「キキョウ」の版間の差分

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| 名称 = キキョウ
 
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| 画像キャプション = キキョウの花(雄性先熟の雌花期)
 
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| 英名 = balloon flower
 
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[[画像:Platycodon_grandiflorum0.jpg|thumb|雄性先熟の雄花期(雌花の柱頭がまだ開いていない)]]
 
[[画像:kikyo_tsubomi.jpg|thumb|つぼみ]]
 
[[画像:Platycodon grandiflorum ja01.jpg|thumb|花の形]]
 
[[画像:W_kikyou4071.jpg|thumb|白い花もある]]
 
'''キキョウ'''(桔梗、''Platycodon grandiflorus'')は[[キキョウ科]]の多年生[[草本]][[植物]]。[[山野]]の日当たりの良い所に育つ。[[日本列島|日本]]全土、[[朝鮮半島]]、[[中国大陸|中国]]、東[[シベリア]]に分布する。
 
  
[[万葉集]]のなかで[[七草#秋の七草|秋の七草]]と歌われている「朝貌の花」は本種であると言われている{{誰|date=2017年7月}}。[[絶滅危惧種]]である。
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'''キキョウ'''(桔梗、''Platycodon grandiflorus'')
  
== 形態 ==
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[[キキョウ科]]の多年生[[草本]][[植物]]。[[山野]]の日当たりの良い所に育つ。[[日本列島|日本]]全土、[[朝鮮半島]]、[[中国大陸|中国]]、東[[シベリア]]に分布する。
[[]]は太く、黄白色。高さは40-100cm程度。[[]]は互生で長卵形、ふちには鋸歯がある。下面はやや白みがかっている。
 
  
秋の花のイメージが強いが、実際の開花時期は六月中旬の梅雨頃から始まり、夏を通じて初秋の九月頃までである。[[つぼみ]]の状態では[[花びら]]同士が[[風船]]のようにぴたりとつながっている。そのため "balloon flower" という英名を持つ。つぼみが徐々に[[緑]]から[[青紫]]にかわり裂けて[[星型]]の花を咲かせる。雌雄同花だが[[雄性先熟]]で、[[雄蕊|雄しべ]]から[[花粉]]が出ているが[[雌蕊|雌しべ]]の[[雌蕊|柱頭]]が閉じた雄花期、花粉が失活して柱頭が開き他の花の花粉を待ち受ける雌花期がある。花冠は広鐘形で五裂、径4-5cm、雄しべ・雌しべ・花びらはそれぞれ5本である。
+
観賞用に栽培され,また切り花にも用いられる。茎は直立し高さ 40~100cm,葉は互生し長卵形で縁に細かい鋸歯がある。夏から秋にかけ,上部の葉腋に紫色の美しい花をつける。花冠は開いた鐘形で5裂,白色のものや二重咲きのものもある。根を乾燥したものが生薬の桔梗根で,痰を除くのに用いる。古くから秋の[[七草]]に数えられる。
  
なお、[[園芸]]品種には[[白色]]や[[桃色]]の花をつけるものや、鉢植え向きの草丈が低いもの、二重咲きになる品種やつぼみの状態のままほとんど開かないものなどがある。
 
  
== 利用 ==
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{{テンプレート:20180815sk}}
=== 生薬 ===
 
[[File:Root of platycodon grandiflorus.jpg|thumb|220px|left|キキョウの根]]
 
キキョウの根は[[サポニン]]を多く含むことから[[生薬]]('''桔梗根'''という)として利用されている。生薬としては、根が太く、内部が充実し、えぐ味の強いものが良品とされている。[[去痰]]、[[鎮咳]]、[[鎮痛]]、[[鎮静]]、[[解熱]]作用があるとされ、消炎排膿薬、[[鎮咳去痰薬]]などに使われる。主な産地は[[大韓民国|韓国]]、[[朝鮮民主主義人民共和国|北朝鮮]]、[[中華人民共和国|中国]]である。[[桔梗湯]](キキョウ+[[カンゾウ]])や[[桔梗石膏]](キキョウ+[[石膏#二水石膏(石膏)|セッコウ]])、[[銀翹散]]、[[十味敗毒湯]]、[[防風通聖散]]、[[排膿散]]などの[[漢方薬|漢方方剤]]に使われる。
 
 
 
=== 文化 ===
 
* 秋の[[季語]]。
 
* 花の形から「[[桔梗紋]]」が生まれた。[[美濃国|美濃]]の[[山県氏]]、[[土岐氏]]一族は桔梗紋を紋所にしていた事で知られている。[[明智光秀]]も土岐氏一族であり、桔梗紋を用いていた。
 
* [[安倍晴明]]が使用した[[五芒星]]を桔梗印と呼び、現在の[[晴明神社]]では[[家紋|神紋]]とされている。
 
 
 
== 絶滅危惧種 ==
 
{{絶滅危惧II類}}
 
:自生株は近年減少傾向にあり[[絶滅]]が危惧されている。
 
 
 
== 市の花 ==
 
* [[龍ケ崎市]]
 
* [[伊勢原市]]
 
* [[塩尻市]] - 市内に[[桔梗ヶ原]]という地名がある。
 
* [[一宮市]]
 
* [[掛川市]]
 
* [[多治見市]]
 
* [[土岐市]]
 
* [[名張市]]
 
* [[鎌ケ谷市]]
 
* [[山県市]]
 
 
 
== 関連項目 ==
 
* [[漢方医学|漢方]]
 
* [[桔梗駅]]([[北海道]][[函館市]]桔梗町) - 周囲にキキョウが咲いていたことからの命名。
 
* [[ききょうバス]] - 多治見市のコミュニティバス。
 
* [[ききょう号]] - 鎌ケ谷市のコミュニティバス。
 
* [[桔梗が丘駅]]([[三重県]]名張市桔梗が丘) - [[近鉄大阪線]]
 
* 天得院 - [[安土桃山時代]]に作庭されたと言われている庭園に、初夏から秋にかけて桔梗が咲き誇る。このことから桔梗の寺として知られている。また寺紋も桔梗である。
 
 
 
== 外部リンク ==
 
* [http://www.biodic.go.jp/rdb_fts/sy2000/sy_a1432.html 絶滅危惧種情報 キキョウ(生物多様性センター)]
 
 
 
{{Commons|Platycodon grandiflorus}}
 
 
{{DEFAULTSORT:ききよう}}
 
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[[Category:キキョウ科]]
 
[[Category:キキョウ科]]

2018/9/30/ (日) 17:06時点における最新版


キキョウ(桔梗、Platycodon grandiflorus

キキョウ科の多年生草本植物山野の日当たりの良い所に育つ。日本全土、朝鮮半島中国、東シベリアに分布する。

観賞用に栽培され,また切り花にも用いられる。茎は直立し高さ 40~100cm,葉は互生し長卵形で縁に細かい鋸歯がある。夏から秋にかけ,上部の葉腋に紫色の美しい花をつける。花冠は開いた鐘形で5裂,白色のものや二重咲きのものもある。根を乾燥したものが生薬の桔梗根で,痰を除くのに用いる。古くから秋の七草に数えられる。




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