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[[ファイル:Afn tokyo staff.jpg|thumb|200px|AFN Tokyoスタッフ。横田基地にて]]
 
'''AFN'''(エイエフエヌ<ref group="†">{{IPA-en|ˈeɪeˌfen}} '''エイ'''エフェン、{{IPA-en|ˌeɪeˈfen|}} エイエ'''フェ'''ン、{{IPA-en|eɪ ef en|}} エイ・エフ・エヌ</ref>、{{lang-en-short|American Forces Network}}、米軍放送網)は、世界各地の[[アメリカ軍|米軍]]が駐留する地に設けられた基地関係者とその家族向けの[[ラテ兼営]][[放送局]]([[ラジオ]]部門、[[テレビ]]部門、[[ニュース]]制作部門の3つから成る)であり、米軍の[[商標]]である。[[日本]]でのサービスは、[[1997年]]まで'''FEN'''(エフイーエヌ、[[:en:Far East Network|Far East Network]]、極東放送網<ref group="†" name="febcとの関係">[[FEBC]](アメリカにある[[キリスト教]]の放送。アジアではFEBC[[大韓民国|韓国]]法人によるキリスト教専門民放ラジオ「極東放送」、あるいは日本にかつてあった[[極東放送 (沖縄)|極東放送]]を運営)も直訳では「極東放送」といっているが、FENとは関連は全くない</ref>)と呼ばれていた。
 
  
AFNの任務は'''海外基地在住の[[軍人]][[軍属]]とその家族向へテレビとラジオと通じて情報や[[エンターテインメント|エンターテイメント]]の提供'''であり、[[標語|モットー]]は'''We Bring You Home.'''
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'''AFN'''(エイエフエヌ、{{lang-en-short|American Forces Network}}、米軍放送網)
  
== 概要 ==
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 アメリカ軍ネットワークAmerican Forces Networkの略称。アメリカでは、国防総省広報局の管理下にあるAFNを通じ、在外駐留米軍向けに本国からのラジオ・テレビ放送番組を24時間体制で供給している。番組は国防総省製作のニュース、軍司令部情報、アメリカの主要商業テレビで放送されているコメディ、ドラマなどエンターテイメント番組(ただし商業放送CMはカット)、公共ラジオ放送で放送されている報道番組などが中心。AFNは国防総省広報局の管理下に置かれ、番組を伝送するインフラストラクチャーの役割を担っている。AFN本部は米東部バージニア州アレクサンドリアにあり、ニュース、軍司令部情報など国防総省独自番組は、ロサンゼルスのAFN番組センターで製作されている。
日本では、AFN Misawa、AFN Tokyo、AFN Iwakuni、AFN Sasebo、AFN Okinawaがある。原則として[[日本標準時]]午前0:00を基点にして毎日24時間[[英語]]による放送が行われている。
 
  
AFNを含む在日米軍の[[無線局]]は全て[[日米地位協定]]に基づき[[電波法]]の適用対象外である。AFNの場合は[[アメリカ国防総省]]下の[[:en:Defense Media Activity|Defense Media Activity]](DMA:国防メディア拠点、[[メリーランド州]][[:en:Fort George G. Meade|ジョージ・G・ミード基地]])に管理されているため、日本の[[総務大臣]]又は[[総合通信局]]長([[沖縄総合通信事務所]]長を含む。)からの[[無線局免許状|免許]]や[[識別信号|コールサイン]]を持たない。
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 AFNの前身は、1942年5月、米陸軍省によって設立された米軍ラジオ放送AFRS(Armed Forces Radio Service)である。1954年からテレビ放送が追加され、1997年にAFNと改称された。日本ではGHQによる占領中、東京、大阪、名古屋など主要都市でNHKの放送施設の一部を接収し、極東地域の占領軍向けラジオ放送を行い、1997年(平成9)までFEN(Far East Network)とよばれた。2011年時点で衛星7機を使い、世界175か国にある1000の放送施設を通じ、ラジオ・テレビ番組を配給している。
 
