの海岸の近くだけが唯一沈み込み帯ではないところである。
| |
− | | |
− | === 地質学的歴史 ===
| |
− | 太平洋は[[パンゲア大陸]]の分裂によって古代海洋[[パンサラッサ]]から変化してできた海である。連続的に置き換わったので、いつパンサラッサが太平洋に切り替わったか、はっきりとしたことは言えない。その一方で当時を再現した地図ではたいてい大西洋が開き始めた頃のパンサラッサを太平洋と呼び始める
| |
− | (<ref>http://www.scotese.com/newpage8.htm</ref>と<ref>http://www.scotese.com/late1.htm</ref>を参照。<ref name="geol.umd.edu">http://www.geol.umd.edu/~tholtz/G102/102prot2.htm</ref>も参照。)。
| |
− | パンサラッサは7億5000万年前の[[ロディニア大陸]]の分裂により初めて開いた<ref name="geol.umd.edu"/>。しかし、海底は、海嶺で誕生した後、プレートテクトニクスによって常に動き続けており、海溝で沈み込むことによって更新されているため、現在確認されている最も古い太平洋の海底はおよそ1億8000万年前のものである<ref>http://geology.about.com/library/bl/maps/blseafloorage.htm</ref>。
| |
− | | |
− | === 海山列 ===
| |
− | 太平洋には[[ホットスポット]]の作った長い[[海山列]](海底にある山脈のこと)がいくつかある。[[天皇海山群]]や[[ルイビル海山列]]などである。
| |
− | | |
− | == 歴史 ==
| |
− | === ポリネシア人の移住 ===
| |
− | {{See|オセアニア}}
| |
− | [[ファイル:Ortelius - Maris Pacifici 1589.jpg|right|thumb|300px|[[アブラハム・オルテリウス]]が1589年に書いたMaris Pacifici([[:en:Maris Pacifici|en]])。初めてに太平洋を描いた地図の一つである。[[ヴァルトゼーミュラー地図]] (1507年)も参照<ref>[http://www.loc.gov/today/pr/2001/01-093.html LOC.gov]</ref>。]]
| |
− | | |
− | 有史以前、すでに太平洋の沿岸地域には人類が居住していた。しかし、太平洋中央部に点在する島々へと人々が移住するようになったのは、[[紀元前1500年]]ごろにニューギニアに居住していた[[ラピタ人]]たちが、島伝いに沖へと乗り出していったものがはじまりと推測されている。彼らはまずニューギニアから近い[[メラネシア]]へと進出し、[[ビスマーク諸島]]には紀元前1300年、バヌアツには紀元前1000年、フィジーには紀元前900年、トンガには紀元前850年に到達した。この第一期の移住の波は、サモアでいったん停止した。その数百年後、サモアやフィジー、トンガといったポリネシア西部の島々から第二期の移住の波が起こり、ニュージーランド(アオテアロア)、マルケサス諸島、タヒチ、イースター島、ハワイなど残りの島々にすべて植民し、ヨーロッパ人が太平洋に到達する数百年前には、すでにポリネシア人は太平洋の隅々まで植民を終えていた。
| |
− | | |
− | === ヨーロッパ人の到来 ===
| |
− | 16世紀初頭、ヨーロッパ人が太平洋に到達した。最初に太平洋に到達したヨーロッパ人は、[[1513年]]に[[パナマ地峡]]を渡った[[バスコ・ヌーニェス・デ・バルボア]]である。彼は''Mar del Sur'' (南の海という意味)と名付けた<ref name="Ober">{{cite book|last=Ober|first=Frederick Albion|title=Vasco Nuñez de Balboa|url=http://books.google.com/books?id=98zUIbdvAYgC&pg=PT129|accessdate=12 June 2013|publisher=Library of Alexandria|isbn=978-1-4655-7034-5|page=129}}</ref>。この名がついたのは、バルボアが渡ったパナマ地峡は南北に短く、北岸のカリブ海側から南岸の太平洋側に到達したからである。そしてその後、[[ポルトガル人]]の[[探検家]]、[[フェルディナンド・マゼラン]]が[[1519年]]から[[1521年]]の間に[[世界一周]]の過程で太平洋を航海するとき、マゼランは太平洋を "Pacífico" または "Pacific" とよんだ。この言葉は平和な、または太平な、という意味である。なぜなら航海の最中ずっと海が穏やかだったからである。
| |
