バスク語族
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バスク語族 | |
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話される地域: | フランス、スペイン |
言語系統: | テンプレート:Infobox Language/genetic2 バスク語族 |
下位言語: |
アクイタニア語 (死語)
ピクト語? (死語)
イベリア語? (死語)
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ISO 639-2・639-5: | euq |
バスク語族(Basque languages)[1][2]は孤立した言語であるバスク語と、その祖先または近縁とされるアクイタニア語からなる推定上の語族である。またバスク語の方言をいくつかの言語とみなす立場から、それらをまとめる場合バスク語族とする立場もある。本記事では前者について扱う。
Contents
含まれる言語
- バスク語 - ピレネー地域西部に現存する孤立した言語。インド・ヨーロッパ語族以前の先印欧語である。
- アクイタニア語† - バスク語の祖先または近縁とされる言語。バスク語とはほぼ同じ地域で話されていた。
含まれる可能性のある言語
- イベリア語† - イベリア半島南東部で話されていたイベリア語はバスコン語族と関係あるという見方があるが、学説としては満足する結果を得ていない。
- ピクト語† - かつてスコットランドで話されていた言語であり、ケルト語に属すとの見方もあるが、その系統は不明。フェデリコ・クルトヴィッヒはピクト語とバスク語を比較し、ピクト人とバスク人は共にインド・ヨーロッパ語族以前のヨーロッパの先住民であると主張した。両者はハプログループR1b (Y染色体)を高頻度で保持し、言語も同系統の可能性がある。
バスコン語基層説
en:Theo Vennemannはバスク語族と同系統の諸言語が、西ヨーロッパの基層言語であったとしており、「バスコン語族」という名称を用いている。
- 参照: バスコン語基層説