店頭有価証券

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店頭有価証券(てんとうゆうかしょうけん)は、取引所に上場していない有価証券のことをいう。

有価証券は、上場有価証券と店頭有価証券に分かれる。上場有価証券は、取引所に上場している有価証券のことであり、店頭有価証券は、それ以外の有価証券全てを指している。

店頭有価証券は通称青空銘柄と呼ばれており、日本証券業協会規則により証券会社は投資勧誘は行うことはできないが、顧客(投資家)からの注文受注のみ可能である。なお、店頭取扱有価証券(後述)の場合は、条件によっては証券会社による投資勧誘も可能である。

店頭有価証券の例

  • 富山県関連の地場株

地場株(じばかぶ)は、その地方の証券取引所でのみ取引され、かつその地方の地場企業が発行した株式のこと[1]

富証券では注文受注可能な富山県の非上場でグリーンシート以外の店頭取扱有価証券銘柄一覧を通称地場株と呼び販売されていたが、その知名度は低かった。2012年5月に富証券を吸収合併した島大証券株主コミュニティ[2]という形で地場株取引を継続しコミュニティ参加者以外からの取引は可能なものの投資の勧誘はコミュニティ参加者内に限られている。

店頭取扱有価証券

店頭有価証券のうち一定の要件を満たしたもので、証券会社による投資勧誘が可能なものを指す。

店頭取扱有価証券はグリーンシート銘柄またはフェニックス銘柄に指定されるか、有価証券に譲渡制限が付されている場合、証券会社は顧客に対して投資勧誘することができる。

出典

脚注

関連項目