ザック・エフロン

提供: miniwiki
移動先:案内検索

ザック・エフロンZac Efron, 本名: ザカリー・デイヴィッド・アレクサンダー・エフロン、Zachary David Alexander Efron, 1987年10月18日 - )は、アメリカ合衆国俳優。身長173cm[1]

キャリア

エフロンは2000年代初期から『ファイヤーフライ 宇宙大戦争』、『ER緊急救命室』、『堕ちた弁護士 -ニック・フォーリン-』などを含むいくつかのテレビドラマでゲスト出演し演劇を始めた。 2004年にはWBシリーズのサマーランドのシーズン1で再起用するに相応しい俳優としてのアピールし始めた。2005年に放送されたシーズン2では主役に抜擢された。また、いくつかの映画にも出演した。その中の一つのアメリカのテレビ局、ライフタイムのテレビ映画『ミラクル・ラン』(2004)での自閉症の双子の内の一人としての演技でヤング・アーティスト・アワードにノミネートされた。

2006-2009: ハイスクールミュージカルと躍進

エフロンのキャリアは2006年1月にディズニー・チャンネルで初上映された、青春ミュージカルテレビ映画『ハイスクールミュージカル』でターニングポイントを迎えた。この映画は現代版ロミオとジュリエットとして描写されており、エフロンはトロイ・ボルトンを演じた。トロイは高校生バスケットボール選手だが科学部の女生徒、ガブリエラ・モンテス(ヴァネッサ・ハジェンズ)と共に学校のミュージカルへの出演に興味を持って葛藤した。またこの映画では、アシュレイ・ティスデイル、ルーカス・グラビール、コービン・ブルー、モニーク・コールマンも重要な役を演じて大きな成功を収め、エフロンは10代の視聴者の間で認知度を高めた。映画のサウンドトラックはRIAAから4枚のプラチナディスクが発売され、アメリカでベストセラーアルバムの一つになった。サウンドトラックが発売されたときに彼の声がドリュー・シーリーの声と混ざっていることが明らかにされて論争が起こったが、エフロンはこの曲(テノール歌手向け)は彼がキャスティングされる前に作られたためもう少し高い彼の声域には合わなかったのだと説明している。続編映画ではエフロンは自分自身で歌っている。

エフロンは続いて2002年の同じ名前のミュージカルに基づいたミュージカルコメディ映画『ヘアスプレー』(2007)でリンク・ラーキン役で姿を見せた。この映画は2007年6月に公開されてすぐに商業的にも評価的にも大きな成功を収めた。この年の後半には、8月にディズニー・チャンネルで放送された『ハイスクールミュージカル2』でトロイ・ボルトンとして再び姿を見せた。

エフロンは同シリーズの前作の続編『ハイスクールミュージカル/ ザ・ムービー』(2008)で再びトロイ・ボルトンを演じた。この映画はボックスオフィスの大ヒット作となり、批評家からたくさんの高評価を得た。彼はこの波に乗り、商業的に大成功したコメディー映画『セブンティーン・アゲイン』(2009)で37歳の男性(マシュー・ペリー)が偶然起こった事故により17歳の自分自身(エフロン)に姿が変わってしまう役を演じた。

2009-2014: その他の偉業

2012年のエフロン エフロンの次の作品は2008年9月のトロント国際映画祭で初上映、2009年下半期に一般公開されたリチャード・リンクレイターの時代劇『僕と彼女とオーソン・ウェルズ』である。この映画は批評家から主に肯定的な評価を得た。続いてヒューマンドラマ『きみがくれた未来』(2010)で主役を演じた。この映画は評論家から主に否定的な評価をされたが、興行収入ではそれなりの成功を収めた。

次にゲイリー・マーシャルの『ニューイヤーズ・イブ』(2011)で大きな合唱団の内の一人を演じた。この映画は批評家からほとんど満場一致で悪く評価されたが、興行収入では大成功となった。彼はまた2012年1月のサンダンス映画祭で初上映され、同年に限定公開された『恋するふたりの文学講座』(2012)で脇役を演じた。また、『ペーパーボーイ 真夏の引力』(2012)でニコール・キッドマン、マシュー・マコノヒー、デヴィット・オイェロウォ、ジョン・キューザックと共に主役を演じた。2012年5月にカンヌ映画祭で初上映され、批評家からは否定的な評価をもらった。

