サッター郡 (カリフォルニア州)
カリフォルニア州サッター郡 | |
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サッター郡の位置を示したカリフォルニア州の地図 | |
設立 | 1850年 |
郡庁所在地 | ユバシティ |
面積 - 総面積 - 陸 - 水 |
1,577 km2 (609 mi2) 1,562 km2 (603 mi2) 16 km2 (6 mi2), 0.99% |
人口 - (2010年) - 密度 |
94,737人 60人/km2 (155人/mi2) |
ウェブサイト | www.co.sutter.ca.us |
サッター郡(英: Sutter County)は、アメリカ合衆国カリフォルニア州中部の北よりに位置する郡である。州都サクラメントの北、セントラルバレーのサクラメント川沿いにあり、サクラメント大都市圏に属している。郡庁所在地は人口約60,000人のユバシティである。2010年国勢調査での人口は94,737人であり、2000年からは20%増加した[1]。
Contents
歴史
サッター郡は、1850年にカリフォルニアがアメリカ合衆国の州になったときからの郡である。1851年に領域の一部がプレイサー郡に割譲された。
サッター郡はカリフォルニア州初期の歴史、特に農業の発展に大きく関わり、複雑な経歴を持つジョン・オーガスタス・サッターに因んで名づけられた。サッターはスイス人を両親に持つドイツ生まれであり、サクラメント・バレーの農業帝国としての可能性をまず認識した一人となり、現在のユバシティの南、フェザー川沿いに1841年に設立したホック農場はサクラメント・バレーでも最初の大規模農業の場所となった。
サッターはメキシコの特許土地ランチョ・ニュー・ヘルベティアを取得し、そこをニュー・ヘルベティアと呼んだ(ここにはサクラメント市も含まれていた)。1850年、金の探求者達がサクラメントの資産の大半をサッターから奪ったときに、ホック農場に隠棲した。
ジョン・ジョセフ・モンゴメリーは1858年にサッター郡のユバシティで生まれた。モンゴメリーはライト兄弟より20年も前の1883年にグライダーの飛行を成功させた航空機のパイオニアであり、「エアロプレイン」の特許を最初に取得した。
1890年代、サッター郡はリバーサイド郡と共に州内では2つしかないアルコールを禁じた郡だった。酒場を禁止し、公衆の場ではアルコールの販売や消費を違法とした[2]。
地理
アメリカ合衆国国勢調査局に拠れば、郡域全面積は609平方マイル (1,576 km2)であり、このうち陸地は603平方マイル (1,561 km2)、水域は6平方マイル (16 km2)で水域率は0.99%である。土地の88%は農業と牧畜に使われている。
サッター郡には「世界最小の山脈」と呼ばれるサッター・ビュートがある。火山活動で形成されたこの山脈は平坦なサクラメント・バレーでは異質な地形となっている[3]。
郡の西はサクラメント川、東はフェザー川が流れ、堤防の総延長は240マイル (390 km) ある。サクラメント川の洪水を逸らせるためのサッターバイパス水路が郡の中心部を流れている。
都市と町
編入済みの都市
未編入国勢調査指定地域(CDP)
- サウスユバシティ
- サッター
- ティエラブエナ
未編入の町
- カトレット
- カークビル
- リー
- メリディアン
- ニコラウス
- イーストニコラウス
- プレザントグローブ
- リーゴ
- リオオソ
- リオラマザ
- ロビンス
- トロウブリッジ
- ベローナ
提案中の町
- サッターポイント
隣接する郡
国定自然保護地域
- ビュートシンク国立野生生物保護区(部分)
- サッター国立野生生物保護区
交通
主要高規格道路
公共交通
ユバ・サッター交通が郡内とサクラメント中心街に向かう通勤用バスを運行している。
空港
サッター郡空港はユバシティの南にある一般用途空港である。
人口動態
基礎データ
人種別人口構成
主たる言語による人口構成 |
年齢別人口構成
世帯と家族(対世帯数)
収入収入と家計 |
メディア
MySYtv.com が地域のニュースをカバーしている。
脚注
- ↑ “State & County QuickFacts”. US Census Bureau. . 2011閲覧.
- ↑ Berkeley Gazette, 1905. July 28
- ↑ Middlemountain
外部リンク
ビュート郡 | ||||
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西 サッター郡 東 | ||||
南 | ||||
サクラメント郡 ヨロ郡 |
プレイサー郡 |