− | しかしマゼラン本人は1521年に[[フィリピン]]で死んでしまい、[[スペイン人]][[航海士]]、[[フアン・セバスティアン・エルカーノ]]が一隊を連れて[[インド洋]]を超え[[喜望峰]]をまわり、1522年にスペインへ帰国し世界一周を成し遂げた<ref name="oceanario">[http://www.oceanario.pt/cms/1316/ "Life in the sea: Pacific Ocean"], Oceanário de Lisboa. Retrieved 9 June 2013.</ref>。[[1525年]]から[[1527年]]にかけては、ポルトガル人の探検隊が[[カロリン諸島]]<ref>{{cite book|last=Galvano|first=Antonio |title=The Discoveries of the World from Their First Original Unto the Year of Our Lord 1555, issued by the Hakluyt Society|publisher=Kessinger Publishing|year=1563–2004 reissue|url=http://books.google.com/?id=XivHTiZoMycC&lpg=1|isbn=0-7661-9022-6 |ref=Galvano 1563|authorlink=António Galvão|accessdate=2011-06-16|page=168}}</ref>と[[ニューギニア島]]<ref name="Whiteway">{{cite book
| |
− | | last = Whiteway
| |
− | | first = Richard Stephen
| |
− | | title = The rise of Portuguese power in India, 1497–1550
| |
− | | publisher = A. Constable
| |
− | | year = 1899
| |
− | | location = Westminster
| |
− | | url = http://books.google.com/?id=jM4NAAAAIAAJ&pg=PA333&dq=Jorge+de+Menezes+New+Guinea#v=onepage&q&f=false}}</ref>に到達した。
| |
− | | |
− | 1564年、[[ミゲル・ロペス・デ・レガスピ]]率いるスペインの探検隊がメキシコから[[フィリピン諸島]]と[[マリアナ諸島]]へ海を渡った<ref name="HendersonDelpar2000">{{cite book|last1=Henderson|first1=James D.|last2=Delpar|first2=Helen|last3=Brungardt|first3=Maurice Philip|coauthors=Weldon, Richard N. |title=A Reference Guide to Latin American History|url=http://books.google.com/books?id=e2F7c0wW7g4C&pg=PA28|accessdate=12 June 2013|date=January 2000|publisher=M.E. Sharpe|isbn=978-1-56324-744-6|page=28}}</ref>。16世紀のその後、スペインの影響は最も大きかった。スペインは[[メキシコ]]と[[ペルー]]から太平洋を越えて[[グアム]]を経由し[[フィリピン]]まで航行する、[[スペイン領東インド]]を作った。[[マニラ・ガレオン]]は250年間、[[マニラ]]と[[アカプルコ]]と結んだ。これは歴史上最も長い交易路の一つである。スペインの探検により南太平洋の[[ツバル]]、[[マルキーズ諸島]]、[[ソロモン諸島]]が見つかった<ref name="Fernandez-Armesto 2006 305–307">{{cite book |last= Fernandez-Armesto |first= Felipe |title= Pathfinders: A Global History of Exploration |year= 2006 |publisher= W.W. Norton & Company |isbn= 0-393-06259-7 |pages= 305–307}}</ref>。
| |
− | | |
− | [[テラ・アウストラリス]]を捜す探検の中で、スペイン人の探検家たちは17世紀に南太平洋の[[ピトケアン諸島]]と[[バヌアツ]]諸島を発見した。オランダ人探検家たちも南アフリカをまわり、発見と交易にかかわった。[[アベル・タスマン]]は1642年に[[タスマニア島]]と[[ニュージーランド]]を発見した<ref>{{cite book|title=Primary Australian History: Book F [B6] Ages 10-11|url=http://books.google.com/books?id=_i98Pu5dDhkC&pg=PA6|accessdate=12 June 2013|year=2008|publisher=R.I.C. Publications|isbn=978-1-74126-688-7|page=6}}</ref>。18世紀にはいると、ロシア人が[[アラスカ]]と[[アリューシャン列島]]の大規模な探検をおこなった。
