ロッソ・フィオレンティーノ
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ロッソ・フィオレンティーノ(Rosso Fiorentino 、1495年 - 1540年)は、イタリア出身の画家で、ルネサンス(マニエリスム)の美術をフランスに伝える役割を果たした。
フィレンツェの生まれで、本名はジョバンニ・バティスタ・ディ・ヤコポ(Giovanni Battista di Jacopo)。はじめ、ポントルモと同じ工房で修業した。1524年ローマに移住し、1527年ローマ略奪にあう。ローマからヴェネツィアを経て、フランソワ1世に招かれてフランスに赴き、フォンテーヌブロー城の改築に関わる。フォンテーヌブロー城の広間の壁に、フレスコ画でフランソワの生涯を描いたものが代表作である。
ロッソの影響で、フランスにフォンテーヌブロー派と呼ばれる画家のグループが生まれ、宮廷で活躍した。
代表作
- サン・ロレンツォ教会内部
- 『十字架降下』
- フランソワ1世のギャラリー(1533年 - 1540年)
画集解説
- 『ポントルモ、ロッソ・フィオレンティーノ 〈イタリア・ルネサンスの巨匠たち21〉』
- エリザベッタ・マルケッティ・レッタ/ロベルト・パオロ・チャルディ、甲斐教行訳、東京書籍、1995年