フォトニクス
提供: miniwiki
2018/6/27/ (水) 18:29時点におけるja>牛馬之門による版 (→概要)
概要
1960年代にレーザーが発明され、半導体オプトエレクトロニクスが登場したことにより、研究分野が本格始動した[1]。
現在ではその領域は光の生成、操作、検出、極紫外域から遠赤外域までを網羅する[1]。
応用例
マイクロ波フォトニクス
マイクロ波フォトニクスは電波と光を融合した技術で電波をそのままの形態でファイパ中に閉じ込めて遠くまで伝送できるため無線通信、計測、アレーアンテナ、電波天文学、ケーブルテレビ等の広い応用範囲がある[2]。
ナノフォトニクス
ナノフォトニクスはナノテクノロジーの一領域で光を用いてナノメートル領域の物質の性質を調べたり、光の波長よりも小さな構造物を用いて光波を制御したり制御された光の場を利用して物質の光学的性質を改変する手法[3][4][5]。
シリコンフォトニクス
"「シリコンフォトニクス」"
シリコンフォトニクスは半導体産業で利用される微細加工技術を用いてSi(ケイ素)の基板上に発光素子や受光器、光変調器といった素子を集積する技術[6]。
メカノフォトニクス
フォトニクスの一分野で他の大部分のフォトニクス素子は光リソグラフィを利用して形成されるのに対して、機械加工技術の延長でフォトニクス素子を形成する[7]。
脚注
- ↑ 1.0 1.1 フォトニクス:光の科学と技術
- ↑ 小牧省三,塚本勝俊. "マイクロ波フォトニクス技術." 電子情報通信学会誌 84.3 (2001): 163-166.
- ↑ ナノフォトニクスグループ
- ↑ 大津元一, et al. "ナノフォトニクスへの挑戦." 米田出版, 千葉 (2003).
- ↑ 大津元一, 小林潔, 電子工学. ナノフォトニクスの基礎. オーム社, 2006.
- ↑ シリコンフォトニクスは最終兵器これに代わる術は未来永劫生まれない
- ↑ 新井泰彦. "メカノフォトニクス専門委員会活動報告 2014." 精密工学会誌 80.10 (2014): 901-905.
文献
- 神谷武志, 土屋昌弘. "超高速フォトニクス." 応用物理 70.11 (2001): 1271-1280.
- 蔵田和彦. "シリコン (Si) フォトニクスと光回路実装技術." エレクトロニクス実装学会誌 17.4 (2014): 286-291.
関連項目
- シリコンフォトニクス
- ネイチャー フォトニクス - フォトニクス専門の学術誌
- 有機フォトニクス
- フォトニック結晶
- 非線形光学
- フォトニック集積回路