ザック・ペトリック
ザッカリー・バーナード・ペトリック(Zachary Bernard Petrick、1989年7月29日 - )は、アメリカ合衆国・イリノイ州グランディ郡モリス出身のプロ野球選手(投手)。右投右打。
5歳上の兄は、シカゴ・カブスでプレーしたプロ野球選手のビリー・ペトリック。
Contents
経歴
カージナルス傘下時代
2012年6月17日にセントルイス・カージナルスと契約した。この年はルーキー級ジョンソンシティ・カージナルスで13試合に登板。無傷の5勝を挙げ、防御率2.17を記録した。
2013年はA級ピオリア・チーフズに昇格し、クローザーに抜擢された。16試合に登板し、7セーブ、防御率0.83を記録すると、A+級パルマビーチ・カージナルスに昇格。先発・クローザーの両方で起用され、9試合(うち先発4試合)で3勝0敗1セーブ、防御率0.27、リリーフ5試合のうち、4試合で交代完了を記録した。その後、AA級スプリングフィールド・カージナルスに昇格し、今度は先発一本化され9試合に登板すると、3勝3敗、防御率3.99という成績を挙げた。シーズン通して、34試合(うち先発13試合)に登板して、7勝3敗8セーブ、防御率1.99という成績で、同年のマイナーリーグの「ピッチャー・オブ・ザ・イヤー(最優秀投手)」に選出された。 カージナルス傘下最後のシーズンとなった2015年シーズンは年間通して3A級に定着。 リーグ最多となる28試合に先発し7勝7敗、防御率4.52という成績を残した。 マイナーでは通算102試合に登板し28勝16敗9セーブ、防御率3.50だった[1]。
DeNA時代
2015年12月18日に横浜DeNAベイスターズと契約したことが球団から発表された[2]。背番号は67。7月13日、横浜スタジアムの中日戦で来日初先発すると、第1打席で初安打を放ち、第2打席には初の適時打を放った。5回2失点の好投を見せ、初勝利を手にした。12月2日、自由契約公示された[3]。
サムスン・ライオンズ時代
2017年1月31日、韓国プロ野球のサムスン・ライオンズと契約した。同年は一軍で3勝を記録したが同年限りで退団した。
選手としての特徴
直球は145キロ前後だが、カーブやチェンジアップ、ツーシームなど多彩な変化球を用いる。「ゴロを打たせて取る」いわゆるグラウンドボーラーの技巧派投手[4]。
詳細情報
年度別投手成績
2016 | DeNA | 15 | 7 | 0 | 0 | 0 | 3 | 2 | 0 | 0 | .600 | 199 | 47.1 | 48 | 10 | 12 | 0 | 0 | 22 | 0 | 0 | 31 | 29 | 5.51 | 1.27 |
通算:1年 | 15 | 7 | 0 | 0 | 0 | 3 | 2 | 0 | 0 | .600 | 199 | 47.1 | 48 | 10 | 12 | 0 | 0 | 22 | 0 | 0 | 31 | 29 | 5.51 | 1.27 |
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- 2016年度シーズン終了時
記録
- NPB投手記録
- 初登板:2016年4月7日、対中日ドラゴンズ3回戦(ナゴヤドーム)、12回裏に6番手で救援登板、完了、1回無失点
- 初奪三振:同上、12回裏に谷哲也から空振り三振
- 初先発・初勝利・初先発勝利:2016年7月13日、対中日ドラゴンズ14回戦(横浜スタジアム)、5回2失点
- NPB打撃記録
- 初安打:同上、3回裏にレイソン・セプティモから右前安打
- 初打点:同上、4回裏にレイソン・セプティモから右前2点適時打
背番号
- 67 (2016年)
- 35 (2017年)
脚注
- ↑ “DeNA 191センチ右腕ペトリックとの合意発表”. 日刊スポーツ. (2015年12月18日) . 2015閲覧.
- ↑ 選手獲得のお知らせ横浜DeNAベイスターズ公式サイト(2015年12月18日)
- ↑ “自由契約選手|2016年度公示”. NPB.jp 日本野球機構 (2016年12月2日). . 2016閲覧.
- ↑ “ラミDeNA大型V補強に' 13マイナー最優秀投手ペトリック!”. サンケイスポーツ. (2015年12月16日) . 2015閲覧.