極夜

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極夜(きょくや、: polar night)とは、日中でも薄明か、太陽が沈んだ状態が続く現象のことをいい、厳密には太陽のが当たる限界緯度である66.6度を超える南極圏北極圏で起こる現象のことをいう。対義語は白夜

地球自転軸は、公転軌道面に対して約23.4度傾いており、この傾きが季節によって一日中太陽の昇らない極夜を極圏に作り出している。

毎年、南極圏では夏至前後(現地における冬)、北極圏では冬至前後に極夜が起こる。極夜が起こる期間の長さは緯度により異なり、高緯度になるにつれてその期間は長くなる。地域によっては約2か月の間この現象に見舞われる。そのため特に暗い日として北極圏の英語圏では冬至のことを「ミッドウィンター」と呼ぶ。また、極夜の時期はオーロラが最も綺麗に長く見ることのできる時期とされ、他にも極成層圏雲を観測することができる。

昭和基地(1981年 - 2010年)の気候資料
1月 2月 3月 4月 5月 6月 7月 8月 9月 10月 11月 12月
日照時間 375.7 203.2 120.1 58.0 17.7 0.0 4.8 64.1 136.5 191.0 316.0 434.6 1,925.9
出典: 気象庁

関連項目

外部リンク