シケリアのディオドロス

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シケリアのディオドロスΔιόδωρος Σικελιώτης, Diodooros Sikheliootees, ディオドロス・シケリオテス, ラテン語Diodorus Siculus, ディオドルス・シクルス, 紀元前1世紀

古代ギリシアの歴史家。エジプトやローマに旅行し,『世界史』 Bibliothēkē historikēを著わした。全 40巻から成り,3部に分れる大作である。第1部は,エジプト,メソポタミア,アッシリア,ギリシアなどの神話時代を扱い,第2部は,トロイ戦争後から,アレクサンドロス3世 (大王) の死まで,第3部は,ユリウス・カエサルのガリア戦争の初期までとなっている。一部は断片であるが,ヘカタイオスエフォロステオポンポスアリストブロスクレイタルコスらの散逸した諸史料を含み,彼の著述した作品自体も貴重であるが,散逸した記述の復元の手掛りとしても重要である。



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