ヘゴ
提供: miniwiki
ヘゴ(桫欏、杪欏、学名Cyathea spinulosa)
八丈島,小笠原,紀伊半島以南,沖縄から中国大陸,ヒマラヤにかけて産する。茎は高さ 5mに達し,針金状の不定根で密におおわれ,基部は径 50cmに及ぶ。葉は大型で長さ 2mをこえ,茎の頂に群生する。葉柄は葉身より短く,紫褐色で著しいとげがある。葉身は倒卵状長楕円形で2回羽状分裂し,小羽片は羽状に深裂する。羽片は長さ 60cm,幅 20cmになる。胞子嚢群は中肋の両側に並列し,茶褐色で小球形,成熟すると破れて脱落する。本種の材を蛇木,ヘゴ板などと呼び,着生植物の栽培用に用いる。