| |
− | スペインは北西太平洋へも探検家を送り、カナダおよびアラスカ南部の[[バンクーバー島]]まで達した。フランス人はポリネシアを探検し、植民した。イギリスは[[ジェームズ・クック]]らを3回航海させ、南太平洋や[[オーストラリア]]や[[ハワイ]]や北米の[[太平洋岸北西部]]へ行かせた。このクックの航海により、太平洋中央部の島々のかなりが発見された。
| |
− | | |
− | 19世紀中拡大した[[帝国主義]]により、太平洋の大部分がヨーロッパの列強に占領され、次にアメリカ合衆国と日本に占領された。1830年代に[[チャールズ・ダーウィン]]をのせ航海した[[ビーグル (帆船)|ビーグル号]]や1870年代に航海した[[チャレンジャー (コルベット)|チャレンジャー号]]([[チャレンジャー号探検航海]])などによって多くの海洋学的知識がもたらされた。
| |
− | | |
− | [[アメリカ合衆国]]は[[パリ条約 (1898年)|パリ条約]]によって[[グアム]]とフィリピンをスペインから1898年に得たが、その後日本が西太平洋のほとんどを1914年に、そして他の島を[[太平洋戦争]]中に占領した。しかし敗戦とともに[[アメリカ海軍]]の太平洋艦隊が太平洋を事実上占領した。第二次世界大戦の後、太平洋の多くの植民地が独立[[国家]]になった。
| |
− | | |
− | == 政治 ==
| |
− | 太平洋沿岸地域、とくに北アメリカ大陸および東アジアの経済成長に伴い、太平洋を取り巻くいわゆる環太平洋諸国の関係は深まりつつあり、これら諸国が多国間経済協力を進めるため、[[1989年]]に[[アジア太平洋経済協力]](APEC)が始まった。[[2014年]]にはこのAPECは21の国と地域が参加しており、とくにアメリカ・日本・中国・ロシアといった大国群が参加していることもあって、参加国の総計では世界のおよそ半分の人口・国富・貿易額を占めている<ref>http://www.meti.go.jp/policy/trade_policy/apec/ 経済産業省 APEC 2014年12月21日閲覧</ref>。このため、APECは重要な国際機関の一つとなっている。
| |
− | | |
− | == 経済 ==
| |
− | 太平洋の鉱物資源の開発はその深さが障害になっている。オーストラリアとニュージーランドの大陸棚の浅瀬では、[[石油]]や[[天然ガス]]が採掘されている。また、[[オーストラリア]]、[[日本]]、[[パプアニューギニア]]、[[ニカラグア]]、[[パナマ]]、[[フィリピン]]の沿岸では[[真珠]]も取れる。しかし、取れる量がはっきりと減っている場合もある<ref>[http://www.britannica.com/EBchecked/topic/437703/Pacific-Ocean/36099/Fisheries "Pacific Ocean: Fisheries"], ''Encyclopædia Britannica''. Retrieved 12 June 2013.</ref>。
| |
− | | |
− | 太平洋最大の価値は[[資源#水産資源|水産資源]]である。大陸の海岸付近の海域や温帯の島では[[ニシン属|ニシン]]、[[マスノスケ]]、[[イワシ]]、[[メカジキ]]、[[ツナ]]、[[貝類]]等がとれる<ref>[http://www.infoplease.com/encyclopedia/world/pacific-ocean-commerce-shipping.html "Pacific Ocean: Commerce and Shipping"], ''The Columbia Electronic Encyclopedia'', 6th edition. Retrieved 14 June 2013.</ref>。太平洋は、海域によって漁業生産力の差が激しい。太平洋で最も漁業生産力の高い地域は北太平洋にあり、日本近海から[[カムチャツカ半島]]、[[アリューシャン列島]]、[[アラスカ]]南岸を通って北アメリカ大陸の西岸にいたる地域である。この地域は黒潮が大きな流れを作っており、ここに親潮などの寒流やベーリング海などからの冷たい海水が接触することで[[潮目]]ができ、好漁場となっている。このほか、南アメリカ大陸沿岸も寒流であるペルー海流と周辺の温暖な海水との接触により好漁場となっている。逆に、太平洋の中央部は、赤道反流によって湧昇が起こり好漁場となる赤道周辺を除いては、漁業生産力は低い。
| |
− | | |
− | == 環境問題 ==
