香呂駅
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香呂駅(こうろえき)は、兵庫県姫路市香寺町中屋にある、西日本旅客鉄道(JR西日本)播但線の駅である。
歴史
- 1894年(明治27年)7月26日 - 播但鉄道が姫路駅 - 寺前駅間で開業すると同時に設置。旅客・貨物の取扱を開始。
- 1903年(明治36年)6月1日 - 播但鉄道が山陽鉄道に営業譲渡。山陽鉄道の駅となる。
- 1906年(明治39年)12月1日 - 山陽鉄道国有化により、国有鉄道の駅となる。
- 1909年(明治42年)10月12日 - 線路名称制定。播但線の所属となる。
- 1980年(昭和55年)4月1日 - 車扱貨物の取扱を廃止。駅舎南側に有蓋車用の貨物ホームが設置されていた。
- 1987年(昭和62年)4月1日 - 国鉄分割民営化により西日本旅客鉄道(JR西日本)の駅となる。
- 2007年(平成19年)8月1日 - 窓口営業時間を変更。1時間延長し、7時15分 - 21時(変更前 - 20時)となる[1]。
- 2015年(平成27年)12月5日 - 姫路市により駅前広場が完成する[2]。
- 2016年(平成28年)
駅構造
単式2面2線のホームを持つ交換設備を備えた地上駅である。有人駅舎は1番のりば側にあり、2番のりばとの間は跨線橋で連絡している。有人駅舎に付けられた建物財産票には「明治27年8月」と記されている。播但線鶴居駅も同年築。2012年現在、兵庫県最古の駅舎である山陽本線有年駅(橋上駅化工事中)に次いで古いものである[5]。
配線上は1番のりばを上下本線とした一線スルーとなっており、特急「はまかぜ」は両方向とも1番のりばを通過していく。停車列車も行き違いがない場合は、両方向とも1番のりばに停車する。
みどりの窓口が設置されている。駅業務は2005年(平成17年)4月1日にJR直営からジェイアール西日本福知山メンテックに業務委託された。福崎駅が当駅を管理する。駅を出てすぐの所にキヨスクがあったが、2016年1月20日限り営業を終了した。
のりば
のりば | 路線 | 方向 | 行先 |
---|---|---|---|
1・2 | J 播但線 | 上り | 姫路方面 |
下り | 寺前・和田山方面 |
- 原則両方向とも1番のりばを使用するが、福崎・寺前方面への下り列車のうちラッシュ時ならびに停車列車同士の行き違い時には2番のりばに停車する。
- 姫路行きでは19時台の1本のみ2番のりば停車(対向列車である特急はまかぜ5号と行き違い。はまかぜは1線スルーの1番線を通過のため)。出発信号機はかつて3番線で使用されていたものを流用している。
なお、以前は2番のりばの反対側に3番のりばが存在し、かつて特急の待避に使われていたが長らく使用停止状態だった。架線・線路は2015年12月に撤去され、2016年3月27日から西改札口および自転車駐輪場として使用されている。
利用状況
「兵庫県統計書[6]」によると、2016年(平成28年)度の1日平均乗車人員は1,557人である。
近年の1日平均乗車人員は以下の通りである。
年度 | 1日平均 乗車人員 |
---|---|
2000年 | 1,795 |
2001年 | 1,743 |
2002年 | 1,677 |
2003年 | 1,636 |
2004年 | 1,663 |
2005年 | 1,657 |
2006年 | 1,653 |
2007年 | 1,585 |
2008年 | 1,590 |
2009年 | 1,602 |
2010年 | 1,618 |
2011年 | 1,621 |
2012年 | 1,657 |
2013年 | 1,687 |
2014年 | 1,606 |
2015年 | 1,595 |
2016年 | 1,557 |
駅周辺
- 姫路市役所香寺事務所
- 姫路市立図書館香寺分館
- 香寺民俗資料館
- 日本玩具博物館
- 香寺郵便局
隣の駅
脚注
- ↑ 2016年現在、窓口営業時間は再び7時15分 - 20時(一時閉鎖時間あり)に戻っている。
- ↑ ~「JR播但線香呂駅東側駅前広場」が完成しました~
- ↑ “平成28年春ダイヤ改正について” (プレスリリース), 西日本旅客鉄道, (2015年12月18日) . 2016閲覧.
- ↑ 以前は、ほぼ同位置に駅西方にある日ノ本学園の学生・生徒用の降車専用通路があり、朝の通学時間帯は3番線の線路を渡って直接駅の外に出ていた(「以前の西出口」の写真参照)
- ↑ 「兵庫の鉄道全駅 JR・三セク」(神戸新聞総合出版センター、2011年12月)P153、157
- ↑ 兵庫県統計書