コウライオヤニラミ
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コウライオヤニラミ ( 高麗親睨、꺽지、学名:Coreoperca herzi ) は、朝鮮半島に生息する、スズキ目ペルキクティス科(ケツギョ科)オヤニラミ属の淡水魚。朝鮮半島の固有種である。
形態
オヤニラミと近縁だが、本種は最大で全長30cmに達する大型種であり、また体高が低く頭部が大きいことで区別できる。幼魚には、オヤニラミと同様に縞模様が入るが、成長するにつれて白く不規則な斑点が体側に入り、線は消えていく。
生態
川の上流の、岩場で水がきれいなところを好み、岩の隙間などを住処として生息する。そのため、縄張り意識が強く、他魚と激しく争う。魚や、昆虫、エビなどを食べる、他の同属の種と同じ様な食性である。繁殖期は夏で、3mm程度の大きさの卵を、岩の表面に産みつける。
人間との関係
近年日本では、観賞魚としての輸入も増えており、比較的安価で手に入れることが出来るが、大型に成長し気性が荒いことから、飼育する場合は単独飼育が望ましい。
同属種
オヤニラミ属coreopercaは、東アジアから次の計4種が知られている。
- オヤニラミ(coreoperca kawamebari)
- コウライオヤニラミ(coreoperca herzi)
- ナンシオヤニラミ(coreoperca whiteheadi)
- 中国オヤニラミ リュウイ(coreoperca liui)