 
放送を行うのは[[:en:Defense Information School|Defense Information School]](DINFOS:国防情報学校、メリーランド州ジョージ・G・ミード基地)の教育課程を修了したBroadcast Journalistと呼ばれる[[下士官]]・[[兵卒]]の現役軍人が中心で、彼らの[[兵科]]は[[:en:Public affairs (military)|Public Affairs]](広報科:[[アメリカ陸軍|陸軍]]、[[アメリカ空軍|空軍]]、[[アメリカ海兵隊|海兵隊]])、[[:en:Mass Communications Specialist|Mass Communications Specialist]](MC:報道員:[[アメリカ海軍|海軍]]のみ)である。
 
 
 
== 歴史 ==
 
[[1942年]][[5月]]にアメリカ軍直営のラジオ局、AFRS(the Armed Forces Radio Service)が[[アラスカ準州]]の[[コディアック島]]に開局。その後、各地で兵士や兵士の家族向けに放送をする局が開局。兵士向けの野戦局は送信機、コンソール、レコード一箱という機材構成だったと言われている。
 
 
 
[[1945年]]7月、[[アメリカ合衆国による沖縄統治|アメリカ軍の占領下にあった沖縄]]にAFRSが開局する。[[第二次世界大戦]]末期、AFRSが連合国軍の支配下にある島々の[[日本軍]]に対して、抵抗を止めて[[降伏]]するよう勧告する放送を行う。また、同様の告知は日本軍のいる島々に[[偵察機]]から[[チラシ|ビラ]]を撒くという形でも行われる。
 
 
 
[[連合国軍占領下の日本|戦後占領期]]に入った同年[[9月12日]]、米軍が[[NHK東京放送会館]]の一部を接収してWVTRを開局。AFN Tokyoの原型となる。[[1952年]](講和成立、占領解除)まで継続した。午前6:30から午後11:30までの英語放送が始まり、WVTR東京、WVTMマニラ、WLKI別府、WVTX硫黄島、WLKA鹿屋、WLKH小倉、WLKF熊本、WLKB大分、WXLH沖縄、WVTQ大阪、WLKD札幌、WVTO佐世保、WLKE仙台、WVTPソウル、WLKC釜山の各局が整う。後にFEN('''Far East Network'''、極東放送網<ref group="†" name="febcとの関係"/>、エフ・イー・エヌ。一般には“フェン”とも呼ばれた)と改名される。
 
 
 
1953年9月までに、FENのスタジオは全て米軍基地内に移り、1955年12月には沖縄でテレビ放送を開始した。これは[[沖縄テレビ放送]]の開局より4年早い。
 
 
 
1959年にFENは[[新潟県|新潟]]に新たに開局。日本国内に9局ができる。その後、拡大縮小が相次ぐが、FENとして日本各地で放送を行う。
 
 
 
[[1973年]]〜[[1979年]]頃、関東平野合衆国空軍施設整理統合計画('''KPCP'''/通称・'''関東計画''')に基づく[[埼玉県]][[朝霞市]]の[[キャンプ・ドレイク]](米軍朝霞キャンプ)返還に伴い当時のFEN Tokyoは横田基地に移転。しかし、[[和光市]]南地区内のラジオ放送用送信アンテナと付随施設及び土地は返還されず、現在も使用され続けている。
 
 
 
[[1997年]] - AFN (American Forces Network) に改称。
 
 
 
[[2004年]][[9月15日]] - テレビ放送をAFN|prime、AFN|spectrum、AFN|news、AFN|sports、AFN|movie、AFN|familyの6チャンネル制へと変更(沖縄で放送されている軍基地外でも映るチャンネルはAFN|primeへ名称変更、AFN|spectrum・AFN|movieは1997年から続いているためロゴの変更のみ、AFN|news・AFN|sportsはもともとAFN・NewsSportsだったものがそれぞれ分離、AFN|familyは新たに開設)。
 
