ロバート・ウィリアム・ウッド

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ロバート・ウィリアム・ウッド

ロバート・ウィリアム・ウッド(Robert Williams Wood、1868年5月2日 - 1955年8月11日)は、アメリカ合衆国物理学者

マサチューセッツ州生まれ。ハーバード大学シカゴ大学などで化学を学んだが、1894年ベルリン大学に留学した時、専門を物理学に変えた。1901年からジョンズ・ホプキンス大学の教授に就任。

1901年頃、紫外線だけを透過するフィルターを開発し、このフィルターを使って紫外線に関する研究を進めた。1904年にはナトリウム蒸気の可視・紫外領域の分散を観測している。また天文学の分野でも月の紫外線写真を撮り、月面に紫外線の強い領域を見つけるなど、紫外線の研究に貢献した。医療分野で用いられる紫外線ランプは、ウッドの名前に因んでウッド灯と呼ばれることがある。

この他、N線の発見を巡る騒動に際し、ルネ・ブロンロの実験に立ち会い、N線の発見が幻であることを結論づけている。また低融点合金であるウッドメタルの発明者でもある。

命名

月のクレータ: ウッド