新古典学派経済学
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(しんこてんはけいざいがく、英: Neoclassical economics)
元来は A.マーシャルに始るケンブリッジ学派をさし,場合によっては W.ジェボンズや F.エッジワースらを含む限界主義 (限界分析 ) に立脚するイギリスの経済学者の意味で用いられたもの。
しかし徐々に限界主義に立脚し,ミクロ的価格分析を中心に理論を展開した L.ワルラスらをも含む限界革命以後の経済学者全体をさすようになり,今日ではこの意味で用いられることが多い。新古典派成長論というような場合には,そのなかでも生産要素の代替性 (生産係数の可変性) を承認することをさす。また P.サミュエルソンの新古典派総合という用語法や「新古典派的ケインズ解釈」というような使い方もあり,歴史的にも現在でも新古典学派という名称はさまざまな意味で使用されているので,上記のうちどれをさすのかは常に前後関係から判断しなければならない。