ロッソ・フィオレンティーノ

提供: miniwiki
移動先:案内検索
ファイル:Rosso Fiorentino 002.jpg
十字架降架 1521 ヴォルテラ美術館

ロッソ・フィオレンティーノ(Rosso Fiorentino 、1495年 - 1540年)は、イタリア出身の画家で、ルネサンスマニエリスム)の美術をフランスに伝える役割を果たした。

フィレンツェの生まれで、本名はジョバンニ・バティスタ・ディ・ヤコポGiovanni Battista di Jacopo)。はじめ、ポントルモと同じ工房で修業した。1524年ローマに移住し、1527年ローマ略奪にあう。ローマからヴェネツィアを経て、フランソワ1世に招かれてフランスに赴き、フォンテーヌブロー城の改築に関わる。フォンテーヌブロー城の広間の壁に、フレスコ画でフランソワの生涯を描いたものが代表作である。

ロッソの影響で、フランスにフォンテーヌブロー派と呼ばれる画家のグループが生まれ、宮廷で活躍した。

代表作

  • サン・ロレンツォ教会内部
  • 『十字架降下』
  • フランソワ1世のギャラリー(1533年 - 1540年)

画集解説

  • ポントルモ、ロッソ・フィオレンティーノ 〈イタリア・ルネサンスの巨匠たち21〉』 
エリザベッタ・マルケッティ・レッタ/ロベルト・パオロ・チャルディ、甲斐教行訳、東京書籍、1995年