 
 
[[2006年]]1月から6月にかけ、AFN Tokyoは、埼玉県和光市にあるラジオ放送用の送信アンテナ2本を建て替える。
 
[[9月1日]]、AFN Tokyoは平成18年度東京都・[[足立区]]合同総合防災訓練の一環として東京都との協定に基づき[[英語]]による[[地震]]情報をラジオで放送した。以後、毎年東京都主催の合同総合防災訓練に参加し英語による地震災害情報を放送している。
 
 
 
[[2006年]]のシーズンを最後にラジオでの[[メジャーリーグベースボール|MLB]][[ワールドシリーズ]]、[[NBAファイナル]]、[[カレッジスポーツ]]などのスポーツ中継が終了。[[NFL]][[スーパーボウル]]は2007年2月をもって中継終了(2012年は中継をしている。)。全て米国発のTV放送に移行。
 
 
 
[[2012年]]日本国内のAFNと韓国内のAFNが統合されAFN Pacificとなる。各局の活動はこれまで通り。
 
 
 
[[2013年]][http://www.afnpacific.net/ AFN Pacific]を通じてAFN Pacific内の各局のラジオローカル放送と衛星配信よる音声番組のインターネット配信が始まる。
 
 
 
[[2018年]]、米国[[政府機関閉鎖]]の影響により、日本では[[1月20日]]14時からよりエンドレスで[[ピアノ]]曲の放送を行っていたが<ref>{{Cite web|url=https://this.kiji.is/327428393610183777|title=政府閉鎖で米軍ラジオ停止 |publisher=共同通信社|date = 2018年1月20日|accessdate=2018年1月21日}}</ref>、AFN東京は翌21日午後ラジオ放送を再開した<ref>{{Cite news|title=AFN programming, including NFL, among affected services for overseas military families|url=https://www.stripes.com/news/europe/afn-programming-including-nfl-among-affected-services-for-overseas-military-families-1.507687|newspaper=[[星条旗新聞|Stars and Stripes]]|author=JENNIFER H. SVAN|date=2018-1-20|accessdate=2018-1-22}}</ref>。
 
 
 
== 日本国内のAFN ==
 
日本国内のAFN各局は、Defense Media Activity(DMA)の管理下にある。2008年9月までは[[:en:Air Force News Agency|Air Force News Agency]]の指揮下にあったが米軍の再編計画[[:en:Base_Realignment_and_Closure,_2005|BRAC2005]]の一環として陸海空軍の放送部隊はDMAの管理下におかれる事となった。また、AFN KoreaやAFN Europeと異なり日本国内のAFNをまとめる司令部は存在しない。[[ベリカード]]の発行はしていない。
 
 
 
=== ニュース制作拠点として ===
 
AFN各局はそれぞれの基地での出来事や所属部隊の日常訓練や海外での演習の取材を行う。報道機関としての独立性を保つためか、基地司令の指揮下には入っていない。
 
 
 
AFN Tokyoは横田基地が日本の首都東京にあるため、[[駐日アメリカ合衆国大使]]や[[アメリカ合衆国連邦政府]]要人、[[アメリカ合衆国議会]]の政治家が東京を訪れた際には、単独[[インタビュー]]を行う事がある。また、[[太平洋]]地域のニュースセンターとなっているため、AFNの無い[[タイ王国|タイ]]、[[シンガポール]]、[[フィリピン]]や[[ハワイ]]、[[アラスカ]]などの[[アメリカ太平洋軍]]責任エリアで、米軍と同盟国や友好国との[[軍事演習]]などが行われる場合に[[従軍記者]]として取材もおこなう。[[横須賀海軍施設|米海軍横須賀基地]]内に横須賀基地や同基地を事実上の母港とする[[第7艦隊 (アメリカ軍)|第7艦隊]]所属[[艦艇]]を取材対象とするニュース制作の支局を持つ。
 
 
 
== ラジオ放送 ==
 
基本的に基地内向けケーブル放送と基地の外に向けて中波放送を行うが、AFN Okinawaのみ[[FM放送]]もしており、FM放送は主に本島中南部で明瞭に聴取可能である。ラジオ放送は各AFN局で制作される番組と、AFRTSから[[通信衛星]]で配信される番組の2種類である。
 
 
 
=== 通常の放送 ===
 
各局で制作される番組は平日の[[リスナー]]から[[電リク|リクエスト]]を受付ける音楽番組がメインである。50年代から最近の[[ヒット曲]]、[[ロック (音楽)|ロック]]から[[カントリー]]、[[ソウルミュージック|ソウル]]などかかる曲は幅広い。基地を慰問に訪れた芸能人やプロスポーツ選手らがゲストとして出演することもある。また、各基地の部隊の動向に関するニュース番組(事後報告が大半である)や基地司令官や上級曹長が基地内でのルールや施設の運営時間などの説明や[[福利厚生]]制度の利用の仕方をアドバイスする番組も制作されている。そのほか[[為替レート]](基地内 Military Banking Facility の[[円 (通貨)|円]]/[[アメリカ合衆国ドル|ドル]]レート)や[[気象情報]]が流れる。気象情報は日本の[[気象庁]]や[[気象予報士]]ではなく各基地の気象部隊によるものである。そのため、[[気温]]は[[摂氏]]ではなく[[華氏]]である。基地が友好祭などで一般開放される際には会場からの生中継を行い、主催者やブースなどの出展者や来場者へのインタビューを行う。
 
 
 
平日夜間や休日はAFRTSから配信される番組が放送されている。また[[アメリカ合衆国大統領|大統領]]が行う重要な演説や年頭に行われる[[アメリカ合衆国議会|議会]]での[[一般教書演説]]は中継される。
 
 
 
FEN当時は「This is the Far East Network.」のアナウンス後に“ポーン”の音で[[時報]]を流していた。時報以外では「This is the Far East Network, an affiliate of the Armed Forces Radio and Television Service.」と局名をアナウンスをしていた。改称後は、「This is AFN.」「This is American Forces Network.」「You are listening to AFN.」「This is Eagle 810.」などのアナウンスが正時前に流れる事がある。毎時0分から3分間[[ABCニュース (アメリカ)|ABC]]、[[AP通信|AP]]、[[FOXニュース|FOX]]、[[CNN]] [[:en:USA Radio Network|USA Radio Network]] Newsなどのニュースが放送され、その後 FOX Sports News、IRN USA Radio Network Sports、YAHOO SPORTS REPORTのスポーツニュースが1分間放送される。
 
 
 
いわゆる商用[[コマーシャルメッセージ|コマーシャル]]は少なく(配信される番組の中にはそのままコマーシャルが流れたり、DJが[[スポンサー]]となっている企業の話をしたりする事もある。)、代わりに「アメリカを代表する米兵としての心構え」や「日本生活における注意点」、「[[飲酒運転]]がもたらすリスク」のような[[啓蒙思想|啓蒙]]メッセージ、アメリカの歴史や[[名誉勲章]]受章者をたたえるミニストーリー、各種相談窓口の案内、[[蚤の市|フリーマーケット]]や[[映画]]の上映スケジュールを初めとする福利厚生イベント情報などの[[公共広告|パブリックサービスアナウンスメント]]が放送される。
 
*日本では[[夏時間|サマータイム]]が導入されていないが、アメリカでは導入されている。このため、AFRTSより配信される番組の中にはサマータイムの開始・終了によって日本とアメリカの[[時差]]が変わることにより、開始時刻や放送時間が1時間変動する番組がある。中にはサマータイムによって放送される・されない番組が存在するので注意が必要である。なお、日本にあるAFN自体は[[日本標準時]](JST=[[UTC+9]])に沿って放送されるため、自局制作の番組にはサマータイムによる時間変更はない。
 
