ワイジェイカード
ワイジェイカード株式会社は、日本の金融業を営む会社。現在はヤフーの連結子会社である。
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概要
KCカード株式会社(現名称Jトラストカード株式会社)の会社分割に際し、ケーシー株式会社として設立された。当時のKCカード株式会社の親会社であるJトラストは、KCカード事業、信用保証事業、料金収集業務を新設するケーシー株式会社に譲渡した上でケーシーの株式をヤフー株式会社及びソフトバンク・ペイメント・サービス株式会社に譲渡する[1]こととしており、その一環で設立された会社である。
会社分割前のKCカード株式会社は、1963年に設立され、1978年から2005年までは「国内信販株式会社」、2005年から2011年まで「楽天KC株式会社」、2011年から2015年初頭までは「KCカード株式会社」の名称で営業していた。詳細は、Jトラストカードを参照のこと。
ワイジェイカードへ
2014年7月8日、ケーシー株式会社設立。
2015年1月5日、ケーシー株式会社は商号をワイジェイカード株式会社に変更し、株式はソフトバンクグループに譲渡された。以後、ソフトバンクグループの金融業者となっている。カード名及びカードフェイスはKCカードを引き継いだ。
沿革
- 2014年7月 - ケーシー株式会社設立。
- 2015年1月 - 会社分割でKCカード株式会社よりKCカード事業、信用保証事業、料金収集業務を承継。商号をワイジェイカード株式会社に変更。株式をヤフー株式会社及びソフトバンク・ペイメント・サービス株式会社に譲渡。
クレジットカード事業
Yahoo! JAPANカード
2015年4月より発行を開始した。Yahoo! JAPANカードは、VISA、Mastercard、JCBの3つの国際ブランドで発行している。利用額に応じてTポイントが付与される。
ソフトバンクカード
2015年3月より発行を開始した。ソフトバンクカードは、基本はプリペイドカードだが、オプションとしておまかせチャージ機能を選択することで、不足額を自動でチャージするクレジット機能が搭載される。VISAブランドで発行している。
KCカード
2016年2月18日をもって全カードの新規発行を全て終了した。最終的に発行を行っていたのは、「KC MasterCard」及び「KC JCBカード」であった。[2]。「楽天KC VISAカード」所有者は、「KC MasterCard」に切り替えられた。
金利・手数料について
ほとんどのカード会社では、リボ払い変更契約をしても、弁済が結果的に一回払であれば手数料を課金されないが、国内信販時代から、リボ払はたとえ翌月完済であっても手数料が課金される。
同方式を採用するカード会社は現在稀であるが、昔からある方式として敢えて重説事項とはしていないため、手数料について無課金であろうという誤解が生じやすい。なお、課金方式について規約全文内には明記されており、法的規制もないため法的には一切問題はない。
金利・手数料率としては、グレーゾーン金利の規制により、横並び傾向が高まったため、一般他社比で特異な点はない。
その他の事業
- KCマネーカード - キャッシング専用カード。2016年2月18日をもって新規発行を終了した。
- KCギフトカード - 2018年9月末日をもって取り扱いを終了する予定。
- 機関保証 - 九州中心に地方銀行の無担保小口ローンに対して信用保証業務を行っている。
加盟する信用情報機関
クレジットカードなどの信用審査を行う為に以下の信用情報機関に加盟する。
- 株式会社シー・アイ・シー(CIC)
- 株式会社日本信用情報機構(JICC)