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Pareto, Vilfredo
[生] 1848.7.15. フランス,パリ
[没] 1923.8.19. スイス,ジュネーブ
イタリアの経済学者,社会学者。トリノ工科大学卒業後実業界に入ったが,マフェオ・パンタレオーニの影響によって経済学に関心をもち,その推薦で 1893年レオン・ワルラスの跡を継いで 1900年までローザンヌ大学教授を務めた。
ワルラスを継承して一般均衡理論の大成に貢献した。また従来効用の可測性を前提に成立していた限界効用理論から効用可測性の問題を排除し,いわゆるパレート最適の概念を導入して,新厚生経済学の基礎を築いた。晩年は社会学に関心を移し,エリート循環論や社会均衡論などで知られる独自の社会学体系を樹立した(エリートの周流)
『経済学講義』(2巻,1896~97),『経済学提要』(1906),『一般社会学概論』Trattato di sociologia generale(2巻,1916)など著書多数。