板前
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板前(いたまえ)とは、日本料理店・料亭で料理をつくる人のこと。西洋料理でのコックに相当する。
なお「板」とは、まな板であり、まな板の「前」で働く人、つまり料理人を指す言葉である。
役職的地位
- 花板(はないた) - 板場を仕切る最上位者。料理長。板長(いたちょう)、立板(たていた)とも呼ばれる。
- 次板(つぎいた) - 副料理長。二番、脇板(わきいた)とも呼ばれる。
以上の二者はカウンターに立つ事が多い。「三番板前」というナンバースリーのいる料亭もある。
- 椀方(わんかた) - 椀(お吸い物など)を作る人。料理全体の味を引き立て調える汁物作りの統括。
- 煮方(にかた) - 煮物を作る人。
板前と言えるのはここまで。以下の三者は裏方となる。
- 焼方(やきかた) - 焼き物(焼き魚)を作る人。鮎の塩焼きや、田楽などを作る。
- 揚場(あげば) - 揚げ物(天ぷらの事)を作る人。焼方と同程度の位。
- 追い回し - 盛り付けなどを担当する雑用係。「ボウズ」(坊主)、「小僧」とも呼ばれる。一番低い位。花板を目指す修行はここから始まる。
同様のヒエラルキーは西洋料理にも存在する(ブリゲード・ド・キュイジーヌ)。