商業的に成功したコンピューターアニメーション映画『ザ・ロラックス』(2012)で声優をした後、ニコラス・スパークスによる同名の小説を基にしたロマンチックドラマ『一枚のめぐり逢い』(2012)でヒーローを演じた。この映画は批評家から否定的な評価を浴びたのにも関わらず、興行収入は成功した。また、ヴェネツィア国際映画祭2012で初上映された『アット・エニー・プライス』、翌年の同祭で初上映された歴史映画『パークランド ケネディ暗殺、真実の4日間』で主役を演じた。どちらの映画も賛否両論であった。

2014年の初出演作品は自信が制作総指揮を執ったロマンチックコメディ映画『恋人まで1%』である。この映画でエフロンはマイルズ・テラー、マイケル・B・ジョーダンと共にニューヨークの3人の独身男性役で主役を演じ、批評家からは否定的な評価をされたがそれなりの興行収入を得た。

2014-現在: 大きな商業的成功

2014年後半、エフロンはセス・ローゲンと共に主役を演じたアダルトコメディ映画『ネイバーズ』(2014)に登場した。この映画はローゲンとローズ・バーンが演じる男女2人が、エフロンが演じるリーダーが率いる騒々しいグループの隣家で幼い娘の子育てに奮闘するという内容であった。興行収入は成功し、批評家からも肯定的な意見が集まった。さらに、批評家たちはエフロンは「ディズニーの子役」のかわいい男の子のイメージを払拭に成功したと付け加えた。

エフロンの唯一の2015年の作品はそれなりの評判の『ウィー・アー・ユア・フレンズ』(2015)で、奮闘するDJを演じた。2016年1月にはロバート・デ・ニーロと共に主役を演じたアダルトコメディ映画『ダーティ・グランパ』に出演した。この映画は下品なユーモアが批評家からほとんど否定的な評価を受けたが、公開後すぐに多くの興行収入を得た。エフロンは再びセス・ローゲン、ローズ・バーン、クロエ・グレース・モレッツと共にコメディ映画『ネイバーズ2』で主役を演じ、2016年5月に公開後すぐに商業的にも評価的にも成功を収めた。この映画は前作同様のカップル(ローゲンとバーン)が毎晩過激なパーティーをする大学1年生(モレッツ)が率いる女子学生クラブを追い出すために以前のライバル(エフロン)と団結するストーリーである。7月に公開された2016年3作目のコメディ映画は『ウェディング・フィーバー ゲスな男女のハワイ旅行』でアダム・ディヴァイン、アナ・ケンドリック、オーブリー・プラザと共に主演を演じた。

2017年、エフロンは5月に上映されたアクションコメディ映画『ベイウォッチ』で主役を演じた。これは同名のテレビドラマの映画バージョンである。この映画はドウェイン・ジョンソンとエフロンが主演を演じ、アレクサンドラ・ダダリオ、ケリー・ローバッハ、ジョン・バス、イルフェネシュ・ハデラ、プリヤンカー・チョープラーらが出演した。同年、エフロンは2つの伝記物でも脇役を演じた。12月に公開のジェイムス・フランコが主演のコメディ映画『ザ・ディザスター・アーティスト』、ヒュー・ジャックマンの隣でフィリップを演じたミュージカル映画『グレイテスト・ショーマン』である。このどちらもゴールデングローブ賞作品賞ミュージカル・コメディ部門にノミネートされた。

今後の計画

2017年5月、『エクストリームリー・ウィキッド、ショッキングリー・イーブル・アンド・ヴァイル』でエフロンは連続殺人犯テッド・バンディを演じることが発表された。バンディの恋人役のリリーコリンズ 同年、ハーモニー・コリンの映画『ビーチ・バム』に出演した。

来歴

生い立ち

カリフォルニア州サンルイスオビスポ出身。家族は父親が発電所のエンジニア、母親はその発電所で秘書をしており、その他に4歳年下の弟ディランがいる。

南カリフォルニア大学社会学部の入学が決まっていたが、映画撮影のため入学を延期している。

私生活

ロサンゼルスにアパートを所有しており、二匹の犬と猫を飼っている。現在はハリウッドヒルズの高級住宅街に住んでいる。 車ではアウディS4所有、その他ポルシェカイエンなどに乗っている。