機器メンテナンスや機材交換のために日中に[[停波]]することもある。大規模な機材交換の場合、停波が数ヶ月に及ぶ。
 
 
 
過去に[[短波放送]]を行っていたことがある。現在は[[短波]]は[[振幅変調#抑圧搬送波単側波帯|SSB]](モードはUSB、受信には通信型受信機が必要)で送信している。日本で受信できるAFNの主要局は[[グアム]]にある。これは上記の中波放送とは番組内容が全く異なる。番組編成などはmy AFNのページから参照できる。
 
 
 
=== 緊急性のある放送 ===
 
[[台風]]接近・通過時に米軍が定める {{en|'''T'''ropical '''C'''yclone '''C'''ondition '''O'''f '''R'''eadiness ('''TCCOR''')}}と呼ばれる4段階の警戒態勢に移行すると「現在○レベルの警戒状態です。**への準備を怠らないようにしましょう」といったメッセージが放送されるようになるほか、軍人への緊急通達(災害保安対応や一斉召集)が放送される。このような緊急性が高いメッセージを放送する際にはアナウンス前に“長点1回・長点2回・長点2回・長点2回”のブザー音で告知する。台風接近時の最も高い警戒レベル {{en|'''TCCOR-1'''}} になると通常の番組を休止し、各基地・施設の運用状況を伝える番組が {{en|TCCOR-1}} が解除されるまで放送されることがある。
 
 
 
稀に[[日本語]]でメッセージが放送されることもある。台風や大雪などで、通勤に支障が予想される場合や、[[2001年]][[9月11日]]に発生した[[アメリカ同時多発テロ事件]]の直後に、在日米軍基地に勤務する日本人従業員への連絡のため、出勤時間や基地業務関連などに関する放送を一部日本語で行った。ベース内には英語が通じない日本人従業員もいるため、連絡を徹底させるためであると推測される。
 
 
 
===  AFN 360 Internet Radio  ===
 
[[2013年]][[12月]]より、先行していたAFN Europeに続き、日本と韓国のAFN局から放送されるラジオ番組と衛星より配信される音声番組を、アメリカ軍駐留国に限った[[インターネット]]配信サービス[http://www.afnpacific.net/afn360.aspx AFN 360 Internet Radio]での配信放送が始まる。これらサービスは[[Android]]や[[iOS (アップル)|iOS]]の端末でも楽しむことができる。
 
 
 
AFN 360 Internet Radioで聞くことができるAFN局
 
*AFN Iwakuni
 
*AFN Misawa
 
*AFN Okinawa
 
*AFN Sasebo
 
*AFN Tokyo
 
*AFN Casey
 
*AFN Daegu
 
*AFN Kunsan
 
*AFN Osan
 
*AFN Yongsan
 
AFN 360 Internet Radioで聞くことのできる衛星番組は[[AFN#AFNのチャンネル一覧|AFNのチャンネル一覧]]の'''音声のみ'''を参照されたい。
 
 
 
== テレビ放送 ==
 
AFN Okinawa、AFN Misawa及びAFN Iwakuniでは地上アナログテレビ放送も行われていたが、Okinawa及びIwakuniは[[2011年]]6月30日、Misawaは同年7月1日に終了し<ref>{{cite news |title=AFN dropping analog broadcasts in Japan |author=Seth Robson |newspaper=Stars and Stripes(Japan Edition) |date=2011-06-27 |page=5 |url=http://edition.pagesuite-professional.co.uk/digitaleditions.aspx?tab=0&eid=3699f5e1-001e-4c6e-94d2-ffe07a8312aa |accessdate=2011-08-15}}</ref>、現在はケーブルでの放送と、米軍人や軍属向けに基地内で販売されている専用のデコーダと[[パラボラアンテナ]]を購入することで視聴できる衛星放送がある。
 
