向井茂
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向井 茂(むかい しげる、1953年12月8日 - )は日本の数学者。京都大学教授。専門は代数幾何学。理学博士(京都大学、1982年)。京都大学数理解析研究所教授、元同所長。
業績として、アーベル多様体上のベクトル束に対するフーリエ変換(Fourier-Mukai変換)。3次元Fano多様体の分類に関する貢献。K3曲面上のShafarevich予想の解決。モジュライ理論への貢献。非可換Brill-Noether理論研究。K3曲面のベクトル束のシンプレクティック多様体への応用。永田雅宜の研究を継ぎ、不変式環の研究によりヒルベルト第14問題の新しい反例の構成。
略歴
- 1976年3月 - 京都大学理学部数学科卒業
- 1978年3月 - 京都大学大学院理学研究科修士課程修了
- 1978年4月 - 名古屋大学理学部助手
- 1981年10月 - プリンストン高等研究所研究員
- 1982年6月 - マックスプランク数学研究所研究員
- 1984年 4月- 名古屋大学理学部講師
- 1985年7月 - 名古屋大学理学部助教授
- 1988年10月 - カリフォルニア大学ロサンゼルス校客員助教授
- 1990年7月 - 名古屋大学理学部教授
- 1995年4月 - 名古屋大学大学院多元数理科学研究科教授
- 2001年4月 - 京都大学数理解析研究所教授
受賞・講演歴
- 1995年 - 日本数学会より秋季賞を受賞
- 2000年 - 中日文化賞受賞[1]
- 2002年 - ICM招待講演(北京)
- 2003年 - 「ベクトル束の研究とその幾何学的応用」の業績により大阪科学賞を受賞
脚注
- ↑ “中日文化賞:第51回-第60回受賞者”. 中日新聞. . 2009閲覧.
関連項目
外部リンク
典拠レコード: