女沼
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女沼(めぬま)は、福島県福島市土湯温泉町に位置する周囲約2kmの沼。
概要
女沼は福島市西部の土湯温泉街の山間部、吾妻連峰山麓の標高532mの場所に位置し、周囲は約2km、最高深度は8.7mである。数千年前に山津波によって男沼とともにできたという伝承があるが、実際は火山活動によって生じたといわれている。女沼には雨乞いの風習があり、日照りが続くと沼の北端にある両沼大明神に村人が集まり、五枡樽を割って中の酒を飲みながら祈祷をしていたという。沼周辺には手付かずの自然が残っており、また、沼にはイワナやヘラブナなどが生息していることから多くのハイカーや釣り人が訪れている。近辺には仁田沼、男沼も位置しており、それぞれの沼へは遊歩道が通じている。
周辺の名所
- つつじ山公園
- 女沼の東に位置し、一面がツツジで覆われている。5月中旬になると山一面がつつじで真っ赤に染まる。
- 思いの滝
- 女沼の北、女沼駐車場から遊歩道を約600mほど進んだところに位置しており、上下2段になって流れ落ちている。名前の由来は会津藩の若武者と里娘の恋物語に由来するという。滝の近くには作者不明の歌碑が建てられている。
アクセス
土湯温泉街から車で約10分。また、土湯温泉バス停より徒歩約1時間30分。
関連項目