アナログ放送時代では、AFN Okinawaのテレビ放送はNTSCで周波数がアメリカバンド8ch(180~186MHz)で、日本バンド6ch(182~188MHz)に近く、沖縄本島では基地の外でも視聴できる世帯や施設(ホテルなど)があり、[[琉球新報]]や[[沖縄タイムス]]にも番組表が掲載されていた。AFN Misawa及びAFN Iwakuniのテレビ放送はアメリカバンド66ch(782~788MHz)で、日本メーカー製販売の一般的なテレビでは視聴不可能だが、海外メーカー製のテレビや全世界対応のテレビではアメリカバンド(韓国とアメリカのテレビ周波数は同じ)に対応しており、視聴可能な場合もあった。
 
 
 
=== 自局制作のテレビ番組 ===
 
AFN各局が制作している番組は、[[アメリカ軍]]の[[ニュース番組]]が殆どである。これらの番組は、各AFNの[[ウェブページ]]や[[YouTube]]のチャンネルから視聴可能である。
 
*[[PACIFIC REPORT]]
 
*AFN Tokyo Today One Minute Update(AFN Tokyoのみ)
 
*Inside Iwakuni(AFN Iwakuniのみ)
 
*EXTENDED FORECAST
 
*Space-A Forecast
 
*PACIFIC WEATHER UPDATEなど
 
 
 
=== 番組購入 ===
 
AFNのTV放送は、ほとんどが[[NBC]]や[[CBS]]や[[アメリカン・ブロードキャスティング・カンパニー|ABC]]や[[FOX]]や[[PBS]]等のアメリカの[[テレビジョン放送局|テレビ局]]からの番組配信を受けているため、[[ラジオ]]とは異なり自局制作の番組は少ない。
 
* [[1 vs. 100]]
 
* [[ABCワールドニュース]]
 
* アクセス・ハリウッド(Access Hollywood)
 
* [[American Top 40]](ラジオ)
 
* [[:en:A Prairie Home Companion|A Prairie Home Companion]](ラジオ)
 
* [[CSI:科学捜査班]]
 
* [[デイズ・オブ・アワ・ライブス]]
 
* [[ディール・オア・ノー・ディール]]
 
* [[ER緊急救命室]]
 
* エクストリーム・メイクオーバー:ホーム・エディション(Extreme Makeover:Home Edition)
 
* [[:en:The Ed Schultz Show|Ed Schultz Show]](ラジオAM/FM)
 
* フィアー・ファクター
 
* [[ゼネラル・ホスピタル]]
 
* ジョージ・ロペス
 
* [[グッド・モーニング・アメリカ]]
 
* [[ジョパディ!]]
 
* [[LOST]]
 
*[[ミディアム 霊能者アリソン・デュボア]]
 
* [[NBCナイトリーニュース]]
 
* [[:en:The Rush Limbaugh Show|The Rush Limbaugh Show]](ラジオ)
 
*[[Scrubs〜恋のお騒がせ病棟]]
 
* [[ザ・トゥナイト・ショー・ウィズ・ジェイ・レノ]]
 
*ラスベガス
 
* [[ホイール・オブ・フォーチュン (テレビ番組)|ホイール・オブ・フォーチュン]]
 
* [[サタデー・ナイト・ライブ]]
 
* [[ザ・ホワイトハウス]]
 
* [[アプレンティス]]
 
* [[特捜刑事マイアミヴァイス]]
 
* [[ふたりは友達? ウィル&グレイス]]
 
* [[レイト・ナイト・ウィズ・ジミー・ファロン]]
 
* [[LAW & ORDER]]
 
* [[LAW & ORDER:犯罪心理捜査班|LAW & ORDER:クリミナル・インテント]]
 
* [[24 -TWENTY FOUR-]]
 
* [[プレーリー・ホーム・コンパニオン]]
 
 
 