| |
− | [[ファイル:Marine debris on Hawaiian coast.jpg|thumb|right|180px|[[ハワイ]]の海岸の[[漂流・漂着ごみ|海ゴミ]]]]
| |
− | {{Main|海洋汚染}}{{See also|太平洋ゴミベルト}}
| |
− | | |
− | 海洋汚染とは、有害な化学物質や細かいかけらが海に入ることを指す包括的な言葉である。最大の原因は川にゴミを捨てることである<ref name="news.nationalgeographic.com">http://news.nationalgeographic.com/news/2009/09/photogalleries/pacific-garbage-patch-pictures/</ref>。
| |
− | 川は海に注ぐ。その時、農業用[[肥料]]として使われた化学物質なども一緒に注ぐ。その化学物質を分解するために多くの酸素が使われ、[[貧酸素水塊]]ができてしまう<ref>Gerlach: Marine Pollution, Springer, Berlin (1975)</ref>。海ゴミとも呼ばれる漂流ゴミは海で見つかった人間のゴミを指す言葉である。特にプラスチックなど生分解性に乏しい素材でできた水よりも比重の軽いゴミは長期間浮遊し続ける。比重が軽く水に浮きやすい海ゴミは渦の中心や海岸線に集まる傾向があり、しばしば浜辺にゴミが打ち上げられる<ref name="news.nationalgeographic.com"/>。この他、海底に沈んでいるゴミの問題なども存在する。
| |
− | | |
− | == 取り囲む国と地域 ==
| |
− | {{See also|環太平洋地域}}
| |
− | {|
| |
− | |
| |
− | * {{flag|American Samoa}}
| |
− | * {{flag|Australia}}
| |
− | * {{flag|Brunei}}
| |
− | * {{flag|Cambodia}}
| |
− | * {{flag|Canada}}
| |
− | * {{flag|Chile}}
| |
− | * {{flag|China}}
| |
− | * {{flag|Colombia}}
| |
− | * {{flag|Cook Islands}}
| |
− | * {{flag|Costa Rica}}
| |
− | * {{flag|East Timor}}
| |
− | * {{flag|El Salvador}}
| |
− | * {{flag|Ecuador}}
| |
− | * {{flag|Fiji}}
| |
− | * {{flag|French Polynesia}}
| |
− | * {{flag|Guam}}
| |
− | * {{flag|Guatemala}}
| |
− | * {{flag|Honduras}}
| |
− | |valign=top|
| |
− | * {{flag|Hong Kong}}
| |
− | * {{flag|Indonesia}}
| |
− | * {{flag|Japan}}
| |
− | * {{flag|Kiribati}}
| |
− | * {{flag|North Korea}}
| |
− | * {{flag|South Korea}}
| |
− | * {{flag|Macau}}
| |
− | * {{flag|Malaysia}}
| |
− | * {{flag|Marshall Islands}}
| |
− | * {{flag|Mexico}}
| |
− | * {{flag|Micronesia}}
| |
− | * {{flag|Nauru}}
| |
− | * {{flag|New Caledonia}}
| |
− | * {{flag|New Zealand}}
| |
− | * {{flag|Nicaragua}}
| |
− | * {{flag|Niue}}
| |
− | * {{flag|Northern Mariana Islands}}
| |
− | * {{flag|Palau}}
| |
− | |valign=top|
| |
− | * {{flag|Panama}}
| |
− | * {{flag|Papua New Guinea}}
| |
− | * {{flag|Peru}}
| |
− | * {{flag|Philippines}}
| |
− | * {{flag|Pitcairn Islands}}
| |
− | * {{flag|Russia}}
| |
− | * {{flag|Samoa}}
| |
− | * {{flag|Singapore}}
| |
− | * {{flag|Solomon Islands}}
| |
− | * {{flag|Republic of China|name=台湾}}
| |
− | * {{flag|Thailand}}
