マンジュル・バルガヴァ
提供: miniwiki
マンジュル・バルガヴァ(Manjul Bhargava, 1974年8月8日 - )は、インド系カナダ人の数学者兼タブラ奏者。カナダ・オンタリオ州ハミルトン出身。プリンストン大学教授。 専門は整数論、代数幾何学、組合せ論、表現論。
業績
カール・フリードリヒ・ガウス以来200年もの間、2次形式のcomposition lawは知られていなかったが、バルガヴァによって新しく発見された(この業績によってクレイ研究賞を受賞)[1]。
さらには階乗関数の一般化に新手法を導入(この業績でハッセ賞を受賞)し、整数論、環論、組合せ論の古典的問題とを結びつけた。他にも4次体、5次体の数え上げと判別式の構成、2次形式の表現論、p-進解析、3次体のイデアル類群に関する貢献などがあるとされる。
略歴
- 1996年 : ハーバード大学数学科を最優等で卒業[2]。
- 2001年 : プリンストン大学で博士号を取得。指導教員はアンドリュー・ワイルズ。
- 2003年 : プリンストン大学教授に就任。同年にハッセ賞受賞。
- 2005年 : クレイ研究賞を受賞[3]。
- 2008年 : アメリカ数学会コール賞数論部門を受賞。受賞理由は「高次合成則(higher composition laws)の革命的業績に対して」[4]。
- 2014年 : フィールズ賞
出典
外部リンク
典拠レコード: