銀座の恋の物語
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「銀座の恋の物語(ぎんざのこいのものがたり)」は、1961年に発売された石原裕次郎と牧村旬子のデュエット曲である。通称「銀恋(ぎんこい)」。また、1962年3月に上記を主題歌とする同名の日活映画「銀座の恋の物語」が公開された。
小史
デュエット曲「銀座の恋の物語」は1961年にテイチクより発売。歌手は石原裕次郎及び牧村旬子。作詞は大高ひさを、作曲は鏑木創。
本曲は1961年1月14日に公開された日活映画「街から街へつむじ風」(石原裕次郎主演)の挿入歌として使用されたものであり、公称300万枚を超える大ヒット曲となった。現在でもカラオケなどにて定番のデュエット曲として愛唱されている。
1962年3月に公開された同名の日活映画 「銀座の恋の物語」は上記の曲を主題歌として使用している。
1990年に銀座通連合会、西銀座通会、テイチクによってゆかりの地銀座に歌碑が建立された[1]。
2016年4月8日から、東京地下鉄(東京メトロ)日比谷線銀座駅で発車メロディとして使用されている[2]。
映画
映画「銀座の恋の物語」は1962年3月4日に公開された歌謡メロドラマ。 石原裕次郎と浅丘ルリ子による、和製恋愛映画の古典的作品である。
銀座の恋の物語 | |
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The Love Story of Ginza | |
監督 | 蔵原惟繕 |
脚本 |
山田信夫 熊井啓 |
製作 | 水の江瀧子 |
出演者 |
石原裕次郎 浅丘ルリ子 江利チエミ ジェリー藤尾 |
音楽 | 鏑木創 |
主題歌 |
石原裕次郎 牧村旬子 |
撮影 | 間宮義雄 |
編集 | 鈴木晄 |
製作会社 | 日活 |
配給 | 日活 |
公開 | 1962年3月4日 |
上映時間 | 93分 |
製作国 | 日本 |
言語 | 日本語 |
配給収入 | 3億円[3] |
- あらすじ
- 伴 次郎は銀座で貧乏暮らしをしながら画家を目指す青年。同居する音楽家志望の宮本修二の曲に詞をつけて口ずさむ。次郎の恋人秋田久子は銀座高級洋装店のお針子。次郎との結婚を望んでいたが、次郎が美術会社の就職を蹴ったのに落胆し別れを告げる。次郎は久子のため就職を決意。二人は次郎の故郷の信州に行くため、新宿駅で待ち合わせるが、久子は車にはねられたあと、姿を消してしまう。次郎は働きながら絵を描き、婦警の関口典子と久子を探し続けた。宮本は音楽をあきらめ、密造酒グループに加わる。ある日、次郎はデパートのアナウンス係をする久子を発見する。しかし彼女は井沢涼子と名乗り、過去の記憶を失っていた。次郎は久子の記憶を取り戻そうと奔走する。次郎の絵の個展が開かれる。宮本は以前次郎が描いた久子の肖像画を買い取っていたが、久子に肖像画を渡し自首する。久子は次郎が口ずさむ『銀座の恋の物語』を聞いて記憶を取り戻した。
- スタッフ
- 企画:水の江瀧子
- 監督:蔵原惟繕
- 脚本:山田信夫、熊井啓
- 撮影:間宮義雄
- 音楽:鏑木創
- 美術:松山崇
- 録音:福島信雅
- 編集:鈴木晄
- 照明:藤林甲
- スチール:井本俊康
- 助監督:西村昭五郎
- 主題歌:銀座の恋の物語
- キャスト
- 伴次郎:石原裕次郎
- 秋田久子 :浅丘ルリ子
- 関口典子:江利チエミ
- 宮本修二:ジェリー藤尾
- 春山:清水将夫
- 沢村:深江章喜
- お松:清川虹子
- 武さん:高品格
- 柳井樹理:牧村旬子
- 源六(車夫):河上信夫
- 秀子:三崎千恵子
- キン子:和泉雅子
- 銀座屋のマダム:南風洋子
- 須藤女史:新井麗子
- 橋本:守屋徹
- 尾形:織田俊彦
- 弘美:千代侑子
- 千枝:金井克予
- 芸者:星ナオミ
- トランペットの青年:小島忠夫
- 佐藤:木浦佑三
- 医者:下條正巳
- 男A:神山勝
- 男B:古田祥
- 男C:林茂朗
- 刑事:山之辺潤一
- 月賦屋:峰三平
- 吉本:花村典昌
- 清水部長:松下達夫
- 東北弁の巡査:井上昭文
- 主任刑事:深水吉衛
- 司会:広瀬優
- 主任刑事:深水吉衛
脚注
- ↑ GINZA WEB 東京銀座周辺情報ガイド・銀座ガイド(銀座の恋の物語)
- ↑ “日比谷線 秋葉原駅・銀座駅 千代田線 乃木坂駅 お客様リクエストによる 発車メロディ導入曲決定! 〜リクエスト楽曲第1位は、乃木坂駅の乃木坂46「君の名は希望」〜” (プレスリリース), 東京メトロ, (2016年1月20日) . 2016閲覧.
- ↑ 『キネマ旬報ベスト・テン85回全史 1924-2011』(キネマ旬報社、2012年)180頁