大口駅
大口駅(おおぐちえき)は、神奈川県横浜市神奈川区大口通にある、東日本旅客鉄道(JR東日本)横浜線の駅である。駅番号はJH 14。
東神奈川駅発着系統と、横浜駅経由で根岸線に直通する列車が停車する。
Contents
歴史
- 1947年(昭和22年)12月20日:日本大学第四商業学校から譲渡された土地で国鉄の駅として開業[1]。
- 1987年(昭和62年)4月1日:国鉄分割民営化によりJR東日本の駅となる。
- 1994年(平成6年):自動改札機設置。
- 2001年(平成13年)11月18日:ICカード「Suica」供用開始。
- 2006年(平成18年)5月31日:レッツキヨスク閉店。
- 2007年(平成19年):LED表示システム設置。
- 2012年(平成24年)5月15日:東日本環境アクセスに駅業務委託化。
- 2013年(平成25年)10月25日:東口に駅ビル「Beans Annex(ビーンズアネックス)大口」が開業[2]。
駅名の由来
地名の由来は、師岡熊野神社へ詣でる使者が当地で大口袴に着替え、正装したからという説(「横浜の地名」第3版 横浜市市民局他)があるが、明治以降の地形図などには「大口谷戸」の地名が記載されている。
駅構造
島式ホーム1面2線を有する地上駅。西口と東口にそれぞれ独立した駅舎を有しており、西口、1番線、2番線、東口の順に並んでいる。
菊名駅管理の業務委託駅(JR東日本ステーションサービスに委託)で、みどりの窓口が設置されているほか、東口・西口ともに自動改札機・自動券売機・指定席券売機・自動精算機が設置されている。
JRの特定都区市内制度における「横浜市内」の駅である。
2011年4月、当駅ではバリアフリー化工事が行われた。これは、改札内の跨線橋からホーム階まで1か所の階段しかなく、跨線橋から各改札口までも階段のみで横浜線内では隣の菊名駅と同様バリアフリー化が遅れていた。工事の概要は、西口・東口に連絡通路を新設し西口・東口・ホームにそれぞれエレベーターを計3基設置した。
のりば
番線 | 路線 | 方向 | 行先 |
---|---|---|---|
1 | 横浜線 | 下り | 新横浜・町田・八王子方面 |
2 | 上り | 東神奈川・横浜・大船方面 |
利用状況
2017年度の1日平均乗車人員は18,520人である。横浜線内では全20駅中15位であった。
近年の推移は下記の通り。
年度 | 1日平均 乗車人員 |
出典 |
---|---|---|
1991年(平成 | 3年)15,187 | |
1992年(平成 | 4年)15,221 | |
1993年(平成 | 5年)15,410 | |
1994年(平成 | 6年)15,660 | |
1995年(平成 | 7年)15,747 | [統計 2] |
1996年(平成 | 8年)15,822 | |
1997年(平成 | 9年)15,736 | |
1998年(平成10年) | 15,759 | [* 1] |
1999年(平成11年) | 15,949 | [* 2] |
2000年(平成12年) | [JR 1]15,914 | [* 2] |
2001年(平成13年) | [JR 2]16,093 | [* 3] |
2002年(平成14年) | [JR 3]16,391 | [* 4] |
2003年(平成15年) | [JR 4]16,651 | [* 5] |
2004年(平成16年) | [JR 5]16,811 | [* 6] |
2005年(平成17年) | [JR 6]16,677 | [* 7] |
2006年(平成18年) | [JR 7]16,733 | [* 8] |
2007年(平成19年) | [JR 8]17,138 | [* 9] |
2008年(平成20年) | [JR 9]17,164 | [* 10] |
2009年(平成21年) | [JR 10]17,172 | [* 11] |
2010年(平成22年) | [JR 11]17,096 | [* 12] |
2011年(平成23年) | [JR 12]16,941 | [* 13] |
2012年(平成24年) | [JR 13]17,320 | [* 14] |
2013年(平成25年) | [JR 14]17,776 | [* 15] |
2014年(平成26年) | [JR 15]17,671 | [* 16] |
2015年(平成27年) | [JR 16]18,148 | [* 17] |
2016年(平成28年) | [JR 17]18,411 | [* 18] |
2017年(平成29年) | [JR 18]18,520 |
駅周辺
西口
ロータリーがあり、横浜市営バスの31系統と291系統が発着している。かつては38系統(白幡経由鶴見駅西口行)や67系統(鶴見駅入口経由梶山行)も発着していた(その後、38系統は2009年4月1日から横浜駅西口~鶴見駅西口便の一部が乗り入れた)。ロータリーの周りには居酒屋・銀行・交番などがある。駅舎に隣接してコンビニエンスストアのファミリーマートができた。また中華料理屋の王将があり、夜になると路上で餃子を販売している(それにより、大口は中華屋が多い街にもなった)。近くには障害者支援施設の「おおぐち工房」がある。
