VCSEL
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VCSEL(ビクセル)とはVertical Cavity Surface Emitting LASER(垂直共振器面発光レーザ)の略称で、半導体レーザー の一種。
特徴
一般的に半導体レーザーは基板面と平行方向に光を共振させその方向に光を出射させる。一方で、VCSELは基板面に対して垂直方向に光を共振させ面と垂直方向に出射させる。
その構造から、製造工程では基板を劈開せずとも共振器の形成やレーザ特性の検査が可能であり、大量生産に向いている、他の半導体レーザーに比べて比較的安価に製造が可能、2次元アレーにできる点などの特徴を持つ。
加えて、閾値電流が小さいためシステムの消費電力が小さい、低電流でも高速変調が可能、温度変化に対する特性変化の幅が少なく温度制御装置が簡易化できるなど利点が多い。
ギガビットイーサネットやファイバチャンネルの光源、コンピュータマウス、レーザプリンタ、光インターコネクトなどに応用が広がっている.
歴史
- 1977年 東京工業大学の伊賀健一(助教授:当時、東工大学長就任:2007年10月24日)により考案される。
その他
- 外部共振器型垂直面発光レーザ(VECSEL)
外部リンク
- 日経エレクトロニクスの解説