千葉外房有料道路
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千葉外房有料道路(ちばそとぼうゆうりょうどうろ)は、千葉県道路公社管理の一般有料道路である。千葉県道67号生実本納線に指定されている。通称外房有料。
東京、千葉方面と外房方面を連絡する道路のうち、千葉県道20号千葉大網線(大網街道)の慢性的な交通渋滞緩和のために建設された。
道路公社は、当初は2013年1月に償還を完了する予定であったが、付近の道路の渋滞状況やこれまでの建設費を考慮し、14.3kmに及ぶ全区間のうち鎌取ICから誉田IC(誉田区間:7.1km)については2007年(平成19年)4月を目処に無料化し、残りの誉田ICから桂IC(茂原区間:7.2km)の通行料を値下げした上で無料化を2023年1月に先延ばしすることとした。2007年(平成19年)3月にはこの事業変更が国土交通省へ提出され、4月より鎌取 - 誉田間が無料化された。
概要
- 起点:千葉県千葉市緑区鎌取町
- 終点:千葉県茂原市大沢
- 全長:14.3km[1]
- 車線数
- 誉田区間:4車線
- 茂原区間:2車線
- 車線幅員:3.25m
- 設計速度:60km/h
- 事業費:約234億円
- 償還完了予定:2023年
歴史
- 1973年(昭和48年)3月28日:誉田区間着工
- 1980年(昭和55年)2月1日:誉田区間暫定2車線で供用開始
- 1981年(昭和56年)1月13日:茂原区間着工
- 1985年(昭和60年)4月24日:茂原区間供用開始
- 2000年(平成12年)4月1日:誉田区間4車線化拡幅完成[2]
- 2013年(平成25年)4月27日:圏央道 東金 - 木更津東間 開通(終点の桂ICから、茂原北ICに接続)。
- 2015年(平成27年)7月1日:夏季限定で無料開放を実施(- 9月30日まで)[1]。
- 2017年(平成29年)3月30日:大木戸ICフル化(茂原市・圏央道茂原北IC方面出入口開通)[3]
路線状況
信号が非常に少なく、高速道路のような走りやすさから、最高速度が法定速度の60km/hであるにもかかわらず速度超過違反が以前より頻発し、また誉田区間の4車線化と無料化により交通量の増加にともない交通事故も急増したため、所轄署の千葉南警察署や交通機動隊の白バイなどによる取締りが頻繁に行われている。
インターチェンジなど
施設名 | 備考 |
---|---|
誉田区間(無料区間・片道2車線(往復4車線)) | |
鎌取IC | 大網街道 |
平山IC | 同IC経由 E82 千葉東金道路大宮IC方面 |
辺田十字路 | 信号機による平面交差。すぐ隣の狭い道(高田方面から左折専用で、鎌取駅、大網街道方面)との交差も交差点となっており、交差点が2連続 |
誉田PA | 上り線専用。旧・誉田料金所に近接していた関係で、料金所撤去工事中は閉鎖していたが、現在は再開している。PA専用の出入口あり |
高田IC | 上り線は、平山方面への入口、下り線は、E82 東金道高田IC方面出口 |
誉田IC | 上下線出入口があり、大網街道と接続している。この間に狭い道との平面交差があり、横断歩道もある |
茂原区間(有料区間・片道1車線(往復2車線)) | |
大野料金所 | |
大木戸IC | 上下線出入口がある。土気工業団地は、この近く。 |
大野PA | 下り線専用 |
板倉IC | 上りは誉田、下りは、茂原方面。 |
桂IC | 約1キロ先、C4 圏央道茂原北IC |
通行料金
全線
- 軽自動車等:210円
- 普通車:310円
- 大型車(1)(普通貨物自動車のうち3車軸以下5t以上等):460円
- 大型車(2)(4車軸以上、大型特殊自動車、乗合自動車等):1030円
- 軽車両等(自転車・軽車両・原動機付自転車):30円
誉田料金所廃止のため誉田 - 鎌取IC間は無料
以下旧料金
誉田区間
- 軽自動車等:200円
- 普通車:310円
- 大型車(1):470円
- 大型車(2):1050円
- 軽車両等:30円
茂原区間
- 軽自動車等:210円
- 普通車:310円
- 大型車(1):470円
- 大型車(2):1050円
- 軽車両等:30円
脚注
- ↑ 1.0 1.1 県土整備部道路計画課 (2015年10月6日). “千葉県道路公社有料道路の夏期無料開放キャンペーンの交通量について”. 千葉県ホームページ. 千葉県. . 2016閲覧.
- ↑ “千葉外房有料道路 誉田区間、4車線に”. 千葉日報 (千葉日報社): p. 12. (2000年4月1日)
- ↑ “千葉外房有料道路大木戸IC(茂原方面)の開通について (PDF)”. 千葉県道路公社 (2017年3月13日). . 2017閲覧.