ウェールズ
- ウェールズ
- Cymru(ウェールズ語)
Wales(英語) - 国の標語:“Cymru am Byth”(ウェールズ語)
「ウェールズよ、永遠なれ」 -
1 イギリス構成国中第3位
2 イギリス構成国中第3位
公用語 | 英語(共通語)、 ウェールズ語 |
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首都 | カーディフ |
最大の都市 | カーディフ |
建国 | 不明 |
通貨 | UKポンド (GBP) |
時間帯 | UTC 0(DST:+1) |
ISO 3166-1 | GB (GB-WLS) |
ccTLD | .wales.cymru |
国際電話番号 | +44 |
ウェールズ(英語: 、ウェールズ語: Cymru [ˈkəm.rɨ] カムリ)
イギリス,グレートブリテン島の南西部を占める地域。首都カーディフ。北はアイリッシュ海,西はカーディガン湾とセントジョージズ海峡,南はブリストル海峡に面し,東はイングランドと接する。22の単一自治体(ユニタリー unitary authority)からなる。古生代の岩石からなるカンブリア山地がこの地域の大部分を占め,開析された山地,台地,丘陵などが多い。最高峰は北西部のスノードン山(1085m)。気候は西岸海洋性で,気温の年較差は比較的小さく,夏は涼しく,冬は緯度のわりに暖かい。年降水量は約 1400mmで,山地ではより多く,雨陰にあたる東部のイングランドとの境界地方では減少する。先住民のブリトン人は,ローマ人,アングロ・サクソン人,さらにノルマン人などの侵入,支配に長く抵抗し,1282~83年イングランド王エドワード1世によってウェールズが征服され,1536年の統合法によりイングランドと完全に合体されたのちも,ウェールズ文化をよく保った。今日も住民のおよそ 5分の1がケルト語派に属するウェールズ語を英語と同様に話すことができる。経済的には工業化の進んだ南部と北東部,風光に恵まれ観光業が発展する北部や西部の海岸地方,牧羊を中心とする人口希薄な内陸部の山地に大別される。ウェールズ経済の中核をなすのは南ウェールズ炭田で,東部に瀝青炭,西部に無煙炭などの優良な炭層が展開し,13世紀頃より開発が行なわれ,産業革命以降はこの石炭資源を背景に製鉄,製鋼,非鉄金属,化学などの工業が発展,イギリス重工業の重要な一翼を担ってきた。特にブリキはイギリス最大の生産量を上げている。これらの工業は当初は石炭や鉄鉱石の得やすい山間の谷間に発達したが,石炭の枯渇による原料の輸入依存が高まるにつれて臨海地域に進出し,ブリストル海峡沿岸にカーディフ,スウォンジ,ニューポートなどの港湾・工業都市が立地する。ミルフォードヘーブン,ホリーヘッドはアイリッシュ海沿岸の商業港で,前者には大規模な石油精製プラントがある。内陸部の山地では近年一部に観光業が発展してきているが,全体的に南ウェールズなどとの経済格差が大きく,その是正が政府にとって大きな課題となっている。
外部リンク
- ウェールズ公式観光庁 (英語)
- ウェールズ政府 日本語公式HP (日本語)
- ウェールズ政府 (英語) (ウェールズ語)
- 英国政府観光庁 - ウェールズ (日本語)