国民経済計算
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こくみんけいざいけいさん、英語: System of National Accounts、SNA)
ある一定期間における国民経済の活動と構造をある統計体系に基づいて記録表示する方法。
当初は国民所得勘定と同義と解されていたが,産業間取引をも把握する産業連関表,資金取引をとらえる資金循環勘定,国際収支表およびフロー (所得) 面でなくストック (資産) 面をとらえる国民貸借対照表などが発展してくるに及び,これら5つの勘定を統合するものとして拡大されてきた。この5勘定を全面的に統合することの必要性は古くから認められていたが,基礎的統計の未整備や推計技術上の問題から部分的統合にとどまっていた。しかし 1968年国連の提示した新しい新国民経済計算体系 (新 SNA) では,その後の統計や推計技術の発展をもとに5勘定の全面的統合を実現した。