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大和葛城山(やまとかつらぎさん)は、奈良県御所市と大阪府南河内郡千早赤阪村との境に位置する標高959.2mの山である。単に葛城山と呼ばれることもある。
概要
大和葛城山は金剛生駒紀泉国定公園内にあり、北の二上山や南の金剛山に連なる金剛山地の山の一つである。かつては金剛山を含む葛城山脈を総称して葛城山と呼び[1]、大和葛城山は大和国では戒那山(かいな-)、天神山あるいは鴨山と呼ばれ、河内国では篠峰(しのがみね)と呼ばれた[2]。山頂付近は葛城高原と呼ばれ、ツツジの開花時期には多くの観光客が訪れる[3]。
登山道
登山道は複数あり、奈良県御所市の麓から登る「櫛羅(くじら)の滝コース」(深谷道)と「北尾根コース」(秋津洲展望コース)のほか、「ダイヤモンドトレール」と呼ばれる二上山や金剛山からの縦走路、大阪府南河内郡の麓から登る「弘川寺道」や「天狗谷道」が知られている。
このうち御所市からの登山口は近鉄御所線御所駅から近く、駅からのバスが定期運行されている。登山口から山頂付近まで葛城山ロープウェイが運行されており、櫛羅の滝コースはほぼロープフェイに沿ったコースで、道中には櫛羅の滝や行者の滝がみられる[4]。災害によりたびたび崩落し、通行止めとなることがあった[5]。北尾根コースは櫛羅の滝コースと同じ登山口から、ロープウェイ北側の尾根を登ってダイヤモンドトレールに至る登山道である[6]。近畿日本鉄道の観光案内によると「新登山道」として紹介されているが[4]、[6]
天狗谷道の登山口へは近鉄長野線富田林駅から金剛バスにより「千早線」として土日祝日のみ、路線バスが運行されている[7]。ダイヤモンドトレールは、大和葛城山と金剛山の間の水越峠で国道309号の旧道と交差しており、金剛バス千早線は峠近くのバス停まで運行されている[7]。
観光
山頂付近にツツジが多数植生しており、例年は5月上旬から咲き始め中旬に見頃を迎える[8]。
山頂付近に「葛城高原ロッジ」が設けられていて、宿泊施設や飲食店のほか日帰り入浴施設やキャンプ場を経営している[9][10]。
名所・旧跡
- 自然ツツジ園
- 白樺食堂、展望デッキ
- 葛城天神社
- 天空のハッピーベル
- 櫛羅の滝
- 二の滝
- Mount Yamatokatsuragi6.jpg
山頂
- 170514 Mt Yamatokatsuragi Gose Nara pref Japan01s3.jpg
自然ツツジ園
- 170513 Mt Yamatokatsuragi Gose Nara pref Japan06n.jpg
白樺食堂
- 170513 Katsuragiten-jinja Gose Nara pref Japan04n.jpg
葛城天神社
- Kujiranotaki.jpg
櫛羅の滝
- Ninotaki (Mount Yamatokatsuragi).jpg
二の滝
葛城山へのアクセス
脚注
- ↑ 角川書店『角川日本地名大辞典 29 奈良県』
- ↑ 平凡社『日本歴史地名大系 第30巻 奈良県の地名』
- ↑ “奈良県 御所市 葛城山情報 自然つつじ園”. 御所市観光協会. . 2015閲覧.
- ↑ 4.0 4.1 “てくてくまっぷ15奈良 (pdf)”. 近畿日本鉄道株式会社. . 2014閲覧.
- ↑ “新着情報”. . 2014閲覧.
- ↑ 6.0 6.1 “葛城山新登山道「北尾根コース」のご案内]”. 御所市. 2013年3月16日時点のオリジナルよりアーカイブ。. 2015閲覧.
- ↑ 7.0 7.1 “金剛バス|路線図”. 金剛自動車株式会社. . 2015閲覧.
- ↑ “奈良県 御所市 葛城山情報 自然つつじ園”. 御所市観光協会. . 2015閲覧.
- ↑ “ご宿泊”. 国民宿舎 葛城高原ロッジ. . 2015閲覧.
- ↑ “日帰り”. 国民宿舎 葛城高原ロッジ. . 2015閲覧.
関連項目
- 和泉葛城山 葛城山系を構成する葛城山のうち、岸和田市と紀の川市の境にある山。
- 南葛城山 葛城山系を構成する山。河内長野市と橋本市の境にある。
- 中葛城山 千早赤阪村と五條市の境にある山。葛城山系を構成する。
- 葛城 (スループ) - 大日本帝国海軍の葛城型スループの1番艦。1887年就役。
- 葛城 (空母) - 帝国海軍の雲龍型航空母艦の3番艦。1944年就役。