| |
− | * {{flag|Tokelau}}
| |
− | * {{flag|Tonga}}
| |
− | * {{flag|Tuvalu}}
| |
− | * {{flag|United States}}
| |
− | * {{flag|Vanuatu}}
| |
− | * {{flag|Vietnam}}
| |
− | * {{flag|Wallis and Futuna}}
| |
− | |}
| |
− | | |
− | * [[ハワイ諸島]](米国領)
| |
− | * [[ミッドウェー諸島]](米国領)
| |
− | * [[グアム島]](米国領)
| |
− | * [[タヒチ島]](フランス領)
| |
− | * [[イースター島]](チリ領)
| |
− | * [[ガラパゴス諸島]](エクアドル領)
| |
− | | |
− | == 主な港 ==
| |
− | {{col-start}}
| |
− | {{col-2}}
| |
− | * [[メキシコ]]、[[ゲレーロ州]]、[[アカプルコ]]
| |
− | * [[アメリカ合衆国|アメリカ]]、[[アラスカ州]]、[[アンカレッジ]]
| |
− | * [[チリ]]、[[アントファガスタ]]
| |
− | * チリ、[[アリカ (チリ)|アリカ]]
| |
− | * [[ニュージーランド]]、[[オークランド (ニュージーランド)|オークランド]]
| |
− | * [[フィリピン]]、[[バコロド]]
| |
− | * [[タイ王国|タイ]]、[[バンコク]]
| |
− | * フィリピン、[[バタンガス州|バタンガス]]
| |
− | * ニュージーランド、[[ブルーフ]]
| |
− | * [[オーストラリア]]、[[ブリスベーン]]
| |
− | * [[コロンビア]]、[[ブエナベントゥラ]]
| |
− | * [[大韓民国|韓国]]、[[釜山]]
| |
− | * メキシコ、[[バハ・カリフォルニア・スル州]]、[[サンルーカス岬|サンルーカス]]
| |
− | * フィリピン、[[カガヤン・デ・オロ]]
| |
− | * [[ペルー]]、[[カヤオ]]
| |
− | * フィリピン、[[セブ]]
| |
− | * [[朝鮮民主主義人民共和国|北朝鮮]]、[[清津市]]
| |
− | * [[中華人民共和国|中国]]、[[大連]]
| |
− | * [[ベトナム]]、[[ダナン]]
| |
− | * フィリピン、[[ダバオ]]
| |
− | * メキシコ、[[エンセナーダ]]
| |
− | * [[エクアドル]]、[[エメラルダス (エクアドル)|エメラルダス]]
| |
− | * エクアドル、[[グアヤキル]]
| |
− | * ベトナム、[[ハイフォン]]
| |
− | * 中国、[[香港]]
| |
− | * アメリカ、[[ホノルル]]
| |
− | * 韓国、[[仁川広域市|仁川]]
| |
− | * フィリピン、[[イロイロ]]
| |
− | * チリ、[[イキケ]]
| |
− | * [[インドネシア]]、[[ジャヤプラ]]
| |
− | * [[中華民国]]、[[高雄市|高雄]]
| |
− | * [[カナダ]]、[[キティマト (ブリティッシュコロンビア州)|キティマト]]
| |
− | * 中華民国、[[基隆港]]
| |
− | * [[日本]]、[[神戸港]]
| |
− | * [[マレーシア]]、[[クアラトレンガヌ]]
| |
− | * [[タイ王国|タイ]]、[[レムチャバン港]]
| |
− | * ニュージーランド、[[リトルトン]]
| |
− | * アメリカ、[[ロングビーチ (カリフォルニア州)|ロングビーチ]]
| |
− | * アメリカ、[[ロサンゼルス]]
| |
− | * エクアドル、[[マンタ (エクアドル)|マンタ]]
| |
− | * メキシコ、[[マンサニーヨ (コリマ州)|マンサニーヨ]]
| |
− | * メキシコ、[[シナロア州]]、[[マサトラン]]
| |
− | | |
− | {{col-2}}
| |
− | * オーストラリア、[[メルボルン]]
| |
− | * フィリピン、[[マニラ]]
| |
− | * 北朝鮮、[[南浦特級市|南浦]]
| |
− | * オーストラリア、[[ニューカッスル (ニューサウスウェールズ州)|ニューカッスル]]
| |
− | * アメリカ、[[オークランド (カリフォルニア州)|オークランド]]
| |
− | * パナマ、[[パナマシティ]]
| |
− | * アメリカ、[[ポートランド (オレゴン州)|ポートランド]]
| |
− | * エクアドル、[[ポルトビエホ]]
| |
− | * カナダ、[[プリンスルパート]]
| |
− | * チリ、[[プエルトチャカブコ]]
| |
− | * チリ、[[プエルトモント]]
| |
− | * メキシコ、[[ハリスコ州]]、[[プエルト・バヤルタ (ハリスコ州)|プエルト・バヤルタ]]
