「ピレネー山脈」の版間の差分
提供: miniwiki
(ページの作成:「ピレネーさんみゃく、フランス語: Les Pyrénées、スペイン語: Los Pirineos、オック語:Los Pirenèus、カタルーニャ語: Els Pirineus、バ…」) |
細 |
||
3行目: | 3行目: | ||
イベリア半島とヨーロッパ大陸の接合部に東西に横たわる山脈。[[スペイン]]ではピリネオス山脈 Pirineos。主稜線はほぼスペインと[[フランス]]の国境をなす。延長約 440km,最大幅約 130km。西部は概してゆるやかな起伏をもつが,東部に標高 3000mに達する急峻な山が連なる。最高峰は中央ピレネー,スペイン側の[[アネト山]](3404m)。フランス側の北斜面を流れる河川はおもに[[ガロンヌ川]]に,スペイン側の南斜面の河川は[[エブロ川]]に注ぐ。[[古第三紀]]造山運動によって形成された山脈で,山頂部は花崗岩,片麻岩からなり,[[古生代]]の結晶岩石が介在する。低部や支脈はより新しい石灰岩からなる。両端の海岸に沿う狭い低地が主要通路で,地中海側にはバルセロナ-ペルピニャン間,ビスケー湾側にはビルバオからイルン経由でスペインとフランスを結ぶ鉄道が通じている。ペルディド山(3352m)周辺の 306.39km<sup>2</sup>は,1997年[[世界遺産]]の自然・文化の複合遺産に登録。 | イベリア半島とヨーロッパ大陸の接合部に東西に横たわる山脈。[[スペイン]]ではピリネオス山脈 Pirineos。主稜線はほぼスペインと[[フランス]]の国境をなす。延長約 440km,最大幅約 130km。西部は概してゆるやかな起伏をもつが,東部に標高 3000mに達する急峻な山が連なる。最高峰は中央ピレネー,スペイン側の[[アネト山]](3404m)。フランス側の北斜面を流れる河川はおもに[[ガロンヌ川]]に,スペイン側の南斜面の河川は[[エブロ川]]に注ぐ。[[古第三紀]]造山運動によって形成された山脈で,山頂部は花崗岩,片麻岩からなり,[[古生代]]の結晶岩石が介在する。低部や支脈はより新しい石灰岩からなる。両端の海岸に沿う狭い低地が主要通路で,地中海側にはバルセロナ-ペルピニャン間,ビスケー湾側にはビルバオからイルン経由でスペインとフランスを結ぶ鉄道が通じている。ペルディド山(3352m)周辺の 306.39km<sup>2</sup>は,1997年[[世界遺産]]の自然・文化の複合遺産に登録。 | ||
− | + | == 外部リンク == | |
− | |||
* [http://www.parcsnationaux.fr/layout/set/fiche/content/view/full/7568 ピレネー国立公園] | * [http://www.parcsnationaux.fr/layout/set/fiche/content/view/full/7568 ピレネー国立公園] | ||
2018/7/30/ (月) 10:10時点における最新版
ピレネーさんみゃく、フランス語: Les Pyrénées、スペイン語: Los Pirineos、オック語:Los Pirenèus、カタルーニャ語: Els Pirineus、バスク語: Pirinioak
イベリア半島とヨーロッパ大陸の接合部に東西に横たわる山脈。スペインではピリネオス山脈 Pirineos。主稜線はほぼスペインとフランスの国境をなす。延長約 440km,最大幅約 130km。西部は概してゆるやかな起伏をもつが,東部に標高 3000mに達する急峻な山が連なる。最高峰は中央ピレネー,スペイン側のアネト山(3404m)。フランス側の北斜面を流れる河川はおもにガロンヌ川に,スペイン側の南斜面の河川はエブロ川に注ぐ。古第三紀造山運動によって形成された山脈で,山頂部は花崗岩,片麻岩からなり,古生代の結晶岩石が介在する。低部や支脈はより新しい石灰岩からなる。両端の海岸に沿う狭い低地が主要通路で,地中海側にはバルセロナ-ペルピニャン間,ビスケー湾側にはビルバオからイルン経由でスペインとフランスを結ぶ鉄道が通じている。ペルディド山(3352m)周辺の 306.39km2は,1997年世界遺産の自然・文化の複合遺産に登録。