「北摂山系」の版間の差分
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| 北摂山系 | |
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280px 剣尾山から見た北摂山系（2008年12月撮影） | |
| 所在地 |
 日本 京都府・大阪府・兵庫県 |
| 位置 |
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| 上位山系 | 丹波高地 |
| 最高峰 | 深山 (791m) |
北摂山系（ほくせつさんけい）は、主に兵庫県南東部から大阪府北部、京都府南西部に広がる山地で、丹波高地の南部を含む区域であり、北摂山地と称される場合もある。
山系の概要
小盆地群を含む標高800m以下の山地により形成され、北東部から南西部に進むにつれ、なだらかな丘陵地帯となり大阪平野に至る。
北摂山系の範囲については、明確な定義はなされていないが、北東端は桂川水系の亀岡盆地南縁連山から、北西端は加古川水系の篠山盆地南縁連山から、西端は武庫川流域の三田盆地東縁連山から、東端は京都盆地西縁（西京区から大山崎町まで）の山地までの東西約50km、南端は大阪平野の北縁にあたる五月山・六個山・箕面山・鉢伏山までの南北約30kmの地域の山塊を指すことが多い。 地質的には丹波群層の砂岩、泥岩、砂岩・泥岩互層や花崗岩が混在しており、土壌的には大部分が森林褐色土によって構成されている。 主な河川としては、一級河川である猪名川、箕面川、安威川、芥川、小畑川、桂川などがある。 西の六甲山系、東の生駒山系とともに都心部より10～20kmの距離に位置する都市近郊の山地として、京阪神地区の住民より親しまれている。
ファイル:150124 Takatsuki city Osaka pref Japan01s5.jpg
北摂山系 （高槻市役所総合センターから北方向を撮影）
現存植生
全域が暖帯林に属し、スギ・ヒノキ・サワラ植林やクリ等の果樹園を除くと、代償植生であるモチツツジ-アカマツ群集、ヤブムラサキ-コナラ群集が多くを占めており、一部にモミ-シキミ群集やシイ-カナメモチ群集が分布するほか、国定公園に指定されている箕面川沿いにはケヤキ-イロハモミジ群集も見られる。
主な山
- 深山 - 標高791m
- 横尾山 - 標高785m
- 剣尾山 - 標高784m
- 大野山 - 標高753m
- 舩谷山 - 標高730m
- 高岳 - 標高720m
- ポンポン山 - 標高679m
- 妙見山 - 標高660m
- 歌垣山 - 標高553.5m
- 竜王山 - 標高510m
- 行者山 - 標高469m
- 大岩岳 - 標高384m
- 箕面山 - 標高355m
- Kenpisan01.JPG
剣尾山と行者山
- Misen 4.JPG
横尾山
- Misen 5.JPG
舩谷山
- Takadake01.JPG
高岳
- Mt.PonPon.jpg
ポンポン山
- Mount Myoken (Nose)1.jpg
妙見山
- Mount utagaki otokoyama1.jpg
歌垣山（男山）
- Oiwa05.jpg
大岩岳
- Minoh Falls Minoh Osaka pref Japan08s3.jpg
箕面山（箕面滝）
主な河川
一級河川
- 淀川水系
- 加古川水系
二級河川
- 武庫川水系
主な渓谷
- 130928 Settsu-kyo Gorge Takatsuki Osaka pref Japan03s3.jpg
摂津峡
主な峠
- 老ノ坂峠（国道9号）
- 庫阪峠
- 地獄谷峠
- 清阪峠（大阪府道・京都府道43号）
- 狩待峠
- 多留見峠
- 野間峠（大阪府道4号）
- 大槌峠
- 堀越峠
- 逢坂峠（京都府道733号）
- 名月峠
- 大土峠（国道477号）
- はらがたわ峠（国道173号）
- Misen 7.JPG
庫阪峠
関連項目
参考文献
- 大阪地域森林計画書 大阪府 平成20年
- 第6回・第7回 自然環境保全基礎調査 植生調査情報提供ホームページ 環境省 自然環境局