アッティラ・シハー
アッティラ・シハー Attila Csihar | |
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基本情報 | |
別名 | Void ov Voices |
生誕 | 1971年3月29日(53歳) |
出身地 | テンプレート:HUN1957 ブダペスト |
ジャンル |
ブラックメタル ドゥームメタル ドローンメタル |
職業 |
ボーカリスト ギタリスト 作詞家 |
担当楽器 |
歌 ギター |
活動期間 | 1985年 - |
共同作業者 |
メイヘム キープ・オヴ・カレシン アボリム ベリアル・チェンバー・トリオ グレイヴテンプル コログ プラズマ・プール Sunn O))) トーメンター ペンテンプル |
公式サイト | MySpace |
アッティラ・シハー(アッティラ・チハー、Attila Csihar、1971年3月29日 - )は、ハンガリー・ブダペスト出身のヘヴィメタルミュージシャン。
主にブラックメタルの分野で活動している。特にメイヘムのボーカリストとして著名。「Void ov Voices」というソロプロジェクトも知られている。ハンガリー人の姓名表記では、チハー・アッティラ (Csihar Attila)となるが、本記事ではバンド活動などで主に使われるヨーロッパ風の姓名表記を用いる。
彼のボーカルは、作家のイアン・クライストに『オペラティック』であると評された[1] 。
Contents
略歴
1985年に、ハンガリーのブラックメタルバンド、トーメンターでボーカリスト兼ギタリストとして活動を始める。アルバムと同程度の曲数を収録したデモテープ『Anno Domini』[注釈 1][2]をリリースするも、その後、トーメンターは1991年に解散[3]。トーメンターの活動で、ノルウェーのメイヘムとの関わりが生まれ、デッドの自殺によって空席となっていたメイヘムにセッションボーカリストとして招かれた。そして、1stアルバム『De Mysteriis Dom Sathanas』に参加した。
メイヘムに参加した後、アッティラは、プラズマ・プール、アボリムやコログのような様々なバンドで活動するようになる。また、ハンガリーでロック・オペラ、ジーザス・クライスト・スーパースターにカイアファ (Caiaphas)として出演したこともある。また、再結成したキープ・オヴ・カレシンにボーカリストとして短期間参加した。
また、アメリカのドゥームメタル/ドローンメタルバンド、Sunn O)))の影のメンバーでもある[4]。アッティラは、Sunn O)))で5枚のフルアルバムに参加した。その中には、Sunn O)))の最も成功したアルバム『Monoliths & Dimensions』が含まれ、世界を周るツアーにも参加した。
2004年には、マニアックの脱退したメイヘムに加入した。1992年に1stアルバムのレコーディングに参加した時から実に12年経過して、正式加入することとなった。加入前から不安定な状態にあったメイヘムは、アッティラ加入後もしばらく目立った活動は無かったが、徐々に持ち直し、2007年に4thアルバム『Ordo Ad Chao』をリリース[5]。同アルバムは、ノルウェーのグラミー賞と呼ばれるSpellemannprisenを受賞し、ワールドワイドツアーを敢行した。
また、Sunn O)))のグレッグ・アンダーソン、オレン・アンバーチとベリアル・チェンバー・トリオというプロジェクトも始めている。また、この他にもSunn O)))のスティーヴン・オマリー、オレン・アンバーチとグレイヴテンプルというプロジェクトでも活動している。
2008年11月にはソロプロジェクト、Void on Voicesを始動させる。同プロジェクトは、ウルヴェルなどのバンドのサポートアクトとしても活動した。
彼は、ディセクション、エンペラー、トーケ、ウルヴェル、Current 93、Jarboe、Toby Knapp、Banks Violette、Nader Sadekなどの多くのアーティストとのコラボレーションも行っている。
彼は、映画製作所で働いていた。トニー・スコットのスパイ・ゲームでは、プロダクション・デザイナーのノリス・スペンサーの最初のアシスタントであった。
ディスコグラフィー
- トーメンター: The Seventh Day Of Doom (1987)
- トーメンター: Anno Domini (1988)
- メイヘム: De Mysteriis Dom Sathanas (1994)
- プラズマ・プール: I (1991–1994)
- プラズマ・プール: Drowning II (1991–1993)
- アボリム: Kali Yuga Bizarre (1998, guest performance)
- メイヘム: Mediolanum Capta Est (1998, live album)
- トーメンター: Recipe Ferrum! (1999)
- アボリム: Fire Walk with Us! (2000)
- リンボニック・アート: Ultimate Death Worship - Guest vocals on "From the Shades of Hatred" (2001)
- コログ: Korog (2001)
- アボリム: With No Human Intervention (2003)
- The Beast of Attila Csihar (2003, compilation album)
- アナール・ナスラック: When Fire Rains Down from the Sky, Mankind Will Reap As It Has Sown - Guest vocals on "Atavism" (2003)
- キープ・オヴ・カレシン: Reclaim (2003)
- エンペラー: Scattered Ashes - Guest vocals on "Funeral Fog", Mayhem cover (2003)
- Sear Bliss: Glory and Perdition - Additional vocals in Birth of Eternity and Shores of Death (2003)
- Sunn O))): White2 (2004)
- アボリム: Generator - Guest vocals on "Man Bites God" (2006)
- アナール・ナスラック: Eschaton - Guest vocals on "Regression to the Mean"(2006)
- メイヘム: Ordo Ad Chao ("Order to Chaos") - Vocals (2007)
- Astarte: Demonized - Guest vocals on "Lycon" (2007)
- ベリアル・チェンバー・トリオ: Burial Chamber Trio - Vocals (2007)
- グレイヴテンプル: The Holy Down - Vocals (2007)
- Sunn O))): Oracle (2007)
- YcosaHateRon: La Nuit (2007) - Guest vocals
- スティーヴン・オマリー & Attila Csihar - 6°Fskyquake (2008)
- グレイヴテンプル: Ambient/Ruin - Vocals (2008)
- Sunn O))): Dømkirke - Vocals (2008)
- Jarboe: Mahakali - Guest Vocals on "The Soul Continues" (2008)
- Sunn O))): Monoliths & Dimensions (2009)
- デス・オヴ・デザイア: ANTIhuman (2010) - guest vocals on one track[6]
- ウルヴェル: Wars of the Roses (2011) - Guest vocals on "Providence"[7]
注釈
- ↑ ただし、これを1stアルバムとする場合もある
脚注
- ↑ Christe, Ian (2003). Sound of the Beast: the Complete Headbanging History of Heavy Metal. New York, New York: HarperCollins Publishers Inc..
イアン・クライスト 『魔獣の鋼鉄黙示録 ヘビーメタル全史』 中島由華訳、早川書房、2008年。ISBN 4152089431。 - ↑ http://www.metal-archives.com/albums/Tormentor/Anno_Domini/6555
- ↑ http://www.metal-archives.com/bands/Tormentor/2268
- ↑ Interview for french online magazine Les Eternels, Dec 2007. http://www.leseternels.net/interviews.aspx?id=112
- ↑ テンプレート:Cite album-notes
- ↑ Death of Desire - Hellhammer Added to Line-Up bravewords.com. 2009-10-04. Retrieved on 2009-11-10.
- ↑ Credits from Discogs discogs.com. 2011-04-18. Retrieved on 2011-04-18.
外部リンク
- Southern Lord Records(英語)
- テンプレート:Myspace(英語)