=== AFNのチャンネル一覧 ===
 
以下の衛星放送を視聴するには米軍人や軍属向けに販売されている専用のデコーダを購入する必要がある。
 
ただし、Pentagon Channelは公式ウェブサイトから視聴できるほか、デコーダがなくても、対応したアンテナとチューナーを用意すれば視聴可能。
 
*AFN Prime Pacific(総合チャンネル1)
 
*AFN Prime Atlantic(総合チャンネル2)
 
*AFN Prime Freedom(総合チャンネル3)
 
*AFN Spectrum(ディスカバリーチャンネルやヒストリーチャンネルを流している)
 
*AFN Xtra([[WWE]]や[[X Games]]など)
 
*AFN News(ニュース専門チャンネル)
 
*AFN Family(家族向け)
 
*AFN Movie(映画専門チャンネル)
 
*AFN Sports(スポーツ中継が主なチャンネル)
 
*[[:en:Pentagon Channel|Pentagon Channel]](世界各地のAFNや駐留部隊が制作したニュース番組、軍高官の記者会見、フィットネス番組、料理番組など)
 
音声のみ。
 
*TODAY'S BEST COUNTRY(最近のカントリーミュージックが中心)24/7フォーマット
 
*AFN LEGACY(60〜80年代のClassic Rockが中心)24/7フォーマット
 
*Gravity (最近のアーバンクラブミュージックが中心) 24/7フォーマット
 
*Hot AC(80年代から最近のチャートヒット曲が中心。[[AT40]]も放送される)24/7フォーマット
 
*Joe Radio(80年代から最近のラジオヒット局が中心)24/7フォーマット
 
*Powertalk (政治トークショウ)
 
*The Voice (ニュースやトークショウ中心)
 
*Clutch([[ESPN]] Radio インターネット配信対象外)
 
*Fans([[FOXスポーツネット|Fox Sports]] Radio インターネット配信対象外)
 
*NPR([[National Public Radio]] インターネット配信対象外)
 
タイムテーブルはmyafn.net内の[http://myafn.dodmedia.osd.mil/Radio.aspx/ Radio]のページで確認のこと。時間は[[太平洋標準時]]であることに注意。なお、音楽番組の紹介ページにはプレイリストも表示される。
 
 
 
== 世界のAFN ==
 
*AFN Pacific(日本・韓国駐留軍向け・10局により構成される)
 
*AFN Hawaii([[ハワイ]]・[[ヒッカム空軍基地]]。主に太平洋軍司令部や太平洋空軍を取材対象とするニュース制作支局のみ)
 
*AFN Kwajalein(南太平洋駐留部隊向け・[[マーシャル諸島]]の[[クェゼリン環礁|クワジェリン島]])
 
*AFN Europe([[北大西洋条約機構]]軍向け・9局により構成される)
 
*AFN Spangdahlem([[ドイツ]]・[[:en:Spangdahlem_Air_Base|シュパングダーレム空軍基地]])
 
*AFN Aviano([[イタリア]]・[[:en:Aviano_Air_Base|アヴィアーノ空軍基地]])
 
*AFN Lajes([[ポルトガル]]・[[アゾレス諸島]]・[[:en:Lajes_Field|ラジェス空軍基地]])
 
*AFN Incirlik([[トルコ]]・[[:en:Incirlik_Air_Base|インシルリク空軍基地]])
 
*AFN Honduras(中米駐留軍向け)
 
*[[:en:AFN_Iraq|AFN Iraq]]([[イラク]]駐留軍向け)
 
*AFN Afghanistan ([[アフガニスタン]]・[[バグラム空軍基地]]及び周辺国駐留部隊向け)
 
 
 
== 脚注 ==
 
{{脚注ヘルプ}}
 
=== 注釈 ===
 
{{Reflist|group="†"|}}
 
 
=== 出典 ===
 
{{Reflist}}
 
<!--
 
=== 参考文献 ===
 
-->
 
==関連項目==
 
* [[米軍放送送信所]] - 日本国内のAFNラジオ送信所について扱う。
 
* [[ウルフマン・ジャック]]
 