| |
− | * 韓国、[[平沢市|平沢]]
| |
− | * 中国、[[青島市|青島]]
| |
− | * ベトナム、[[サイゴン]]
| |
− | * チリ、[[サンアントニオ (チリ)|サンアントニオ]]
| |
− | * アメリカ、[[サンディエゴ]]
| |
− | * アメリカ、[[サンフランシスコ]]
| |
− | * アメリカ、[[シアトル]]
| |
− | * 中国、[[上海]]
| |
− | * 中国、[[深セン]]
| |
− | * [[シンガポール]]
| |
− | * タイ、[[ソンクラー港]]
| |
− | * オーストラリア、[[シドニー]]
| |
− | * アメリカ、[[タコマ (ワシントン州)|タコマ]]
| |
− | * 中華民国、[[台中]]
| |
− | * チリ、[[タルカワノ]]
| |
− | * ニュージーランド、[[タウランガ]]
| |
− | * 中国、[[天津]]
| |
− | * メキシコ、[[ティフアナ]]
| |
− | * 日本、[[東京港]]
| |
− | * コロンビア、[[トゥマコ]]
| |
− | * チリ、[[バルパライソ]]
| |
− | * カナダ、[[バンクーバー (ブリティッシュコロンビア州)|バンクーバー]]
| |
− | * カナダ、[[ビクトリア (ブリティッシュコロンビア州)|ビクトリア]]
| |
− | * [[ロシア]]、[[ウラジオストク]]
| |
− | * オーストラリア、[[ウロンゴン]]
| |
− | * 中国、[[廈門]]
| |
− | * 中国、[[煙台]]
| |
− | * 日本、[[横浜港]]
| |
− | * 日本、[[大阪港]]
| |
− | * フィリピン、[[サンボアンガ]]
| |
− | {{col-end}}
| |
− | | |
− | == 気象 ==
| |
− | [[ファイル:Storm in Pacifica.jpg|thumb|right|[[カリフォルニア州]]の[[パシフィカ (カリフォルニア州)|パシフィカ]]を襲う[[嵐]]]]
| |
− | * [[台風]]
| |
− | * [[エルニーニョ現象]]・ [[ラニーニャ現象]]
| |
− | | |
− | == 地質 ==
| |
− | * [[環太平洋造山帯]]
| |
− | * [[マンガンノジュール]]
| |
− | * [[ブラックスモーカー]]
| |
− | * [[天皇海山群|ハワイ‐天皇海山列]]
| |
− | * [[ホットスポット]]
| |
− | | |
− | == 太平洋を構成するプレート ==
| |
− | * [[太平洋プレート]]
| |
− | * [[北アメリカプレート]]
| |
− | * [[フィリピン海プレート]]
| |
− | * [[オーストラリアプレート]]
| |
− | * [[南極プレート]]
| |
− | * [[ユーラシアプレート]]
| |
− | * [[ココスプレート]]
| |
− | * [[ナスカプレート]]
| |
− | * [[ファンデフカプレート]]
| |
− | | |
− | == 太平洋のつく用語 ==
| |
− | [[ファイル:Iss007e10807.jpg|thumb|right|[[国際宇宙ステーション]]から見た、太平洋に沈む太陽。[[かなとこ雲]]も見える。]]
| |
− | <!--五十音-->
| |
− | | |
− | === 企業・団体 ===
| |
− | * 太平洋野球連盟(現・[[パシフィック・リーグ]])
| |
− | {{main|[[Special:Prefixindex/太平洋|太平洋で始まる記事の一覧]]}}
| |
− | | |
− | === 大学 ===
| |
− | * [[立命館アジア太平洋大学]]
| |
− | * [[環太平洋大学]]
| |
− | | |
− | === 歴史 ===
| |
− | * [[太平洋戦争]]([[大東亜戦争]])
| |
− | * [[太平洋戦争 (1879年-1884年)]](硝石戦争)
| |
− | | |
− | == 出典 ==
| |
− | {{Reflist}}
| |
− | | |
− | == 参考文献 ==
| |
− | * 増田義郎『太平洋―開かれた海の歴史』(集英社新書、2004年)ISBN 4087202739
| |
− | | |
− | {{sisterlinks|commons=Pacific_Ocean|commonscat=Pacific_Ocean}}
| |
| | | |
| {{世界の地理}} | | {{世界の地理}} |
| {{海}} | | {{海}} |
− | {{Authority control}} | + | {{テンプレート:20180815sk}} } |
| | | |
| {{デフォルトソート:たいへいよう}} | | {{デフォルトソート:たいへいよう}} |