パーミル

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「‰」:千分率

パーミルあるいはプロミルとは、1000分の1を1とする単位。記号は (Unicode U+2030文字参照‰)。英語では permil あるいは per milイタリア語では permille あるいは per mille(ペル ミッレ)と表記され、日本語では千分率という。プロミルはドイツ語promille片仮名表記したもの。ラテン語で「per」は「~ごとに」を意味し、「millennium」などの語源でもある「mille」は「千」を意味する。

1‰ = 10−3 = 1/1000 = 0.001 = 0.1%

である。したがって、例えば、

52‰ = 52 × 10−3 = 52/1000 = 0.052 = 5.2%

となる。

主な使用例

勾配、角度
  • 鉄道線路の勾配を表す。水平距離1000m当たりの高低 (m) を指す。鉄道は一般的に道路より勾配が緩いため、パーセント表示ではなく、パーミル表示で表現することが多い。勾配標には n/1000 の n にあたる分子の数字が表記される。道路では道路標識に見られるように(日本の道路標識#警戒標識の「上り急勾配あり (212の3))」など)、パーセント表示とすることがほとんどである。
  • トンネル用水路などの勾配。例えば、水平方向に1000m進むと20m上がる(または下がる)坂道の勾配は20‰である。
  • 勾配の他にも、一部の国の特定分野で角度の表示に用いる事がある。主に数度以内の小さな角が対象である。ただし単位記号として ‰ を使っていても、ミルのいずれかのバージョンを意味する場合がある(パーミルとは最大で5%程度異なる)。
各種の計測値
統計値
その他
  • ジュエリー用貴金属の純度表示。JIS H 6309による。
  • 登録免許税の税率。

関連項目

単位