* [[グッドモーニング, ベトナム]]
 
* [[ハワイコールズ]]
 
  
 
== 外部リンク ==
 
== 外部リンク ==
{{commonscat|American Forces Network}}
 
 
*[http://www.afnpacific.net/ AFN Pacific] (AFN Pacific公式サイト){{en icon}}
 
*[http://www.afnpacific.net/ AFN Pacific] (AFN Pacific公式サイト){{en icon}}
*[http://www.myafn.net/ MyAFN ](AFN 総合案内){{en icon}}
 
*[http://www.afneurope.net/ AFN Europe ](AFN Europe公式サイト){{en icon}}
 
*[http://www.aviano.af.mil/library/afn.asp AFN Aviano ](AFN Aviano公式サイト){{en icon}}
 
*[http://www.spangdahlem.af.mil/afn.asp AFN Spangdahlem ](AFN Spangdahlem公式サイト){{en icon}}
 
*[http://www.lajes.af.mil/library/factsheets/factsheet.asp?id=8580 AFN Lajes ](AFN Lajes紹介サイト){{en icon}}
 
*[http://www.incirlik.af.mil//library/afnincirlik.asp AFN Incirlik ](AFN Incirlik公式サイト){{en icon}}
 
*[http://www.afniraq.army.mil/ AFN Iraq ](AFN Iraq公式サイト){{en icon}}
 
*[http://www.defenselink.mil/afn-afghanistan/ AFN Afghanistan ](AFN Afghanistan公式サイト){{en icon}}
 
*[http://www.pentagonchannel.mil/ Pentagon Channel ](Pentagon Channel公式サイト)
 
*[http://www.dma.mil/ Defense Media Activity](DMA公式サイト)
 
*[http://www.afrts.osd.mil/ AFRTS ](AFRTS公式サイト)
 
*[http://www.npr.org/ NPR ](NPR公式サイト)
 
*[http://www.dial-global.com/ Dial Global ](Dial Global公式サイト Adult Rock & Roll、Bright ACやCountryを制作)
 
  
{{Radio-Kanto}}
 
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[[Category:アメリカ合衆国のテレビ局]]
 
[[Category:アメリカ合衆国のテレビ局]]
 
[[Category:アメリカ合衆国のラジオ局]]
 
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2018/11/13/ (火) 00:10時点における最新版

AFN(エイエフエヌ、: American Forces Network、米軍放送網)

 アメリカ軍ネットワークAmerican Forces Networkの略称。アメリカでは、国防総省広報局の管理下にあるAFNを通じ、在外駐留米軍向けに本国からのラジオ・テレビ放送番組を24時間体制で供給している。番組は国防総省製作のニュース、軍司令部情報、アメリカの主要商業テレビで放送されているコメディ、ドラマなどエンターテイメント番組(ただし商業放送CMはカット)、公共ラジオ放送で放送されている報道番組などが中心。AFNは国防総省広報局の管理下に置かれ、番組を伝送するインフラストラクチャーの役割を担っている。AFN本部は米東部バージニア州アレクサンドリアにあり、ニュース、軍司令部情報など国防総省独自番組は、ロサンゼルスのAFN番組センターで製作されている。

 AFNの前身は、1942年5月、米陸軍省によって設立された米軍ラジオ放送AFRS(Armed Forces Radio Service)である。1954年からテレビ放送が追加され、1997年にAFNと改称された。日本ではGHQによる占領中、東京、大阪、名古屋など主要都市でNHKの放送施設の一部を接収し、極東地域の占領軍向けラジオ放送を行い、1997年(平成9)までFEN(Far East Network)とよばれた。2011年時点で衛星7機を使い、世界175か国にある1000の放送施設を通じ、ラジオ・テレビ番組を配給している。

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