「ヤマユリ」の版間の差分
提供: miniwiki
(→食用) |
細 (1版 をインポートしました) |
(相違点なし)
|
2018/8/8/ (水) 10:07時点における最新版
ヤマユリ(山百合、学名:Lilium auratum)とはユリ科ユリ属の球根植物。
日本特産のユリ。北陸地方を除く近畿地方以北の山地の林縁や草地に分布する。学名は「黄金色のユリ」の意。和名は、山中に生えることからつけられた。
特徴
草丈は1-1.5m[1]。花期は7-8月頃[1]。花は、花弁が外に弧を描きながら広がって、1-10個程度を咲かせる。その大きさは直径20cm以上でユリ科の中でも最大級であり、その重みで全体が傾くほどである。花の色は白色で花弁の内側中心には黄色の筋、紅色の斑点がある。ヤマユリの変わりものには様々な呼び名がつけられていて、花被片の中央に太い赤色があるものを「紅筋」、斑点が少ない純白の花を「白黄」、花被片の斑点が黄色のものを「白星」という。花の香りは日本自生の花の中では例外的ともいえるほど、甘く濃厚でとても強い。発芽から開花までには少なくとも5年以上かかり、また株が古いほど多くの花をつける。風貌が豪華で華麗であることから、『ユリの王様』と呼ばれる。
食用
鱗茎は扁球形で10cm程の大きさである。オニユリ等と同様にユリ根として食用となる。多糖類の一種であるグルコマンナン(コンニャクにも多く含まれる)を多量に含み、縄文時代には既に食用にされていた。
その他
脚注
関連項目
外部リンク
- ヤマユリ種子の発芽促進に関する研究 山形大学紀要 Vol.12 no.1 p.7 -14
- ユリの新発芽法「種子カット法」の開発 岩手県環境保健研究センター (PDF)
- 高速道路のり面におけるヤマユリ(Lilium auratum Lindl.)の復元状況について 日本緑化工学会誌 Vol.38 (2012) No.11号 p.208-211
典拠レコード: