球面幾何学
提供: miniwiki
球面幾何学(きゅうめんきかがく、英語: spherical geometry)とは幾何学の分野の一つであり、現在では非ユークリッド幾何学に分類される楕円幾何学の特殊なもの(球面での楕円幾何学)と認識されている。 アッバース朝時代のシリアの天文学者バッターニーがこれを利用して天文観測を行なった。
用語の定義
球面幾何学の性質
- すべての直線は2点で交わる。
- 劣弧に制限すれば、三角形の内角の和は常に180度より大きく540度(3×180°)より小さくなる。
- 同一球面上にある三角形の面積比は、180度より大きい分の内角の比である。(例えば、内角の和が190度の三角形と、内角の和が200度の三角形の面積比は、(190−180):(200−180) = 10:20 = 1:2 である。)
- 同一球面上には合同を除く相似な図形は存在しない。(3角が等しい場合、内角の和が等しくなり、面積が等しくなる。)
関連項目
典拠レコード: