尋常小学算術

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尋常小学算術(じんじょうしょうがくさんじゅつ)は、文部省が1935年から1940年にかけて発行した尋常小学校算術国定教科書である。塩野直道らが編集した。

1年生の前半に全く文章を使わず、絵図のみにするなど画期的な教科書だった。

また、珠算教育では4つ珠のそろばんを初めて採用した。

1936年、オスロで開かれた国際数学者会議で絶賛された。

1941年から小学校が国民学校に移行して従来の算術も算数に変わった。教科書も新しい『カズノホン』と『初等科算数』が編集されたので教科書としては短命に終わった。