西口から少し南の方へ行くと、横浜はじめ病院のほか、横浜最大規模といわれる大口通商店街が途中国道1号を挟んで京急本線の子安駅まで続いている。大規模商店街だけに、夏には2年に一度の神輿パレードや、毎年恒例の縁日が行われる。この縁日では亀を売る人もいる。
北側の松見町と内路は、商業施設と閑静な住宅街が共存している。
東口
改札とホームの間に長い廊下がある。線路と並行に伸びている道の線路側には大きな駐輪場がある。
2013年(平成25年)10月25日に地上2階建てで店舗面積685m2の小型の駅ビル「Beans Annex(ビーンズアネックス)大口」が開業した[2]。
道の反対側には大手スーパー「ユニー」の関東事務所(旧ユニー大口店)がある。2015年3月に建て替えが完了し「ユニーグループ・ホールディングス大口ビル」として、グループ会社の関東事務所を一箇所に集約した[3]。大通りにはユニー・ファミリーマートホールディングスとドンキホーテホールディングス協業1号店となる「MEGAドン・キホーテUNY大口店」(ピアゴ大口店から業態転換)がある。川を挟んで東側には大口東総合病院、川沿いに北へ向かうと公園がある。この公園の桜の木が春には満開になり、東側の水路に花びらを散らす様は見物である。大口にはコンビニエンスストアが多くあったが、現在はドラッグストアが多い。
また、2007年3月24日には神奈川マツダ神奈川店の跡地にコジマ横浜大口店がオープンした。
徒歩20分程の所に横浜商科大学つるみキャンパスがある。
バス路線
運行事業者は横浜市営バスである。
大口駅前(西口ロータリー)
系統 | 主要経由地 | 行先 |
---|---|---|
31 | 白幡東町・白楽・東神奈川駅西口 | 横浜駅西口 |
291 | 菊名橋・片倉町駅前・三ツ沢総合グランド入口 |
大口駅東口(東口より北へ徒歩2分)コジマビックカメラ店の前
乗り場 | 系統 | 主要経由地 | 行先 |
---|---|---|---|
南側 | 38 | 内路・菊名橋・六角橋・東神奈川駅西口・青木橋 | 横浜駅西口 |
213 | 西寺尾4丁目・駒形天満宮下 | 【循環】新子安駅西口 | |
北側 | 38 | 新子安駅西口・滝坂 | 鶴見駅西口 |
213 | 新子安駅西口 |
その他
東海道貨物線が八王子方で横浜線をオーバークロスしている。大部分がトンネル区間の鶴見駅 - 横浜羽沢駅間ではわずかな地上区間だが、この地上区間もシェルターで覆われているため、外側から走行する列車を見ることはできない。
隣の駅
脚注
記事本文の出典
利用状況の出典
- JR東日本の統計データ
- ↑ 横浜市統計ポータル - 横浜市
- ↑ 線区別駅別乗車人員(1日平均)の推移 - 18ページ
- JR東日本の2000年度以降の乗車人員
- ↑ 各駅の乗車人員(2000年度) - JR東日本
- ↑ 各駅の乗車人員(2001年度) - JR東日本
- ↑ 各駅の乗車人員(2002年度) - JR東日本
- ↑ 各駅の乗車人員(2003年度) - JR東日本
- ↑ 各駅の乗車人員(2004年度) - JR東日本
- ↑ 各駅の乗車人員(2005年度) - JR東日本
- ↑ 各駅の乗車人員(2006年度) - JR東日本
- ↑ 各駅の乗車人員(2007年度) - JR東日本
- ↑ 各駅の乗車人員(2008年度) - JR東日本
- ↑ 各駅の乗車人員(2009年度) - JR東日本
- ↑ 各駅の乗車人員(2010年度) - JR東日本
- ↑ 各駅の乗車人員(2011年度) - JR東日本
- ↑ 各駅の乗車人員(2012年度) - JR東日本
- ↑ 各駅の乗車人員(2013年度) - JR東日本
- ↑ 各駅の乗車人員(2014年度) - JR東日本
- ↑ 各駅の乗車人員(2015年度) - JR東日本
- ↑ 各駅の乗車人員(2016年度) - JR東日本
- ↑ 各駅の乗車人員(2017年度) - JR東日本
- 神奈川県県勢要覧
- ↑ 平成12年 - 221ページ
- ↑ 2.0 2.1 平成13年 (PDF) - 223ページ
- ↑ 平成14年 (PDF) - 221ページ
- ↑ 平成15年 (PDF) - 221ページ
- ↑ 平成16年 (PDF) - 221ページ
- ↑ 平成17年 (PDF) - 223ページ
- ↑ 平成18年 (PDF) - 223ページ
- ↑ 平成19年 (PDF) - 225ページ
- ↑ 平成20年 (PDF) - 229ページ
- ↑ 平成21年 (PDF) - 239ページ
- ↑ 平成22年 (PDF) - 237ページ
- ↑ 平成23年 (PDF) - 237ページ
- ↑ 平成24年 (PDF) - 233ページ
- ↑ 平成25年 (PDF) - 235ページ
- ↑ 平成26年 (PDF) - 237ページ
- ↑ 平成27年 (PDF) - 237ページ
- ↑ 平成28年 (PDF) - 245ページ
- ↑ 平成29年 (PDF) - 237ページ