M2+CD

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エムツープラスシーディー

マネー・サプライ(通貨供給量)の動きをみる指標の一つ。金融政策の分析などで特に重視されている。一般的に,マネー・サプライが増加する局面で物価は上昇して景気が拡大し,マネー・サプライが減少する局面で物価は下落して景気が後退する。そこで,各国の中央銀行は金融政策の運営上,マネー・サプライの動きを景気動向の重要な判断材料としている。日本銀行はマネー・サプライ指標をM1,M2+CD,M3+CD,広義流動性(M3以外の部分)に分類し,1978年7~9月期から公表している。M1は民間の非金融部門(一般法人,個人),地方公共団体,地方公営企業が保有する現金通貨預金通貨(普通預金,当座預金などの要求払預金)を加えたもの。M1に定期性預金など準貨幣を加えたものが M2。M2に譲渡性預金 CDを加えたものが M2+CD。M2に郵便局,農業協同組合などの貯蓄性預金を加えたものが M3である。