2008年1月に盲腸のために入院した。

『ハイスクール・ミュージカル』シリーズで共演したヴァネッサ・ハジェンズと交際していたが、2010年12月に破局した。

主な出演作品

映画

公開年 邦題
原題
役名 備考
2003 The Big Wide World of Carl Laemke ピート 日本未公開
2004 Miracle Run スティーヴン・モーガン 日本未公開
Triple Play ハリー・フラー 日本未公開
2005 ザック・エフロン in ダービースタリオン
The Derby Stallion
パトリック・マッカードル 日本未公開
2006 If You Lived Here, You'd be Home Now コディ 日本未公開
ハイスクール・ミュージカル
High School Musical
トロイ・ボルトン テレビ映画
2007 ヘアスプレー
Hairspray
リンク・ラーキン
ハイスクール・ミュージカル2
High School Musical 2
トロイ・ボルトン テレビ映画
2008 僕と彼女とオーソン・ウェルズ
Me and Orson Welles
リチャード・サミュエルス 日本未公開
ハイスクール・ミュージカル ザ・ムービー
High School Musical 3: Senior Year
トロイ・ボルトン
2009 セブンティーン・アゲイン
17 Again
マイク・オドネル
2010 きみがくれた未来
Charlie St. Cloud
チャーリー・セント・クラウド
2011 ニューイヤーズ・イブ
New Year's Eve
ポール
2012 一枚のめぐり逢い
The Lucky One
ローガン
ペーパーボーイ 真夏の引力
The Paperboy
ジャック
ロラックスおじさんの秘密の種
Dr. Seuss' The Lorax
テッド・ウィギンス (声の出演)
2013 パークランド ケネディ暗殺、真実の4日間
Parkland
チャールズ・ジェームス・カリーコ
2014 恋人まで1%
That Awkward Moment
ジェイソン 2014 MTVムービー・アワード・ベストシャツレス演技賞[2]
ネイバーズ
Neighbors
テディ・サンダース
2015 WE ARE YOUR FRIENDS ウィー・アー・ユア・フレンズ
We Are Your Friends
コール・カーター 日本公開は2016年6月[3]
2016 ダーティ・グランパ
Dirty Grandpa
ジェイソン・ケリー 日本公開は2017年1月[4]
ネイバーズ2
Neighbors 2: Sorority Rising
テディ・サンダース 日本公開は2017年2月[5]
ウェディング・フィーバー ゲスな男女のハワイ旅行
Mike and Dave Need Wedding Dates
デイヴ・スタングル 日本公開は2017年1月[6]
2017 ベイウォッチ
Baywatch
マット・ブロディ DVDスルー
グレイテスト・ショーマン
The Greatest Showman
フィリップ・カーライル

テレビドラマ

公開年 邦題
原題
役名 備考
2002 ファイヤーフライ 宇宙大戦争
Firefly
少年時代のサイモン・タム ゲスト出演
2003 堕ちた弁護士 〜ニック・フォーリン〜
The Guardian
ルーク・トメロ ゲスト出演
Without Consent
ER緊急救命室
ER
ボビー・ネヴィル ゲスト出演
10シーズン・第3話「Dear Abby
2005 Summerland キャメロン・ベール
CSI:マイアミ
CSI: Miami
セス・ドーソン ゲスト出演
3シーズン・第19話「モンスターの復讐」
The Replacements ダヴェイ ゲスト出演
Davey Hunkerhoff / Ratted Out
2006 Heist ピザの配達人 ゲスト出演
Pilot
スイート・ライフ
The Suite Life of Zack & Cody
トレヴァー ゲスト出演
Odd Couples
NCIS 〜ネイビー犯罪捜査班
NCIS
ダニー ゲスト出演
3シーズン・第13話「海軍少佐誘拐の謎」
2008 Robot Chicken ビリー・ジョエル 声のゲスト出演
Tell My Mom

ミュージック・ビデオ

音楽

サウンド・トラック

  • High School Musical: The Soundtrack (2006)
  • Hairspray Soundtrack (2007)
  • High School Musical 2: The Soundtrack (2007)
  • High School Musical 3: Senior Year (2008)

シングル

  • What I've Been Looking For (Reprise) (2006)
  • Ladies' Choice (2007)
  • What Time Is It? (2007)
  • Bet On It (2007)
  • You Are The Music In Me (2007)
  • Gotta Go My Own Way (2007)
  • Everyday (2007)
  • Now Or Never(2008)
  • "Right Here Right Now"(2008)
  • "Can I Have This Dance"(2008)
  • "A Night To Remember"(2008)
  • "Just Wanna Be With You"(2008)
  • "The Boys Are Back"(2008)
  • "Scream"(2008)
  • "Senior Year Spring Musical"(2008)
  • "High School Musical"(2008)

脚注

外部リンク