ヴェラ・リン
ヴェラ・リン | |
---|---|
基本情報 | |
出生名 | Vera Margaret Welch |
生誕 | 1917年3月20日(107歳) |
出身地 | イングランド ロンドン・イーストハム |
ジャンル | トラディショナル・ポップス |
職業 | 歌手 |
活動期間 | 1935年 - |
レーベル | デッカ・HMV |
デイム・ヴェラ・リン (Dame Vera Lynn, DBE, 本名:Vera Margaret Welch (ヴェラ・マーガレット・ウェルチ), 1917年3月20日[1] - ) は、第二次世界大戦期に称賛を受けたイギリスの歌手、女優。
プロフィール
第二次世界大戦中、リンはイギリス軍が戦っていたエジプト、インド、ビルマで慰問コンサートを開いており、「イギリス軍の恋人」として記憶されている。リンが歌った歌でもっとも知られている曲は『ウィィル・ミート・アゲイン(We'll Meet Again)』と『ザ・ホワイト・クリフズ・オブ・ドーバー(The White Cliffs of Dover)』である。
戦後もリンの人気は衰えを知らず、イギリスやアメリカ合衆国でテレビやラジオに出演。リンの戦後期の代表的ヒット曲として『アウフ ヴィーダーゼーエン・スイートハート(Auf Wiederseh'n Sweetheart)』と『マイ・ソン、マイ・ソン(My Son, My Son)』が知られている。
今なお、リンは第二次世界大戦を戦った退役軍人たちの敬愛の対象であり続けており、2000年には20世紀の精神を最も具現したイギリス人の一人として名前が挙がった[2]。
2009年、92歳となったリンのベストアルバムがイギリスのアルバムヒットチャート1位になり、存命中最高齢のアーティストによる1位記録となった[3]。現在も退役軍人や障害児、そして乳癌に冒された人々への慈善活動に多くの時間と体力を費やしている。
2017年、100歳の誕生日を記念して発売したニューアルバム『VERA LYNN 100』も、イギリスのアルバムヒットチャート1位になった。
栄誉
リンは1959年に大英帝国勲章の第4位の勲章にあたるオフィサー(OBE)に叙され、その後1975年には第2位のデイム・コマンダー(DBE)に格上げされた[4]。
2000年には、20世紀の精神を最も具現したイギリス人の一人として称されている[5]。
脚注
- ↑ Seidenberg, Steven; Sellar, Maurice; Jones, Lou (1995). You Must Remember This. Great Britain: Boxtree Limited. p. 132. ISBN 0 7522 1065 3.
- ↑ Manheim, James M. “Vera Lynn Biography”. Index of Musician Biographies. . 2011閲覧.
- ↑ “Biography for Vera Lynn”. IMDb. . 2011閲覧.
- ↑ Seidenberg, Steven; Sellar, Maurice; Jones, Lou (1995). You Must Remember This. Great Britain: Boxtree Limited. p. 132. ISBN 0 7522 1065 3.
- ↑ “Vera Lynn Biography”. Musicianguide.com. . 2009閲覧.