ノルウェー・ノーベル委員会
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ノルウェー・ノーベル委員会(Den norske Nobelkomite)は、ノーベル平和賞を選考する機関であり、ノルウェーの国会が指名する5人の政治家が選考委員を務めている。委員会は5人の委員とその中から選ばれる代表者からなる。ノーベル研究所の所長が委員会の事務局長を務める。 ノーベルは、ノルウェー人のみがこの委員会の委員になるべきとは指示していない。ノルウェー国会は、1905年6月にようやくスウェーデンとの同君連合(Personalunion)を終えたところで、現実的に委員会は外国人をその中に加えるということは想定していなかった。これまでのところ、ノルウェー人以外が選出されたことはない[1]。委員は5人の委員と3人の予備要員を再選の可能性込みで6年間の任期で選出する。
1977年より現職国会議員の委員への選出を取りやめ、それを受け、委員会の名称も「ノルウェー国会ノーベル委員会」から「ノルウェー・ノーベル委員会」に変更されている[2]。
会議の議事録は作成されず、異論の出るような決定においてもいかなる弁明もしない。
2015-2017の委員
2015年から3年間の委員は下記のとおりである[3]。
- カーシ・クルマン・フィーベ (委員長)フリーの公共政策、事件を扱うジャーナリスト。1981年から1997年まで平和賞の選考委員会委員。1989年から1990年まで通商、船舶運航、EU共同事業担当大臣を務めた。 1991年から1994年、保守党党首。2003年からノーベル賞委員会委員。
- ベリット・ライシュ=アンデシェン (副委員長) - 権利の擁護の仕事をするで、ノルウェー弁護士会代表を務める。元法務省の政務次官。2017年まで、ノルウェーのノーベル賞委員会委員。
- インゲルマリー・イッテルホーン - 進歩党の顧問委員会メンバー。1989年-1993年、国会議員。2000年からノーベル賞委員会委員。2017年まで任期がある。
- トールビョルン・ヤーグラン - 1996年から1997年までノルウェー首相。2000年から2001年は外相、2005年から2009年は、国会議長。1992年から2002年まで社会民主党(労働党)の党首。彼は2014年末までこの委員会の委員長を務めていた。
- ヘンリク・シセ
脚注
- ↑ ノーベル賞の国際政治学 -ノーベル平和賞の歴史的発展と選考過程-,吉武信彦,高崎経済大学地域政策学会,地域政策研究,vol.13-4,pp.23-40,2011-02
- ↑ ノーベル平和賞,在ノルウェー日本国大使館
- ↑ “Committee members”. Norwegian Nobel Committee. . 3 March 2015閲覧.
外部リンク
典拠レコード: