シュタッドラー・レール
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シュタッドラー・レール(Stadler Rail)はスイスのブスナングに本社を置く鉄道車両メーカーである。地域輸送向けの電車・気動車や路面電車、ラック式車両の製造を中心としている。
グループ全体で約6100人の従業員を擁している[1]。
歴史
1942年にエルンスト・シュタッドラーが「シュタッドラー・エンジニアリング・オフィス」を設立したのが始まりである。1962年に本社をブスナングに移転した。
1984年より旅客車両の製造に参入した。1997年よりモジュラー式構造を採用したGTWシリーズの生産を開始している。
1998年にはスイス・ロコモティブ・アンド・マシン・ワークス(SLM)社に由来するスルザー社のラック式鉄道部門を継承した。2005年9月にはWINPRO社を買収、旧SLM社の事業がシュタッドラーの傘下に集約された。
2010年2月26日にはブラジルのサンパウロとサントスを結ぶ貨物線向けのラック式電気機関車7両とオプション3両を受注し、He4/4形として2012年より納入されている[2]。
2014年5月にはスイス国鉄より低床連接式の高速列車29編成を受注しており、2019年より納入を開始する予定である[3][4]。
2015年にはスペインバレンシアにある旧MACOSA社の機関車製造工場をフォスロから買収している。
製品
- GTW - 連接式低床車両
- FLIRT - 連接式低床車両
- Regio-Shuttle RS1 - ローカル線用気動車
- Spatz - 狭軌路線向けの部分低床電車
- バリオバーン - 低床式路面電車(アドトランツより継承)
- タンゴ - 低床式路面電車
- KISS - 2階建て車両
工場と子会社
スイス国内と周辺国を中心に工場を有しており、いずれも工場ごとに独立した子会社として運営されている。
スイス国内
国外
脚注
- ↑ Kennzahlen, www.stadlerrail.com, abgerufen am 22. Oktober 2014
- ↑ テンプレート:Internetquelle
- ↑ Pressemitteilung: Stadler Rail gewinnt Ausschreibung für NEAT-Züge, 9. Mai 2014
- ↑ “スイス車両メーカー、スイス国鉄から連接式の高速列車29本を受注” レスポンス、2014年5月14日。