グアニン
提供: miniwiki
グアニン | |
---|---|
グアニンの構造式グアニンの球棒モデル (2-アミノ-1,9-ジヒドロ-6H-プリン-6-オン) | |
IUPAC名 | 2-アミノ-1,9-ジヒドロ-6H-プリン-6-オン |
別名 | 2-アミノヒポキサンチン |
分子式 | C5H5N5O |
分子量 | 151.13 |
CAS登録番号 | [73-40-5] |
形状 | 無色固体 |
融点 | 360 °C(分解) |
SMILES | NC(NC1=O)=NC2=C1N=CN2 |
グアニン (guanine) は分子式が C5H5N5O の、核酸を構成する5種類の主な塩基のうちのひとつ。プリン塩基である。分子量は 151.13。グアニンから誘導されるヌクレオシドはグアノシン。
右図の構造に対応するIUPAC名は 2-アミノ-1,9-ジヒドロ-6H-プリン-6-オン (2-amino-1,9-dihydro-6H-purin-6-one) であるが、ほかに互変異性として、1,7-、3,7-、3,9-ジヒドロ体をとることができる。
DNA、あるいはRNAの二重鎖構造の中ではシトシンと3本の水素結合を介して塩基対を作っている。
サケ科やタチウオ、サンマ等の魚類の銀白色部位を構成する主要成分でもある。名称の由来は、海鳥の糞の堆積物(グアノ)中から発見されたことによる。
関連物質
- グアノシン
- グアノシン一リン酸 (GMP)
- グアノシン二リン酸 (GDP)
- グアノシン三リン酸 (GTP)
- G-quadruplex